情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

古雑誌

「オバケのQ太郎」藤子不二雄の、全集未収録分を発見した(女性セブン、1966年4月掲載)

2017/01/05 22:05追記※ 掲載作品としては収録されていないと思っていたのですが、「大全集『オバケのQ太郎』11巻の巻末の「特別資料室」に収録されています。」とのご指摘を稲垣高広さん(id:koikesan)より(https://twitter.com/kamenjiro/status/81665078814…

何故か「手塚治虫っぽい」と感じる文字(1982年、角川書店 ザ・テレビジョン)

なんというか、なんだろうな。 手塚治虫っぽいと感じるというか。 ザ・テレビジョン(1982年創刊号)の番組表の各チャンネル名が描かれてる所。数字じゃなくて、日本語部分。 「フジテレビ」「テレビ朝日」あたりを特にそう感じる。 実際はなんかの写植(この時…

映画『機動戦士ガンダムII 哀戦士編』は「青春ドラマ」だったのか(1982年、角川書店 ザ・テレビジョン)

宇宙を舞台にした青春ドラマ。"ガンダム"ほか"ガンタンク"などのモビルスーツが登場する。 角川書店「ザ・テレビジョン」創刊号に掲載された、『機動戦士ガンダムII 哀戦士編』の紹介文より。 表紙は薬師丸ひろ子。レモンはここから始まった。 今ではガンダ…

タモリが自分と麻雀について書いた「タモリ流ダジャレ麻雀」(プレイコミック、1977年)

秋田書店プレイコミック、1977年4月28日号に掲載されたもの。 1977年というのは、麻雀劇画ブーム真っ盛りで、大人向けの漫画雑誌には麻雀作品が載り、麻雀記事が載り、麻雀劇画専門誌が複数存在していました。 そんな中で、プレイコミックでは毎号、有名人に…

やなせたかしの「大人漫画」時代の作品はこんなだった(1962年)

10月13日、やなせたかし先生が逝去されました。 94歳、大往生だったと思います。(以下、敬称略) さて、やなせたかしは、御自身が方々で語っておられたように、当初は所謂「大人漫画」を描いていました。 しかし、その時代(そして現在もですが)、大人漫画・ナ…

200円の雑誌といえば「さいとう・たかを200円ロードショウ劇場」(1978〜1979年)だよな

先週の少年サンデーが特別定価200円だったので思い出したのがこれ。 1978年〜1979年にかけてリイド社から発行された「さいとう・たかを200円ロードショウ劇場」(リイドコミック増刊)です。 自分の手元には数冊しかありませんが、そんなレア・プレミアってこ…

永井豪「おいら女蛮」と自雑誌パロディの話(1974年)

先日、週刊少年サンデー1974年32号を古本屋で買いました。 永井豪「おいら女蛮」の連載開始号。 「おいら女蛮」って、週刊少年漫画誌における女装男子・男の娘が主人公の作品としては最初期って事になるんですかね。 この頃の連載作品は プロゴルファー猿(藤…

色々謎が多い、超豪華執筆陣大集合の少年漫画雑誌「少年ポピー」1981年1月号(少年画報社)を入手した。

「少年ポピー」という雑誌を知っている人はどの位居るのだろうか。 私は、存在すら知らなかった。 発行されていたのは1980年〜1981年。「少年キング」の別冊扱いだったようですが、色々と謎の多い雑誌です。 この号の執筆陣は、赤塚不二夫、あだちつとむ、梶…

この1号雑誌は謎が多い。奇想天外社「おもしろクイズマガジン」(1983年12月号)

表紙とカラーグラビアは、僕らのアイドル斉藤ゆう子ちゃん!クイズ監修は、あのヤマタクことヤマザキタクヤ先生! ・・・いや、わかんないよね。私もわからない。 これは、1983年11月頃に出版されたっぽい雑誌。 SFや漫画の出版で知られる、奇想天外社による…

押井守によるジブリ作品評が、ツンデレにしか読めない(1995年)

キネマ旬報1995年臨時増刊 7月16日号「宮崎駿、高畑勲とスタジオジブリのアニメーションたち」というムックがあります。 「耳をすませば」の公開直前くらいに発売されたもので、二人の対談、フィルモグラフィー、書籍リスト、講演採録、アンケート特集などと…

