情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

書籍

2019年に読んだ本から選んだ、面白かったノンフィクション16冊

毎週読んだ本の感想をつぶやいています。2019年は400冊弱に関して記録を残していました。 その中から、ノンフィクションに絞ってこれは面白かった!というのを16冊選んでみました。

色、色々。2018年に発売されたコミックスのうち「色」がタイトルに入ってるのを探したら365個以上見つかった、という話

ふと気になることってありますよね。 去年読んだコミックスで面白かったのを挙げる時に「ブルーストライカー」いいよね、てな事を喋ってまして。 ブルーピリオドとかもあったな。「青」がタイトルに入ってるのってどんくらい。というか「色」だとどうなんだ…

2017年に読んだ300冊以上から選んだ、オススメノンフィクション10冊

読んだ本の一行感想的な物をtwitterで毎週つぶやいています。 合わなくて途中で読むのをやめた場合は書かない、というルールでやってて、2017年は、373冊。 その中から、小説以外で「これは」と思った本を10冊紹介します(順不同)。 必ずしも最新の本ではあり…

2017年の記事まとめ

数はそんな多くないですね。 ブクマ数・アクセス数が多かったのは 2016年のコミック市場は、単行本は電子の驀進で史上最高の販売金額に到達。しかし、紙の雑誌は昨年比10%減で21年連続減。漫画雑誌はどうなってしまうのか。 Cygames多すぎぃ!2017年、週刊少…

2016年の記事まとめ

細かい画像ネタなんかは、twitterに貼って終わりってのも多いので、記事の数は減少傾向。よくないな。 ブクマ数・アクセス数トップ3 こんな結果になりました。 2015年、紙の漫画雑誌はますます減少して20年連続減。電子コミックスは1100億円を超える規模に爆…

2015年の記事まとめ

まあバラバラだこと。 ブクマ数・アクセス数トップ3 こんな結果になりました。 2014年、漫画雑誌の販売部数はピークの三分の一まで減少。しかし、単行本は電子を合わせれば過去最高の販売金額に到達。+ 「グラブル」多すぎ!?2015年の週刊少年漫画雑誌の裏…

これで夜の英会話もバッチリ!?「ポルノ解読辞典」が面白い。

これは、先日古書店で購入した英和辞典。「ポルノ解読辞典」(ペンタグル・編 波書房、1971年)です。 英和辞典、ではありますが、ちょっと特殊でポルノ用語、エロワードの為のもの。 1971年っていうのは、ポルノ小説を読むのにも努力が必要とされた時代だった…

昭和三年の本から、昔の「勇者」についてボヤっと考える

先日、古書店でこんな本を買いました。 「日本勇者物語」と「世界勇者物語」(アルス、1928年 昭和三年) それぞれ左から、表紙・総扉・奥付。 「日本児童文庫」のうち37・38巻にあたる二冊で、日本の勇者、世界の勇者が紹介されてるのです。 現在は「勇者」と…

最近買った古本に書かれていた事、挟まれていた年次のわかるものなど

古本を買うと、書き込みがあったり、しおりがわりに何か挟まれてたりすることがあります。 滅多にないけど、へそくりとして現金が、なんて話もあるみたい。自分は当たった事無いですが。 つーことで、最近買ったのにあったのをご紹介。 年次がわかるものは、…

2014年の記事まとめ

書いて無いようで結構書いてるもんだ。 トップ5以外でのオススメ記事に★をつけています。 ブクマ数・アクセス数トップ5 こんな結果になりました。 冨樫義博ってなんだかんだで沢山仕事してるよな、と思ったのでグラフ化して他の漫画家と比較してみた + 冨樫…

講談社が「講談社文庫」レーベルからコミックを発売し始めるという大改革を実行した件について

今月の新刊から、「講談社文庫」で文庫版サイズのコミックが刊行開始されました。 「講談社漫画文庫」ではなく、本家レーベルです。 タイトルは「僕はビートルズ」「カレチ」「コミック獣の奏者」の3作品。普段漫画を読まない中高年読者狙いでしょうか。 元…

