情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

書籍

「花森安治 戯文集 1〜3巻」が面白かった

世相に対する鋭い視点、とも言えるけど、ボヤキ芸とも言えるかも知れない。 なんだか変な、なんだか楽しいエッセイの集合。 自分がこれは良い、と思った言葉のうちいくつかを挙げてみると 元来男と女は、アダムイヴの劫初から、食うか食われるかである。男尊…

昭和四年初版、昭和二十九年参版の講談社版「落語全集」に載ってた「家庭心得歌」と広告

家庭心得歌 水道の 始めの水は 使うなよ 鉛のくだに 毒ぞこもらん 石油の臭を 早く消さんには 番茶いぶして 手をばかざせよ 松茸を 買うには茎 をまずつまめ かたきものには 虫がおらぬぞ 生みそを ときたる汁で 洗うべし たばこのやにの ついた着物は 足脂 …

山口圭一「現代ポルノ考 ポルノの世界とその解禁論」(1977年)

今から35年前、1977年に、本郷出版社パピラス新書の一冊として出た本。 資料としてはいいのかもしれないけど、今読んで面白いかはちょっと・・・。 章立ては、 第I章 性的表現の自由化 第II章 ポルノの世界 第III章 「猥褻」の法的「基準」 第IV章 ポルノ解…

2011年の記事まとめ

なんつーか、相変わらずまとまりが無いというか色々書いております。 トップ5以外でのオススメ記事に★をつけています。 アクセス数トップ5 集英社×2、オヤジ漫画×3 集英社の「社訓」がすごい(2011/09/17 20:15 修正) 阪神大震災直後の週刊少年ジャンプ(199…

高森真士(真樹日佐夫)の「小説あしたのジョー」(1980年)と、そこに寄せられた梶原一騎・ちばてつやのコメントなど

真樹日佐夫が亡くなりました。 故梶原一騎氏の実弟・真樹日佐夫氏が死去…ヨット乗船の際転倒し病院に搬送 劇画原作者、小説化、空手家、格闘プロデューサー、と様々な肩書きと実績を持った偉大であり、しかし、一癖も二癖もあった人物でした。 兄であった梶…

日本の出版社が翻訳時に装丁いじるのって珍しくもないよ、てな話

スティーブ・ジョブスの伝記の日本版の装丁がなんたらかんたらって話がありますが、原著者の意向がどこまで尊重されるかって難しい話だと思います。 今回もそうですが、亡くなっちゃってるともうどうしようもないし、その「権利」がどこまで生きてるのかって…

どこまでホントかわからないのが面白い「プロレスおもしろマッチ50」(1983年)

プロレスおもしろマッチ50―世界中の変形試合が全員集合 (東スポプロレスミニブックス) 東京スポーツ新聞社から1983年に出た本なんですが、これ、どこまでホントでどこから駄法螺なのかまったく分からりません。 眺めてるだけで楽しい。 プロレスの変則試合形…

紀伊国屋「文庫売り上げ著者別ベスト300」にランクインしてたライトノベル作家とか

昨日まで行われていた東京国際ブックフェアで配られていた「文化通信BB」の増刊に、こんな特集記事が載ってました。 「KINOKUNIYA PubLineデータで見る文庫の著者別/レーベル別ランキング 読まれているのはこの作家、この文庫レーベル」 現在、文庫は月に60…

東京国際ブックフェアは明日まで。漫画好き的に楽しかった展示とか

公式サイト:第18回 東京国際ブックフェア(TIBF2011) 東京ビッグサイトで明日まで開催中の「東京国際ブックフェア」、やっぱりたのしいなあ、ということで漫画好き的に楽しかったのご紹介。 主催者企画として、コミック作家による「復興支援イラストメッセー…

第18回東京国際ブックフェア、いよいよ今週7/7(木)から開催

震災の影響で一時は開催も危ぶまれた「東京国際ブックフェア」ですが、今週の木曜日7/7〜日曜日7/10まで四日間の開催です。 今回は会場がさらに拡大して、西1〜西4ホールを使った西館前面開催。*1 公式サイト:第18回 東京国際ブックフェア(TIBF2011) 入場料…

