情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

書籍

アニメや映画のフィルムコミックは誰のためにあるのか

耳が不自由な人のためじゃあないの。 コレ結構真面目な話。 完全に聞こえない人に限らず、難聴で映画館で作品を見るのが苦手って人まで含めたら1千万〜2千万人、10人に一人くらいは居るはずなんで、字幕に限らずこういうのがあったんじゃあないのかなあと。 …

現代女性百科宝典(1951年初版)より、スクエア・ダンスの挿絵

スイング アラマンドレフト プロミナード 光文書院「現代女性百科宝典」(1951年6月初版、1953年4月13版より。) これ一冊で主婦感覚はバッチリだ!・・・多分。

現代旅風俗絵地図 (安達忠良) 1973年

古本屋で買った。 中身の連載時期は1971〜1972年ということで、37〜8年前の各地のイラストレポなんですが、これがなかなか面白い。 表紙と目次 ファッションがサイケデリックな感じです。 つーことで一部抜粋。 仙台 コーヒー80円の店がまだあちこちにある、…

ゴマブックスの民事再生法で言われる自転車創業って、バルザックの「幻滅」で160年以上前に書かれてるのとそう変わらないんじゃないのか

発表時期としては1830年台だから、170年以上前かもしれませんね。 倒産で損をするのは印税や報酬をもらえなくなる著者・書き手なんかだって話、なのかどうかはちょい微妙。 同社によると、出版不況が続く中、売り上げ不振やベストセラー不在などで資金繰りが…

菊池寛による「白雪姫」の邦題は「小雪姫」で読みは「こゆきひめ」

白雪姫 - Wikipedia これ、Wikipediaの記述が間違ってますね。「さゆきひめ」ではないです。 昭和二年九月発行の小学生全集四巻「グリム童話集」でのタイトルですが 目次でもタイトルでも小雪姫で「こゆきひめ」とルビが振られています。 表紙はこんな。 中…

GW中に買った本など

一箱古本市、コミティア、文学フリマ、その他東京の古書店で、など。 一回こういうのやってみたかったんだ。 これはあとでネタにしよう、とかそういうのは出してなかったりします。 タイトルとか正確じゃないかも・・・ご指摘ください。基本的に左上から右下…

5/3,4は「不忍ブックストリート一箱古本市」があるので興味あったら行ってみてはどうでしょう

開催概要は公式HPなどを見て下さい。 http://sbs.yanesen.org/projects/sbs/wiki/%E4%B8%80%E7%AE%B1%E5%8F%A4%E6%9C%AC%E5%B8%822009 しのばずくん便り 簡単に言えば、「古本がメインのフリーマーケット」のようなものなのですが、実に楽しいイベントです。…

昭和六年発行「中等教育家事新教科書」上下巻より

最近手に入れた本なんですが、これがなかなか面白い。 昭和六年、1931年発行の教科書で、この当時の「中等教育」だと今の高校相当かな? 上巻の内容は>戦前の家庭科の教科書 : 青蓮亭日記で詳しくご紹介されてるのでご参照ください。 上記ページで扱われて…

ゲームブック「力道山のアメリカ遠征」が面白すぎる

注意:「スーパー頭脳集団アイデアファクトリー」は、ゲームメーカー「アイディアファクトリー株式会社」とは一切関係がありません。ご注意ください。 「力道山のアメリカ遠征」桐原書店 定価:550円 作・演出・効果:スーパー頭脳集団アイデアファクトリー …

読者はがきは何時頃から存在してたのか問題(昭和十六年の例)

古本屋で昭和十六年(1941年)発行の野崎信夫「花物・實物・盆栽仕立方」(三省堂)という本を見かけて購入したんですよ。 サイズがわかりやすい様に今月のアフタヌーンの上にのっけるとこんな感じ。 タイトルは当然現在と逆で右から左に横書き。 この中に、こん…