こんな1号雑誌もあった。徳間書店「Comicカーニバル」1987年 Vol.1。

「びっくりどんぐり奇想天外 杉浦茂のとと?展」が、8月1日から9月2日にかけて東京・森下文化センターにて開催される。 杉浦茂展に肉筆画、ファンのトリビュート作品150点など 今日は、通常の漫画雑誌発売が無いんで古雑誌ネタでもやろうかなーと、考えてい…

25年前(1987年)のヤングマガジンで、現在と同じところ・違うところ

ちょっとこの頃の雑誌を探していたら、ヤングマガジン1987年17号が出てきました。 表紙は守山鶴(現:もりやまつる)の「ファンキー・モンキー・ティーチャー」 これを最新号(2012年29号)とざっと見比べてみると、同じ所あり、違ってる所があり、となかなか面白…

「新巨人の星」読売新聞社総集編版(1977〜1979年)の付録と広告に見える、当時の四苦八苦

何に四苦八苦だったと考えられるかというと、主に対象読者年齢の見極めというか、ターゲッティングです。 「巨人の星」が週刊少年マガジンで連載されたのが1966年〜1971年。 この時点で、少年マガジンは「あしたのジョー」との両輪で100万部雑誌に上り詰め、…

猫漫画アンソロジーについて、日本最古であろう「ネコマンガ大全集」とミステリ小説と最近のとか

こちらは先日、古書店で手に入れた、約30年前の本。 マンガ奇想天外臨時増刊「ネコマンガ大全集」(奇想天外社、1982年) 定価650円、302ページ。 執筆メンバーと作品は、掲載順に以下の通り ネコじゃネコじゃ(倉田江美) 出口(やまだ紫) ゆきねこ(伊東愛子) ネ…

1984年のバンダイ製品広告(ガンプラ、ロボチェンマン、キン肉マンのプラモ、他)

なんかの時に買ってた「模型情報」*11984年11月号より、一部抜粋。 中の記事では、まだ「Zガンダム」が「ニュー・ガンダム」やら、小説版は「逆襲のシャア」やらって呼ばれてますね。 新番組として「超力ロボ ガラット」の記事なども掲載。 ガンプラ MSV中心…

阪神大震災直後の週刊少年ジャンプ(1995年10号)巻末コメント、他

阪神大震災発生後の週刊少年ジャンプ(1995年10号)の巻末コメントはこんな風でした。 (クリックで大きい画像に飛ぶはず) 今回の大震災で被害を受けられた方々に心よりお見舞い申し上げます。がんばって下さい<健> 連日報道の被害状況を聞き適切な言葉も出な…

小学二年生1961年12月号付録「こんちゃんとりものちょう」を入手した

今日買った本。安かったんでつい。こういう付録は国際こども図書館にも無いのですよ。 とはいえ、国際こども図書館の「小学X年生」は今デジタライズ化作業中なので、本誌を読んでね、と言われても確認手段が・・・。 大きさはこんなもん。 「こんちゃん」っ…

はるき悦巳短編集にも収録されなかった幻の掌編「おふくろの味」と、同時期のインタビューなど

6/30に、小学館から「はるき悦巳短編全集 力道山がやって来た」が発売になります。 絶版になった「舌町物語」に収録されていたものに加え、今まで単行本未収録だった短編、未発表作品まで網羅された作品集。 はるき悦巳短編全集 力道山がやって来た (ビッグ…

小学四年生 1979年10月号付録「ギャグまんが大行進」はこんな感じ

今回たまたま、これを含む3冊を手に入れたので、どんな作品が載っていたかご紹介。 約30年前の学年誌付録なので、ちょっと状態悪目。 10作品12話*1で、全194P。1979年10月1日発行*2 表紙と目次 小学四年生 1979年10月号付録「ギャグまんが大行進」 ドラえも…

「コミックST」まんが家リレー・インタビュー(1983/03〜1985/09)全参加漫画家リスト

昨日の「竹宮惠子が「少年が主人公の少女漫画」を編集部に認めさせた方法とは」のネタ元である「わたしのデビュー時代」が載っていたのは集英社のコミックSeven Teeen。 で、こちらでも漫画家のリレーインタビュー企画があったんで参加メンバーのご紹介。 リ…