書籍タイトルのパロディについて。日本文化論で「菊と〜」っての多いな、という話など

すっかり放置していた「菊とポケモン-グローバル化する日本の文化-」やっと読み終わった。 (主にアメリカにおける)日本製ゲーム・アニメ・特撮の受容に関して興味深い記述も多く、また、具体的な金額に多く触れているのが面白い。 ところでこの本、原題は「M…

「マクドナルドはグローバルか」(ジェームズ・ワトソン編)にあった、日本についての勘違い記述

原題は「GOLDEN ARCHES EAST」もともとの論文集は1997年発行。 日本での訳出は2003年。 その第5章「日本のマクドナルド」(大貫・ティアニー・恵美子)のP225にこんな文章が。 第二のタブー、「汝立食いすべからずは」マクドナルドから直撃をうけた。 「立食い…

「TOURISM IN JAPAN」Tourist Industry Bureau(1961)

1961年の、外国人旅行者向け日本観光案内本。 日本向けツアーやってた会社が作ってたのかな? 日本にはこんなんありますよーとか、 日本のホテルや旅館はこんなんですよーみたいな写真もあり、 外国人旅行者はこんな来てるんですよ、増えてますよ、ってなデ…

「替歌百年 替歌と春歌のすべて」加太こうじ・柳田邦夫・吉田智恵男 編(1966年)

替歌と春歌を収集した本。昭和四十一年コダマプレス発行、定価350円。 各曲に対する解説がなかなか面白い。帯なし、帯アリ。 付録つきで、封筒に入った形で3cmのソノラマ盤が2枚と中綴じの「よりぬき春歌傑作選」が付録。 サイズ分かりにくいんでジャンプと…

藤野英夫「食いしんぼ気車の旅」(1962年改定増補版)

観光交通研究会発行、定価280円。 駅弁の歴史は明治十八年に宇都宮で始まったという話から始まる、各地の駅弁や各駅の名産品を紹介した今から50年前の本。 新幹線が開通する前なので、今と旅行の感覚が結構違うのも見て取れます。 目次 はしがき 駅の弁当 駅…

「続続金子信雄の楽しい夕食」(1990年)のカバーイラストは滝田ゆう

そんな珍しい本ってわけでもないのですが、カバーを滝田ゆうが描いてたとは知らなかった。 (Amazonだと1円。続続 金子信雄の楽しい夕食―食べ上手・作り上手が教える四季のおいしいお惣菜) この辺見ると滝田ゆうだし、食べ物は得意とする所だってのはあるんだ…

今春の「不忍ブックストリート一箱古本市」は4/30(土),5/3(祝)の2日開催

今年もあります「一箱古本市」 本番は4/30(土),5/3(祝)の2日で、雨天決行。 それ以外にも、今週4月23日(土)から5月8日(日)の16日間は「不忍ブックストリート week 2011」として、イベント・展示など色々あるみたいです。 開催概要、企画内容は公式HPに掲…

「パクリ」という言葉の使い方に違和感を覚えた例

それから、料理人の高い水準をも、こちらの陣営にとりこむだろう。 シェフを名乗る人たちは、思い切り実験的で、好きなだけ独創的になることができるものなのだ(目に見える斬新さが、結局はパクリでしかないとわかっても)。 シェフは、自分が誇りをもって出…

「おとぎ話」の伝染性(ニール・ゲイマン)

いうまでもなく、おとぎ話は伝染する。人は風邪をひくようにおとぎ話をひいたり、ウイルスに感染するようにおとぎ話に感染する。 おとぎ話はまた、自分たちよりまえに生きた世代と共有できる、通貨のようなものでもある(両親や祖父母からきいたおとぎ話を自…

2010年の記事まとめ

なんつーか、相変わらずまとまりが無いというか色々書いております。 トップ5以外でのオススメ記事に★をつけています。 アクセス数トップ5 週刊少年誌がらみが3つ。ジャンプ作家関連が3つ、とも。 Oh!スーパージャンプに掲載された「ボンボン坂高校演劇部リ…

