情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

小説

ボクサー、指圧師、落語家など。週刊漫画サンデーの小説企画「異色作家挑戦シリーズ」一覧(1970年〜1972年)

数年前に、「さよなら『漫画サンデー』-54年の歴史をふりかえる-」というデータ本を作ったのですが、完売してしまって増刷予定もないので有用そうなものを掲載しときます。 1970年〜72年にかけて、実業之日本社週刊漫画サンデーでは、「普段小説を書いてるの…

「ニンジャスレイヤー」ファンにもオススメ!?勘違いジャポネスク系ニンジャ小説、E.V.ラストベーダー「ザ・ニンジャ」(1980年、アメリカ)

ニンジャがオマエをハラゲイで殺す! ということで、30年ほど前にアメリカで書かれたニンジャ小説をご紹介。 この「ザ・ニンジャ」1980年に発売されると、NYタイムズのベストセラーリストに22週間にも渡って載り続けたという大ヒット作。 日本では、1982年に…

日常の変化と、非日常の風景描写と、読者の受け止め方とか

GW中に読んだ小説に、こんな一節がありました。 何より不気味だったのは、コンビニエンス・ストアのローソンの前を通ったときだった。閉まっているのを見たことがなかったのだ。 この種の店はつねにかならず明かりがついていて、ドアに鍵がかかっていること…

「涼宮ハルヒの憂鬱」アメリカ版の広告がPOPで素敵

ちょっと古いんですが、2009年10月頃にアメリカのとある雑誌に載った「涼宮ハルヒの憂鬱」「涼宮ハルヒの溜息」のアメリカ版の広告。 惹句もなかなか振るってます。 The PHENOMENON that took Japan by strom is now available in the FIRST-EVER Engrish Ed…

1988年のGOROより、サイバーパンク特集 その2 ギブスン、スターリングのメッセージ、エスパー清田とMr.マリックインタビュー他

というわけで、 前々々回(堀井雄二が「ネット版ドラゴンクエスト」(仮称)に前向きとのコメント) 前々回(大友克洋インタビュー「『AKIRA』的テクノロジー&超能力未来論」) 前回(サイバーパンク特集 その1) に続き20年前のGOROより。特集のうち2色・*1モノク…

1988年のGOROより、サイバーパンク特集 その1

というわけで、 前々回(堀井雄二が「ネット版ドラゴンクエスト」(仮称)に前向きとのコメント) 前回(大友克洋インタビュー「『AKIRA』的テクノロジー&超能力未来論」) に続き20年前のGOROより。特集のうちカラーページ分。 昭和に書かれたものだというのに留…

2007年の記事まとめ

2007年の記事はこんなもんでした。 紹介していただいたサイト様、閲覧してくださった皆様、本当にありがとうございました。 読切予告とか新連載予告のような時事ネタは抜きです。 グラフ・統計ネタ 週刊少年漫画雑誌はここ30年くらい値上がりしていない 2007…

ライトノベルとかのイラストは過去と比べて劣化したわけじゃない(復刊された作品の装画の変遷とか)

単にその時代にあった装画をされるだけですよ。 現在刊行されてる作品が一度絶版になった後、例えば20年後くらいに復刊されたらその時はその時代に合った絵になるだけ。 http://novelno.net/archives/2007/06/17-102640.php こちらのまとめに議論は詳しいの…

海外ライトノベルの邦訳って現状どうなってるのだろうか?

いや、そもそも存在するのか?てのも謎ですが。 当初のタイトルは 「日本のライトノベルが英訳されて出版されてるそうだけど、じゃあ逆に海外のライトノベルは日本語訳されて読まれてるんだろうかとか思ったけどそもそもライトノベルって概念自体日本のもの…

「時計じかけのオレンジ」第21章(第三部第七章)は1980年には邦訳されてた、という話の証拠

現在、「時計じかけのオレンジ」第21章(第三部第七章)は日本語訳されていたのかどうかで「されていた」という主張をしております。 参考記事 『時計じかけのオレンジ』幻の最終章 - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt) 時計じかけのオ…