情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

最近読んだ中で面白かった本まとめ


 twitterでつぶやいてたののまとめ。
 タイトルとURL含めて140字の制限があるので、簡潔というか短め。


 当然、読んでみたけど面白くなかったのは書いてないです。

  • 「カジノの文化誌」読んだ。
    • http://amzn.to/AAJKa0 やっぱり胴元最強ってか。日本のパチンコ業界がいかに異常かって話でもあるな。
  • デニーロ・ゲーム」読んだ。
    • http://amzn.to/zj8gCd 戦争が、銃と爆弾と死がすぐそばにあり続けた世界での分かれ道と、逃げ出した先の落差。単なる皮肉ではない。
  • 「談志最後の根多帳」読んだ。
    • http://amzn.to/wgsuSM 執筆時期と内容に戦慄する。どこまでも「談志」です。三部作の二、だが三は出ないまま。
  • 「ムツゴロウの地球を食べる」読んだ。
    • http://amzn.to/zNMGzK このバイタリティ!美味しさがわかるまで同じものを食い続けてみる、というやりかたが面白い。
  • 「それでもイギリス人は犬が好き」読んだ。
    • http://amzn.to/AcvHBJ 品種改良の残酷さはそうだな。犬の本能を強めるのか薄めるのか、どっちにしても歪。今も28の公認ドッグレース場があるのか。
  • 「ババ・ホ・テップ」読んだ。
  • 「年賀状の戦後史」読んだ。
  • シルクロードの鬼神」読んだ。
    • http://amzn.to/zGZCCm これが書かれてから10年、中国によってどれだけの人が殺され続けてるかって思うと暗澹とする。
  • 「人間万事嘘ばっかり」読んだ。
    • http://amzn.to/w0FHuO これに収められてるエッセイはほぼ昭和のだが、こういう視点なんだな。山風先生は麻雀好きすぎる。
  • 「バッド・モンキーズ」読んだ。
    • http://amzn.to/w95YnA 悪をなすものを殺せば、世界は少し平和になる、ってだけでもないのだが。そう持って来るか、という結末。
  • 「エルフの血脈」読んだ。
    • http://amzn.to/ADwcYW 魔法剣士、魔女、エルフ、亡国の王女、と盛り沢山。でもこれ5部作の1なのでまだまだ続く、で終わってる。残りは訳出されないのかしら。
  • 「華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日々」読んだ。
    • http://amzn.to/z7zYAj 歴史と、イギリスと、様々な経緯でフランス競馬が変容してきたんですな。ナポレオン戦役が馬を使いまくって競馬にマイナスってのは眼から鱗。
  • 「オックスフォード古書修行」読んだ。
    • http://amzn.to/yXEjNI 古本好きに悪い人は居ない(ただし収集ジャンルが自分と違う場合に限る)。これと逆に、海外から神保町に来てる人も居るのかな。
  • プランク・ダイブ」読んだ。
    • http://amzn.to/z1blGN やっぱりイーガン面白いなあ。SF読んだ!って気になる。ただ、細かいことはわからんがそういう事なんだ、と物理・数学についてはスルーした。
  • 江戸歌舞伎役者の<食乱>日記」読んだ。
    • http://amzn.to/xHJWY6 当時、これだけ広く旅に出てその上各地の名物を食べ歩く、なんてことが出来たのは混乱期の役者ならではか。とはいえ、食うや食わずやの後、なんてのもあるのだが。
  • コーパスへの道」読んだ。
    • http://amzn.to/zVZiQn 悪夢的というより、どこか不条理でもそれをそのまま、という感じ。戯曲を読むは苦手なので「コロラド」はそうかー、としか。
  • 「防衛戦隊、出陣!」読んだ。
  • 「無慈悲な昼食」読んだ。
    • http://amzn.to/zIbmDN この辺のキリスト教的考え方とか思想はぶっちゃけよくわからんが、人間の弱い部分を描こうとするとこうなるのだろうか。
  • 「忍法関が原」読んだ。
  • 「ばかものギンペルと10の物語」読んだ。
  • 「ガムの起源 お姉さんとコロンタン」読んだ。
    • http://amzn.to/FPVjMf お姉さんもコロンタンも前田もオッパイマルダシもいいキャラしてるわ。ただ、メタがメタに徹しきれない部分があるのが惜しい。
  • 閉店時間」読んだ。
  • 「心から愛するただひとりの人」読んだ。
    • http://amzn.to/wkLdYp これも犯罪を扱った作品群と言えるか。ただ、それは悪とかではなく、必要なことをしただけという割り切り方がより残酷ではある。
  • 「スパイスなんでも小事典」読んだ。
    • http://amzn.to/AiA19u この本だと「ハーブ」も「スパイス」の中に入れちゃってるのね。使い分けとして、生はハーブ、としてる本もあるのだが。
  • 花森安治の青春」読んだ。
  • 災害救助犬ものがたり」読んだ。