「フランス高級レストランの世界」は、起業を考える人、ブログなどでレビューをする人、そして全ての消費者にオススメの1冊

フランス高級レストランの世界 これは面白かった。 レストラン 評論家 お客 の3部構成となっていて、それぞれの部で オーナーシェフを中心にしたレストラン内部の人 ガイドブックの編集者・執筆者・評論家 常連・一見の「客」 を「高級レストラン」との関わ…

まんが家を目指す人への、有名漫画家からのアドバイス

Q:まんが家を目指す人に何かアドバイスを……。 A:手塚治虫:まんが家などおよしなさい。 手塚先生ェ・・・。 ということで、「まんが家入門大百科」に掲載された「まんが家名鑑」では、総勢76組77人の漫画家がインタビューに回答しています。 その中で、「…

「ことばの生い立ち-ことばの研究室-」日本放送協会編(1956年)

ことばの生い立ち―ことばの研究室 (ミリオン・ブックス) 以下の六章に別れてまして、1955年11月〜1956年4月まで、全26回にわたって放送されたラジオ番組が基だそうです。 中国から来た言葉(奥野信太郎) 西洋から来た言葉(楳垣実) 訳語あれこれ(広田栄太郎) …

レディバード絵本の邦訳 アンゲン童話シリーズ(1974年)

今日入手した本。 アンゲン童話シリーズ 全26巻揃い 1974年6月15日初版。 アド・アンゲンがイギリスの「A LADYBIRD WELL LOVED TALES」シリーズから26冊を邦訳した絵本セット。 01.こびと と くつやさん 02.三びき の こぶた 03.おかしのぼうや 04.めんどり…

「ちくま文学の森」文庫化決定!刊行は2010年9月より。

現在、東京ビッグサイトで開催中の東京国際ブックフェアのちくま書店ブースで発表されていました。 人気のあるシリーズだけに、待ってた方も多いんじゃあないでしょうか。 展示されていたのは束見本なので中は白紙だったのですが、装画は安野光雅のようです。

歩いて東京の本屋めぐりをしたよ

GW中に東京行ったんですが、そのうち1日に歩いて東京の本屋めぐり(といってもごく一部の地域)をしたんでその記録。 天気が良くて歩くのが気持ちよかったが、もうちょっと気温高くなるとつらいだろうな。 振り出しは日本橋。 高島屋でやってた三岸節子展を見…

4/29,5/2は「不忍ブックストリート一箱古本市」

もう明日からですが、今年もあります「一箱古本市」 開催概要は公式HPなどを見て下さい。 不忍ブックストリート | 本と散歩の似合う街 しのばずくん便り 自分がこのイベントをオススメする理由は、去年も書きましたが 出店してる人の出品ラインナップを楽し…

改定新版図解自動車技術(上坂正雄、1955年)

自動車教習所の教本なのかな? 昭和30年、1955年発行なので色々と面白い。 まず、こんな形の車がある、という例の挿絵が楽しい。 道路標識の例を見ると、必ず英語が併記してあります。この頃だとまだ進駐軍が居たからですかね。 そして、最後のほうに道路交…

「スタジオジブリ図書目録2010」が分厚くて凄かった

東京出張してた同僚のおみやげなんですが、これはすごい。 豆本サイズ(公式ブログによると縦90×横66×厚さ36.5)*1で、全658ページ。 「立体」と言いたくなる造本です。 こういう感じ、って分かりますかね。 五円玉をのっけるとこんな感じ。 結構小さめです。 …

アニメや映画のフィルムコミックは誰のためにあるのか

耳が不自由な人のためじゃあないの。 コレ結構真面目な話。 完全に聞こえない人に限らず、難聴で映画館で作品を見るのが苦手って人まで含めたら1千万〜2千万人、10人に一人くらいは居るはずなんで、字幕に限らずこういうのがあったんじゃあないのかなあと。 …