情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

山口圭一「現代ポルノ考 ポルノの世界とその解禁論」(1977年)




 今から35年前、1977年に、本郷出版社パピラス新書の一冊として出た本。
 資料としてはいいのかもしれないけど、今読んで面白いかはちょっと・・・。


 
 


 章立ては、

  • 第I章 性的表現の自由
  • 第II章 ポルノの世界
  • 第III章 「猥褻」の法的「基準」
  • 第IV章 ポルノ解禁を考える
  • 付録(1) いわゆる「チャタレー裁判」上告審判決、および真野毅裁判官の少数意見
  • 付録(2) いわゆる「四畳半襖の下張・裁判」の東京地裁判決


 となっていて、流石に、今読むと古い、というか、ここに挙げられてるのは大半が小説などで、写真とかビデオなんてのは入ってないのです。
 「映画、テレビ、演劇の場合」なんて項がわざわざ別にあるくらい。
 「ポルノ」って言葉の定義も変わった、というか、今やもう死語なのかも。


 海外のアンケート結果として、非行少年の発生率について、警察官はポルノに関連ありと思ってるが、学者はそうは思ってない、なんてな話もあったり。



 1970年代の風俗産業ってーと、「ストリップ」「トルコ風呂」「ノーパン喫茶」なんてのがあったと思うけど、そういうのって存外資料残ってないんだよなあ。


 といった所で今回はここまで。