竹宮惠子が「少年が主人公の少女漫画」を編集部に認めさせた方法とは

答え:〆切ぎりぎりまで原稿を編集部に渡さず、もう代わりの原稿もないという状況で作品を編集者に渡した。 今日発売のビッグコミックスペリオールに掲載されてた「西原理恵子の人生画力対決」のゲストが竹宮先生だったんで、なんかその辺ネタなかったかなー…

大阪国際児童文学館創設前(1981年)の資料寄贈を求める呼びかけはこんなでした

明日、2010年6月1日より、ようやく大阪府立中央図書館国際児童文学館の準指定資料の閲覧が開始される(要予約)ということです。 国際児童文学館 - 大阪府立図書館 で、HP内で資料寄贈の呼び掛けもしてるんですが http://www.library.pref.osaka.jp/central/ji…

「自分に一番似ているキャラは錯乱坊」高橋留美子インタビュー(1981年、FUSION PRODUCT)

週刊少年サンデーで「うる星やつら」、ビッグコミックスピリッツ*1で「めぞん一刻」を連載してた頃のインタビューです。 インタビュアー、高橋留美子で色分け。 ―小学館漫画賞受賞おめでとうございます。受賞の感想を。 まず、ありがとうございます。とにか…

現在の水準と比して過去の作品を批判するのは簡単だが、してはならない by 池田理代子(1980年)

講談社Be in Love 1980年2号「理代子の・・・どんな問題・こんな問題」より。 ホントこの辺、三十年一日ですね。 少女漫画評論というものが出てきて、本も出版されて、という状況をうけての文章より。 (前略) おいしい部分を支えているのは、その陰にある数…

鳥山明と笑福亭鶴瓶は、如何なる経緯から対談するに至ったか(1980年)

簡単なまとめ 鳥山明がD.スランプで鶴瓶を(勝手に)描く ジャンプを読んだ鶴瓶のラジオ番組リスナーがその切抜きを送る ラジオ放送で「鳥山明さんこれ聞いとる?」と呼びかける 鳥山明が番組宛にハガキ描いて出す ラジオ出演、対談実現 文中は、敬称略です。 …

荒川實ニンテンドーアメリカ社長、世界制覇戦略を語る(1989年)

ファミコン世界制覇の秘密戦略に突撃!! 米国任天堂社長荒川實インタビュー 1989年に出た雑誌より、荒川實米国任天堂社長(当時)のインタビュー。 ゲーム雑誌じゃないので、ゲーマーの人にもあんま知られてない記事かもしれません。 5年で1500万台が売れた!…

バンダイ「エルピット」広告(1979年)

1979年の雑誌の表4広告から。 部分拡大 エルピット アタックインベーダー \2880 ミニエルピット 各\1800 ベースボール サッカー ボーリング 価格として高いのか安いのかわかんないですね。 今の感覚だと、こんなのがこの値段?って思っちゃうんだけど、ファ…

「ひとみ」リレーまんが教室(1983/10〜1987/07)全参加漫画家リスト

リレー企画ってやっぱり面白!なんですが、今リレー企画やってる雑誌ってどの位あるんでしょう。 ミステリボニータ エレガンスイブ ではやってるみたいですね。 ということで、↑2誌と同じ秋田書店「ひとみ」の1983年10月号〜1987年7月号まで続いた企画「リレ…

「ぱふ」まんが家WHO'S WHO(1979/01〜1987/11)参加漫画家リスト

昨日の記事 「ぱふ」漫画家リレー・インタビュー(1984/01〜1988/11)全参加漫画家リスト で、「ところで、「まんが家WHO'S WHO」の全リストって誰か作ってませんかね。オフィシャルにあったりすんのかしら。」なんて書いてたら、コメント欄でid:yusukemさんが…

「ぱふ」漫画家リレー・インタビュー(1984/01〜1988/11)全参加漫画家リスト

リレー企画って面白!と思うのです。↓これとか大好き。 日本漫画学院Web 漫画家リレー訪問記 ということで、雑草社「ぱふ」の1984年1月号〜1988年11月号まで続いた企画「漫画家リレー・インタビュー」の全参加漫画家リストです。 「休」となっているのは、前…