「ブーム」は硬派な出版社さえトチ狂わせた。『「女子高生」解体新書』(新人物往来社、1995年)

現在はKADOKAWAグループの一部となり社名自体が消えてしまったのですが、新人物往来社といえば歴史関連本をメインに出版していた出版社。 そんな出版社からもう20年もの昔、世にいう「女子高生ブーム」の頃に「歴史読本」の別冊として出版されたのがこの『「…

「魔女の宅急便」原作者、角野栄子が欧州に本物を尋ねた「魔女に会った」は楽しくも興味深い一冊です(1993年、福音館)

実写映画「魔女の宅急便」(majotaku.jp)公開間近になって、この本の事を思い出しました。 魔女に会った (たくさんのふしぎ傑作集) もともとは、福音館書店の小学生中〜高学年向けの雑誌である「たくさんのふしぎ」1993年2月号として出版されたもの。 1998年…

改版される度にタイトルと表紙が変わりすぎな、この翻訳小説がすごい!

これ、全部同じ作品ですよ。 最初に邦訳されたのは2003年。 「メディエーター 霊能者の祈り」として、ジェニー・キャロル名義で集英社文庫から発行。全3巻。 翻訳文庫としてありがちな体裁。 メディエーター 霊能者の祈り (集英社文庫) この後、メグ・キャボ…

2013年の記事まとめ

去年も色々あったなあ・・・。 トップ5以外でのオススメ記事に★をつけています。 アクセス数トップ5 こんな結果になりました。 ヤングマガジン「7号」と「8号」はどこが変わっていたか比較してみる コミック誌の年間販売部数、ついに5億部を割り込む。出版月…

2013年に読んだ本、約350冊から選ぶ10選

「わたしの少女マンガ史―別マから花ゆめ、LaLaへ」 集英社から白泉社設立に携わって最後には社長にもなった、多くの漫画家を育ててきた編集者ならではの本。花とゆめ関連含め、びっくりな話も多い。読切をどんどん描かせるって、今は殆ど無いわな。 「そこに…

ジョーも悟空もルフィも居なかった時代の「マンガの主人公」(1965年、至誠堂)

先日、古書店でこんな本を買いました。 「マンガの主人公」(作田啓一・多田道太郎・津金沢聡広)昭和四十年(1965年)、至誠堂発行。 マンガの主人公 (1965年) (至誠堂新書) 大正時代(1923年)から当時(1965年)までの日本の漫画の主人公を、時代順に47人選び、描…

「浅草 染太郎の世界」(1983年、かのう書房)は、常連さんが寄ってたかってこしらえた凄い本だった

良い飲食店てのは、良い常連さんに恵まれるもんだ、と言いますな。 そういう店に一見の客として行った時には、常連の席を借りてるようなものなので短め・早めに引き上げるのが心得ってもんかもしれません。 そんな良い常連に恵まれたお店だと、こんな風に商…

「ニンジャスレイヤー」ファンにもオススメ!?勘違いジャポネスク系ニンジャ小説、E.V.ラストベーダー「ザ・ニンジャ」(1980年、アメリカ)

ニンジャがオマエをハラゲイで殺す! ということで、30年ほど前にアメリカで書かれたニンジャ小説をご紹介。 この「ザ・ニンジャ」1980年に発売されると、NYタイムズのベストセラーリストに22週間にも渡って載り続けたという大ヒット作。 日本では、1982年に…

2013年の紀伊国屋「文庫売り上げ著者別ベスト250」にランクインしてたライトノベル系作家はこんな感じ

東京国際ブックフェア2013で配られていた「文化通信BB」の増刊でも、昨年同様の特集記事が載ってました。 「KINOKUNIYA PubLineデータで見る文庫の著者別ランキング250 読まれているのはこの作家」 昨年、一昨年の順位は、以下の参考記事を参照ください。 20…

なぜ富士通がこんな本を出したのか。謎の漫画語り本「熱烈オーエン大好きマンガ」(1992年)