    • http://amzn.to/vZJfnx 911や震災の時など、活躍する姿はTVなどで見たが、こういった訓練の末にようやくものになるのね。すごいもんだ。こういうボランティアが可能なのはアメリカならではかもな。
  • 「モンド氏の失踪」読んだ。
    • http://amzn.to/GOiVBc ある日ふとどこかへ行ってしまいたい、というのはなんだかわかる気もする。だが、帰れる場所がある人間のそういう行動は覗き見的でもあるのだな。
  • 「戦争に征った馬たち 軍馬碑からみた日本の戦争」読んだ。
    • http://amzn.to/GOiZAS与太郎戦記」「華麗なるフランス競馬」より。今だから、美談っぽいのがなんかおかしいとわかるが、当時はそうじゃあなかったんだろうねえ。食われたのってそのうちどの位だったんでしょ。
  • 「シャドウハンター 骨の街」読んだ。
  • 「探偵学入門」読んだ。
    • http://amzn.to/GOjdbd どの短編も面白い。副大統領シリーズのバカっぷりもいいし、サスペンス的なのも流石の上手さ。でもこれ、ポケミス版から削られてるの結構あるのね。その分は後で読んでおこう。
  • 東宝見聞録」読んだ。
    • http://amzn.to/GOjrPJ 映画全盛期から斜陽までの、ほんの一部の話を書いてる(聞き書き?)んだが、強烈なエピソード多い。あと、酒ばっかり飲んでるな。本の刊行前に亡くなられているので、中途半端で切れてるのかも。
  • 「酒呑まれ」読んだ。
    • http://amzn.to/GOjOd0 酒遍歴記憶の開帳、といった所か。毎日呑まずにはいられない、となったら、呑まれてるよねえ。肝臓を心配する。
  • 「魔法の代償」読んだ。
    • http://amzn.to/HsZAM4 「最後の魔法使者」三部作最終巻。わかっていた結末ではあるが、死を超えた愛か。敵の名前はなんだこれ。次は嵐の続きじゃなくてグリフォンの方なのね。なんでだ。
  • 「シャドウハンター 灰の街」読んだ。
    • http://amzn.to/HsZDra 近くの人たちもどんどん人間離れしていく。敵は、犬夜叉における奈落ってこんなだったなーとか。
  • 「ギフト 西の果ての年代記1」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht00lM 「凄まじ過ぎる『能力』故に、父が俺の眼を封じた・・・」という少年の話。と説明したら誤解されそうだな。血筋と才能の発見と理解、そして使い方、付き合い方。歌舞伎役者とか大変だよね。
  • 「ヴォイス 西の果ての年代記2」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht0esY 文字を、本を奪われて、水中に沈められる、という所ではオハラの考古学者を思い出したり。文化を奪うものは一番最悪の敵、って「シュトヘル」でもあったな。
  • 「パワー 西の果ての年代記3」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht0Bnm 奴隷の鎖自慢はなあ・・・。虐げられた能力者の、自己理解の探索と旅と。幸福とは何かを考えさせられる。
  • 「競売ナンバー49の叫び」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht15tz 横道へ逸れたりわけわからん挿入(歌とか)入ったりと、本来の謎的なものは放置されるままに勢いはとまらない。変なものを読んだなあ。
  • 「ニューヨークの高校生、マンガを描く」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht0Te3 教育の一環としての創作という話ではあるんだが、好きなものをその題材とすることで伸びが違うぜ、というだけではない。「漫画」だからこそ、なのか。例示される作品レベルは様々だが熱意は伝わる。
  • 「娯楽と癒しからみた古代ローマ繁栄史」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht1s7I 食い物と娯楽を与えてくれる、か。今の日本なら飢えさえなければ似たこと可能?闘技場で模擬海戦(プールにして船浮かべて闘わせる)とか滅茶苦茶やってたんだなあ。
  • 「本棚探偵の生還」読んだ。
    • http://amzn.to/Hmk6bM 買って、読んで、走って買って、旅先でも買って。このシリーズはやっぱり面白い。電車の中が一番本を読める空間だ、ってのはよくわかる。
  • 「霊峰の血」読んだ。
    • http://amzn.to/HmkKpU チベット三部作の最終巻かな。死の為の死、運命だからといえど、そういうのでも無い限り変わらないと考えられるということでもあるか。
  • 「対日宣伝ビラが語る太平洋戦争」読んだ。
    • http://amzn.to/HmkqaC 兵隊向け、民間人向けと色々あったんだなあ。戦争を扱った映画やドラマではちょこっと出てくる位しかなかったので、ここまで力を入れてるものとは思ってなかった。
  • 「ドイツ料理万歳!」読んだ。
    • http://amzn.to/HmkfvY ドイツ料理は肉とじゃが芋とビール、という質実剛健なイメージだったが、結構違うのもあった。地方によって好みが全然違うのはドイツでもなんですな。コーヒーとケーキは・・・太りそう。
