古本を買うと、書き込みがあったり、しおりがわりに何か挟まれてたりすることがあります。
滅多にないけど、へそくりとして現金が、なんて話もあるみたい。自分は当たった事無いですが。
つーことで、最近買ったのにあったのをご紹介。
年次がわかるものは、その裏にある歴史や何かを考えてしまうよね。
- 「お願い」の書き込み
東京拘置所内に居た、日本赤軍メンバーに対する差し入れ本だったようです。(「A」に差し入れをしたシンパ?の名前、「B」に拘留されていた赤軍メンバーの名前)
他の人間に勝手に本を持っていかれる、売られるって事があったのかなあ。
「現代漫画論集」(青林堂、1969年)に書き込まれていました。
しかし、日本赤軍と漫画の繋がりは、よど号事件の「われわれはあしたのジョーである」なんてのもあったりで、これは結構貴重な資料なのかもしれない。
- 1989年中盤の書泉(本屋)のカレンダーカード
グランデとブックマートしかなく、ブックタワー開店前って事ですね。
電話番号も市内局番3ケタだし。
裏面が時間割を書ける様になってるのは、当時の客層に合わせて、ということなんでしょう。
開校の宣伝として配られたカードの様で、無料指導2回までのサービス付き。
三鷹らへんが住宅地として開拓されていき、戦後生まれ世代に子供が出来て、習い事の選択肢としてエレクトーンが出てきていた、ということかな。
- 1966年の日めくりカレンダーメモの一日分
なんと、クリスマスイブの日付。
日替わりメモ的なのに日付も入ってるものですが、メモ書きなどは無かったので、その日だけ破り取った、とも見えるのですよね。
新古書店とかだと、帯も中に挟まってるもの(場合によっては全集の月報ですら!)捨てちゃうんで、こういうの発見すると実に楽しい。
なんか面白いの発見したら教えてください。
といった所で今回はここまで。