初版は1992年7月。 自分は初見だったが、Amazonにも1円からある(熱烈オーエン大好きマンガ (夢本シリーズ))ので、そう珍しい本という訳でもないのだろう。 中身はマンガ関連エッセイ、のようなもの。 奥付上は 企画・編集製作:蘭亭社 発行所:波乗社 発売:…

2012年の記事まとめ

なんつーか、相変わらずまとまりが無いというか色々書いております。 トップ5以外でのオススメ記事に★をつけています。 アクセス数トップ5 やはり、驚きのある記事が上位に来ています。 ビッグコミックの表紙を元々担当していた日暮修一氏は、2012/04に亡く…

「アオバ自転車店」の宮尾岳が描いた「にんぎょひめ」の絵本なんてあったんだ。ところで「アニメ絵本」ってなんだろう

これは2002年から出版されているもの。 今頃知ったんだけど、永岡書店から出てる「日本昔ばなしアニメ絵本シリーズ」「世界名作アニメ絵本シリーズ」で宮尾岳が描いてたんですね。 自分が今回買ったのは「にんぎょひめ」 中はこんな。アニメ風の絵で、表紙込…

この1号雑誌は謎が多い。奇想天外社「おもしろクイズマガジン」(1983年12月号)

表紙とカラーグラビアは、僕らのアイドル斉藤ゆう子ちゃん!クイズ監修は、あのヤマタクことヤマザキタクヤ先生! ・・・いや、わかんないよね。私もわからない。 これは、1983年11月頃に出版されたっぽい雑誌。 SFや漫画の出版で知られる、奇想天外社による…

2012年の紀伊国屋「文庫売り上げ著者別ベスト300」にランクインしてたライトノベル系作家はこんな感じ

東京国際ブックフェア2012で配られていた「文化通信BB」の増刊でも、昨年同様の特集記事が載ってました。 「KINOKUNIYA PubLineデータで見る文庫の著者別ランキング読まれているのはこの作家」 去年はレーベルランキングもあったんですが、今年はなし。 参考…

飢えるよりは犯罪を犯して刑務所に入ったほうが良い、というのが19世紀にもあった、という話。

生活保護とか健康で文化的な最低限の生活とかの話なんですが、刑務所とシャバを行き来して、冬になると軽犯罪で刑務所に行くとか、老齢の受刑者が刑務所で介護受けているなんて話があります。 この辺 の本を最近読んだんですが、前科があると就職難しいし、…

集英社文庫「ナツイチ」2012年の漫画家描き下ろし新作カバーは藤崎竜、村田雄介、和月伸宏の三人。あと、アンソロジー企画が豪華小説家揃いで面白そう。

昨日発売の集英社の読書情報誌「青春と読書」に、今年のナツイチ情報が掲載されてました。 漫画家によるカバーイラスト ここ数年恒例となっている、漫画家による新作カバーイラストですが、今年も三種類。 「夏と花火と私の死体」(乙一)は藤崎竜、「不思議の…

イギリスの競馬場のコースレイアウトの多様さに驚いた。(「競馬の文化誌」より)

日本の競馬場のコースは、大きさに多少の差こそあれ殆どすべてが同じ形なんですが、イギリスの競馬場はどれも違うという絵図が、山本雅男「競馬の文化誌」という本に載っていたのですが、これはすごい。*1 ブリテン島内の59箇所の競馬場を描いたもの。 縦線…

最近読んだ中で面白かった本まとめ

twitterでつぶやいてたののまとめ。 タイトルとURL含めて140字の制限があるので、簡潔というか短め。 当然、読んでみたけど面白くなかったのは書いてないです。 「カジノの文化誌」読んだ。 http://amzn.to/AAJKa0 やっぱり胴元最強ってか。日本のパチンコ業…

これがナウな男の子だ!!(ただし35年位前の)

さっぱりとした髪 太いまゆ 細くて高い鼻 かわいい耳 パッチリとしたやさいい眼 多少丸顔 胸のポケットにチリ紙 がっちりとした肩 スポーツシャツがよくにあう 地味なベスト センスある着こなし ベルトレス 手に何も持たない ズボンのポケットはから 下着は…