  • 「サターン・デッドヒート」読んだ。
  • 「ミステリウム」読んだ。
    • http://amzn.to/HGyGzH 誰が本当の事を言ってるのか、書いたのか、それすら不確かなまま。ホラーともミステリともつかない不気味な不思議さ。
  • 「職人力!」読んだ。
    • http://amzn.to/HGyQHo 色んな所で修行しまくって今やオシャレなオーナシェフだぜ!って話。センスがある上にこんだけ積み上げたからこそ、って事だろうなあ。真似できないというかしたくない。
  • 「随筆 上方落語の四天王」読んだ。
    • http://amzn.to/HGyL6F 米朝の比率高め。四天王だけじゃなく「大阪での志ん朝」という章もあり。CD、DVDなんかが結構残ってるのはありがたい話ですよね。
  • 「メアリー・ケイト」読んだ。
    • http://amzn.to/HGzlBc これも邦題がちょっと変。スピード感あって面白いが、いささかご都合主義も多い。10フィート、って3メートルちょっとか。道幅とか建物の感覚がアメリカと日本で違うから、ちょい判りづらい。
  • 「鉄道公安官と呼ばれた男たち」読んだ。
    • http://amzn.to/HGzwMU 全然知らなかった世界だけに、色々面白い。そんなドラマや漫画もあったのね、ってのも。あとは昔の鉄道犯罪の無茶っぷりもすげえ。強盗とか爆破とか。
  • 「落語進化論」読んだ。
    • http://amzn.to/HGz0OY 何を書いても談志の事がある、というのは当然なんだが、故に(執筆・出版時期は亡くなる前だけど)ある種の追悼文にも読める。志らくもなかなかチケット取れない落語家さんですなあ。
  • ニンテンドーイン・アメリカ」読んだ。
    • http://amzn.to/HGzIfd アメリカにおける家庭用ゲーム機の歴史としても秀逸。原題の「SUPER MARIO」の方が内容の本質に近いだろうが商標的に駄目なのかな。
  • 「サターン・デッドヒート2 ヘキシーの星のライオン」読んだ。
    • http://amzn.to/JnI6AN 土星もデッドヒートも無いけどな。ヘキシーの行動原理は「洒落のめす」に集約できるかね。
  • 「アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う」読んだ。
  • 「パスタの歴史」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIi2Z 「ヌードルの文化史」http://amzn.to/JnIkI6が横方向に広く、だとするとこれは縦に深く。小麦の種類と気候の影響、作成技術の歴史など色々面白い。中華の話は蛇足気味。
  • シャーロック・ホームズ家の料理読本」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIsYf 当時のイギリスの食事情はなんとなく伝わる。が、再現メニューとして食ってみたいのはあんま無いかも。脂が多いというか。
  • 「闇に浮かぶ牛」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIM9a 携帯が通じない、という場所でないと今時はこういう話の舞台に出来んのな。目的の為に手段を選ばない、自称正義が一番厄介ですなあ。
  • 「あやしい探検隊 北海道物乞い旅」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIWgT あとがきなどでも触れられる様に、タイトルに偽りありだが、売れたというか有名になったというか変わったという結果によるものだから仕方ないよね。
  • 南欧怪談三題」読んだ。
    • http://amzn.to/JnJ2Ft わざと古めかしい感じの訳文にされてるが、それがいい雰囲気。三作とも、やっぱりキリスト教文化圏だよなあ、とも思う。
  • 「タンタンのやさしくて不思議な冒険」読んだ。
    • http://amzn.to/JnJfbG 描かれた・出版された時代背景などはなるほど面白い。日本の連載漫画とはやっぱり作りが違うんだよなあ。ただ、同じ事を繰り返し書いてるのは削れよ。
  • 「武打星」読んだ。
  • 「パソコンゲーマーは眠らない」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrFOt 20年くらい前に書かれたものだが「最近のゲームはグラフィック重視で昔のが良かった」みたいな事言ってて笑う。変わらないもんだね。この後のエロ大量時代をどう見てるのかな。
  • 「隠蔽捜査」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrWkg キャリア官僚は、内部では足を引っ張り合うが、外部からは守りあう、ってのが実際なんだろうが、小説なればこそこの愚直が生きる。
  • 「空の都の神々は」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrWkm 神と人間の話ではあるが、なんだか人間に近い感じで、そしてやっぱり隔たりがあるのは妖怪に近いかも。三部作の一らしいが、展開する先がわからん。