ワンピースでのシャボンディ諸島のモトネタの一つは「ペレランドラ」じゃないのだろうか

ONE PIECE@尾田栄一郎の51巻を読んで、あれ、とおもって確認してみた。 いやほら、巨人の島や空島はスィフトの「ガリバー旅行記」だったり*1、ドリーとブロギーの居たところはサー・アーサー・コナン・ドイルの「失われた世界」がモトネタってすぐ判るじゃな…

その昔「ハイジ」とは別の「アルプスの少女」という物語が存在してた

その昔っても、今から90年くらい前の話だったりしますが。 この「アルプスの少女」、大正九年(1920年)発行の岩田九郎「講話自在 模範のお噺集」に収録されていて、こちらにおける主人公の名前は「ナンシー」であります。 アルプスの少女ハイジ - Wikipediaや…

「『週刊少年マガジン』五〇年 漫画表紙コレクション」がすごい

なつかしいのと面白いのというのもありますが、やっぱりすごいですよ、これ。 「週刊少年マガジン」 五〇年 漫画表紙コレクション 何がすごいって、収録されてるのが「表紙イラスト」ではなく、連枝タイトルやアオリなんかの入った「表紙そのもの」なんです…

小林まことの原稿落としエピソードがものすごい

今、週刊少年マガジンで小林まことが「青春少年マガジン1978〜1983」ってのを短期集中連載してるんですけど、これが面白いのなんの。 そこで、その周辺のこと書いた本があったら読みたいなと探してきたのがこれ。 2004年に東邦出版から出た『「ダメ!」と言…

いまさら「両さんと歩く下町」を読んだんですが、これは非常に面白い

両さんと歩く下町―『こち亀』の扉絵で綴る東京情景 (集英社新書)作者: 秋本治出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/11/01メディア: 新書購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (28件) を見る 2004年に出た本で、秋本治がこち亀の扉と内容と自身の思…

もやしもん6巻と合わせて読みたい「ワインと戦争」

もやしもん6巻(ISBN:406352213X)に収録されている第62話「欄外だけでは足りないの」では19世紀のフィロキセラ虫害に触れられていますが、この100年間におけるフランスのワイナリーにとって最大の危機であった、第二次世界大戦のナチスドイツによる占領と略奪…

「LET'S FIND OUT ABOUT COLRS」を手に入れた

1966年初版のアメリカの学習絵本で、ソノシート2枚付き。著者(挿絵も)はAnn Campbell。 以前書いた「LET'S FIND OUT ABOUT THE MOON」(http://d.hatena.ne.jp/soorce/20070703/p1)と同じシリーズの、最後に出版された1冊。 これがキキメだと思ってたから(ま…

私家版十大絵本

こちら http://d.hatena.ne.jp/idiotape/20071020/1192873365 が発端で十大〜を選ぶブームらしいんで乗ってみる。 小説とか漫画だと、やっぱりな、になっちゃうんで絵本で。どうしても定番が多くなっちゃうけどね。 100万回生きたねこ(佐野洋子) 筆頭に挙げ…

7/7、8が一般公開日の『東京国際ブックフェア』に行くべき5つの理由と、無料で入場する方法

と個人的レポート(?)。 残りの開催期間は、明日・明後日の2日間。一般公開日となっています。 7/7,8の10:00〜18:00です。 前置 東京国際ブックフェアは、「日本最大の本の展示会」をキャッチフレーズに毎年7月頃に行われてる展示会で、今年で14回目。 前…

「LET'S FIND OUT ABOUT THE MOON」を手に入れた

たんなる自慢です。ワーイワーイ。 1965年初版のアメリカの学習絵本で、ソノシート2枚付き。*1 こういう素敵挿絵満載の本。 この「LET'S FIND OUT ABOUT」シリーズは30冊近く出てるんだけど、どれも60'sテイスト満載で良いんですよ。 まだ全部は揃ってないん…