  • 「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrYso なんというドライブ感だ。ナードなネタが多くあるが、それがキャラ付けの為だけでなく。原注の量にも圧倒される。
  • 「文明を変えた植物たち」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrWko アメリカ大陸原産のジャガイモ・ゴム・チョコレート・唐辛子・タバコ・トウモロコシと人類の関わり。どれが欠けても「現代」は無いよな。
  • 「僕らが愛した手塚治虫 《激動編》」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrYsu 手塚治虫は描き換え・未収録なんかが多んだな、やっぱり。「スミレさん」の蔵書や収集物はどこに行ったんですかね。
  • 「陸軍登戸研究所と謀略戦」読んだ。
    • http://amzn.to/JNNWfS 頑張ってたんだなあ、というべきか、そんだけやってあの結果って、仕方ないのかなあ、と言うべきか。「怪力光線」というネーミングにぐっとくる。
  • わしらは怪しい探検隊」読んだ。
    • http://amzn.to/JNNWN9 何年ぶりかわからん。そうか、これも最後は、キャンプ生活ではなく民宿に泊まる、ぬるい方向に行ってしまった、という話でもあったんだ。そうか、そうだったな。
  • 「スティーヴ・フィーヴァー」読んだ。
    • どこまで行ったら人間は人間じゃなくなるか、というのって、フィクションだけど哲学の領域に踏み込んでいるのかもしれない。
  • 「マスコット-ナチス突撃兵になったユダヤ少年の物語-」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm1fD 食べ物をねだるエピソードの残酷に打ちのめされ、その後の展開に驚愕する。こうされることに抗うことが出来たのか、と考えると、無理だったろうし。
  • しゃばけ」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm3UG 評判は色々と耳にしていたが、確かに面白かった。文庫になってるのから読んでいくか。時代物は、別に急いで最新まで読む必要無いからね。
  • ぬしさまへ」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm1vS シリーズ2冊目、短編集。そういや、畠中恵は1988年に漫画家としてデビューしたことがあるって書かれてるけど、どの雑誌だろ。小学館の少女誌?今度探してみるか。
  • 「タイム・ラッシュ」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm3UI スピード感ある展開でいいね。予知とそれを覆す系の話だが、他の種類の超能力がありうるのかどうかはこの巻では不明か。
  • 「埋葬」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm3UK 予想もしない話の展開と犯人。弱いものたちがさらに叩いたものたちの復讐。殺されても仕方ない、なんてのは無いのだが、そういうヤツが捕まらないし状況が変わらない事多いし、うーむ。
  • 「スナイパーズ・アイ」読んだ。
    • http://amzn.to/INgorX アメリカで、警察が犯人撃ち殺して訴えられるってあるんですかね。日本の警察がバンバン撃ち殺すようになる日ってのが来ないといいが、でもなあ。
  • 「ねこのばば」読んだ。
    • http://amzn.to/J5nAUS ミステリっぽいのあり、人間の話あり、妖の話あり、とバラエティー豊かでいいね。人間とそれ以外の価値観の違いってのも何度も書かれるテーマか。
  • 「おまけのこ」読んだ。
    • http://amzn.to/J5nKLX 仕方ないとはいえ、若だんな自身には色気のある話が全く出てこないんだよねえ。子供時代話もいいですね。
  • 「うそうそ」読んだ。
    • http://amzn.to/J5obWG 長編。「見える」人は結構いるんだな。はて、中身が老いてて外見が幼いのはロリババア、てな言葉があるが、長生きしてても外見も中身も幼いままってのを示す言葉ってあったかしら。
  • 「ちんぷんかん」読んだ。
    • http://amzn.to/J5oKQ5 ギリギリまで行きすぎだろ、若だんな。鳴家がどう生じるかわからんが、外見は見るものに左右されずに「小鬼」なんだな。生きる時間の長さは、ペットと人の関係でもあり。
  • 「いっちばん」読んだ。
    • http://amzn.to/J5p2GK 今までのキャラクターが離れた所に行ったり、新しい人が出てきたり、と前巻から転換期なのかな。いや、変わらないままのは無い、というシリーズ全体のテーマから必然か。
  • 「私の父は食人種」読んだ。
    • http://amzn.to/J5p8y1 1948〜1958年における、探検と調査と生活の記録であり、証言でもあり。未開の地とか世界に知られていない部族とか、今となっては夢幻の様な話。ここで書かれた風習は、現在どれほど残っていることやら。
  • 「彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート」読んだ。
    • http://amzn.to/J5pBQP こういうのは左遷っていうのかねえ。戦争が一端終わった途端に自称「平和主義者」がグチャグチャ言い出すってのはなんだろうな、震災後のなんかと通じる。
  • 「見て来た・こんな・ヨーロッパ」読んだ。
    • http://amzn.to/J5qby8 森繁久彌のヨーロッパ旅行記、で、1960年の話なのでやっぱり随分違いがあるな。最後の「私の赤ゲット案内」なら、煙草吸える・一等二等・切符の予約とか。
  • 「はい、出前落語です」読んだ。
    • http://amzn.to/J5qA3s 酒でしくじって師匠の元を去って、労働組合関連の仕事をしてたがやっぱり落語を、って波乱万丈だな。労組関係でかなりアレ?ってなところはあるが面白い。現在でも出張落語などで活躍中らしいですね。
  • 「Get back! SUB」読んだ。
    • http://amzn.to/JuoQCm 花火は、パッと消えるからなお美しく感じるのだろう。亡くなったからこそ出てきた話とかも多いんだろうなあこれ。懐古趣味とは言わないが、売れてたら逆に評価しなかったろ、と皮肉にも思う。
  • 「ぼくの名はチェット」読んだ。
    • http://amzn.to/J5rBZg 犬の一人称によるミステリ小説、なんだがこのチェットがお馬鹿可愛い。読者にはわかってるのに!というもどかしさもまたいいな。
  • 「チェット、大丈夫か?」読んだ。
    • http://amzn.to/J5rTQ6 犬でも猫でも、コンテストってやつはあんま好きになれないんだよなあ。その一頭は何頭の屍の上にいるのか、と考えちゃうので。この巻でもチェットはお馬鹿可愛い。
  • 「コミックブック・キラー」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVv ある人にとっての極美本は、別の人にとっての並。ある一冊への価値は個人の思い入れで差が出るもの。エンタテインメント関連書は戦中・戦後らへんの物の価格って下がるだろうね。リアルタイム世代居なくなるから。
  • 「南蛮から来た食文化」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVz これに出てくるのはある意味「残った」もので、なんでもかんでも取り入れるっても今に至るまでに欠落した、受け入れられなかったものってのもそれなりにあると思うがどうか。
  • 「下級武士の米日記」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3C 幕末でも、劇的には程遠い生活をしてた人がそりゃあ沢山居たんだよなあ。ただこれは武士の生活だからこそ書き残されていて、当時の農民の記録なんて無いわけで。
  • 「拙者は食えん!サムライ洋食事始」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3K 山田風太郎の「お庭番地球を回る」なんかはまさにこれと重なる頃の話なわけだ。こうしてみると、現代の日本人はホント節操無しに何でも食ってるもんだ。
  • 皇軍兵士の日常生活」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3G 兵士本人だけじゃなくて、郵便物とかの話も。「生死不明だけど死亡ってことにする」って敗戦国ならではなんですかね。不公平に関してはなんも言えん。
  • ジーヴスとねこさらい」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3A ウッドハウスコレクションもこれで最終巻。書かれたのが90超えてからってのがとんでもないな。最後まで、このコンビは良かった。というか、今でもどこかに居るのだろう。
  • 「ころころろ」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVB 安楽椅子探偵的、とでも言うんだろうか。しかし若だんなとしては今までで最大のピンチといえるのかね。困らされてなお明るいのが流石ではある。
  • 内モンゴル民話集」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqgbX ぶった切りっぽいの結構ある。本国では全て粛清されて、日本語になったのだけが後の世に残る、なんてなことも考えうる。民話って言うから古いのだけかと思ったら第二次世界大戦あたりが起源の話まで入ってるのね。
  • 花森安治の仕事」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqgbV 編集者、職人的な人として凄い結果を残してるんだけど、人間的にはブラックだよねえ。あれだ、海原雄山(初期)みたいなもんだ。
  • 「奇跡なす者たち」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVD 珠玉の短編集。異質というか異色というか、まさに「世界が違う」んだよな。いいSFを読んだので満足。