情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

アニメ

「けものフレンズ」大人気!ということで、現在連載中の動物擬人化漫画を紹介してみる。

動物擬人化漫画って言っても、結構幅があるので、方向性で分けてみます。 前提と分類 一応、下記三条件を満たす作品です。 動物をモチーフとしたキャラが登場し、種別による差がちゃんとある 登場キャラ同士は共通の言語で意思疎通ができる(場合によっては通…

映画『機動戦士ガンダムII 哀戦士編』は「青春ドラマ」だったのか(1982年、角川書店 ザ・テレビジョン)

宇宙を舞台にした青春ドラマ。"ガンダム"ほか"ガンタンク"などのモビルスーツが登場する。 角川書店「ザ・テレビジョン」創刊号に掲載された、『機動戦士ガンダムII 哀戦士編』の紹介文より。 表紙は薬師丸ひろ子。レモンはここから始まった。 今ではガンダ…

原作完結からアニメ化までに、長い期間を隔てた漫画作品

「うしおととら」がTVアニメ化、というニュースが出ております。 原作が完結したのが1996年ですから、TVアニメ化まで約20年*1。 昨年からやってる「寄生獣」も、1995年完結、2014年アニメ化なので約20年。 で、先日twitterでこんな事を呟いたのです。 今まで…

なんだかコレジャナイ。幻の東映動画版「フランダースの犬」と「アルプスの少女」(1970年代?)

「フランダースの犬」と「アルプスの少女」といえば、宮崎駿も関わっていた「世界名作劇場」で放映されたのをみなさん思い浮かべるのではないでしょうか。 これらはズイヨー映像、日本アニメーションが製作したものです。 ところが、なんと、東映動画が作成…

「キャンディ・キャンディぬりえ」(ショウワノート、1977年頃)

先日、東京の某古書店で「子供の本どれでも100円均一」コーナーに紛れ込んでたのを入手したもの。 どんな権威があるのかわかりませんが「日本PTA全国協議会推薦商品・ベルマーク参加商品」だそうな。 多分、こういうぬりえって今でも基本は変わるもんじゃあ…

中嶋敦子・上北ふたご・船道愛子など、河出書房新社の出してる「せかいめいさくアニメえほん」が凄い面子すぎる件

こんなん出てたのか。なんだこの豪華面子。 作品タイトル(作画担当)は、こうです。 三びきのこぶた(中嶋敦子) シンデレラ(上北ふたご) ももたろう(菅野翔平) ながぐつをはいたねこ(船道愛子) オオカミと七ひきの子やぎ(中嶋敦子) にんぎょひめ(上北ふたご) …

フリマで古い丸メンコ買った(1980年頃)

5枚で100円という良心的価格だった。 ドロロンえん魔くん(パチモノくさい) オタスケマン オジャママン(アターシャ・セコビッチ・ドワルスキー) トライダーG7 機動戦士ガンダム(なぜかホワイトベースとカツ・レツ・キッカ) サイズ比較用に100円玉乗っけるとこ…

SDガンダムの懐かしグッズが出てきた(1989年頃?)

機動警察パトレイバー THE MOVIE公開時のカードダスっぽいやつ。 表 裏 こっちは、ガシャポンのSDガン消しのレア限定版。箱なしだから価値は殆ど無いと思う。 RX-78、ZZガンダム、武者Zガンダム。 正面 後ろ 大きさ比較 他にもあったとは思いますが、捨てち…

炭酸ドリンク「天空の城ラピュタ」広告(1986年)

こんなのあった・・・んだな?そういえばあったような。 味の素KKが発売していたんですね。 部分拡大。 レモン&ライム、シトラスミックスの2つの味があったのか。 このサイズの瓶入り飲料って何時頃まであったっけなあ。 「風 の 味。」というコピーは当時…

椎名誠が、いしいひさいちの描く「まなこ」を語ったエッセイ(1980年)

今年は、いしいひさいちがデビューしてから40周年ということで、文藝別冊のこんなムックも出ています。これすげー面白い。 また、コミケではプロ作家が参加して、いしいひさいち本人が表紙絵を描いた「バイトくんトリビュート」なんて同人誌も発刊されていま…

「東映まんがまつり」(1988年夏)のパンフレットを発掘した。懐かしすぎる。

公開日が1988年7月9日で、昭和最後の「東映まんがまつり」だったんですね。 特定の年代の人はすげー懐かしいだろうけど、そうでない人にはなんじゃこりゃ、な一冊。 上映作品はこの4本立て。ドラゴンボールじゃなくてビックリマンが筆頭なんですね。 ビック…

押井守によるジブリ作品評が、ツンデレにしか読めない(1995年)

キネマ旬報1995年臨時増刊 7月16日号「宮崎駿、高畑勲とスタジオジブリのアニメーションたち」というムックがあります。 「耳をすませば」の公開直前くらいに発売されたもので、二人の対談、フィルモグラフィー、書籍リスト、講演採録、アンケート特集などと…

角川書店「Newtype」創刊直前の宣伝チラシはこんな感じ(1985年)

創刊直前、1985年2月頃の角川文庫に投げ込みチラシとして入っていたもの。 (実際の創刊号の表紙はガンダムマークIIでしたが、)エルガイムをイメージビジュアルとしているのは、月刊ニュータイプ - Wikipediaなどに書かれている創刊経緯からしてなるほどです…

「バオー来訪者」のアニメ劇場公開時(1989年)パンフレットはこんなだった

1989年にOVA化され、当時劇場公開もされてたってのは知ってたんですけど、上映館は少数だったんでパンフレットあったって知らなかった。 大きさは普通の映画パンフサイズで中綴じ20P。裏表紙には東宝のマークが。 この位の大きさ。 この表紙イラストは他で見…

新橋で見かけたマッサージ屋の看板がなぜかハルヒだった

店名などからのコンセプトとはズレてる気もしますが・・・。 店舗のあるビルの窓はこうなってました。 今年の夏コミ時に撮った写真なんで今店があるかすらわかりませんけどね。 こういうアニメ・漫画・萌え系ネタを風俗店が使うようになったのって何時頃なん…

「スタジオジブリ図書目録2010」が分厚くて凄かった

東京出張してた同僚のおみやげなんですが、これはすごい。 豆本サイズ(公式ブログによると縦90×横66×厚さ36.5)*1で、全658ページ。 「立体」と言いたくなる造本です。 こういう感じ、って分かりますかね。 五円玉をのっけるとこんな感じ。 結構小さめです。 …

アニメや映画のフィルムコミックは誰のためにあるのか

耳が不自由な人のためじゃあないの。 コレ結構真面目な話。 完全に聞こえない人に限らず、難聴で映画館で作品を見るのが苦手って人まで含めたら1千万〜2千万人、10人に一人くらいは居るはずなんで、字幕に限らずこういうのがあったんじゃあないのかなあと。 …

富野由悠季がZガンダムTV放映直前に書いたガンダムファンへのメッセージ(1985年)

おもしろいかどうかではない。 時代はこうなのだ、といった物語を手に入れたい。 そして、この過酷な時代であるからこそ、それに対応できる己を見つけだしたいと願うのである。 21世紀に入って映画として三部作リメイク された、機動戦士ゼータガンダムのTV…

その昔「ハイジ」とは別の「アルプスの少女」という物語が存在してた

その昔っても、今から90年くらい前の話だったりしますが。 この「アルプスの少女」、大正九年(1920年)発行の岩田九郎「講話自在 模範のお噺集」に収録されていて、こちらにおける主人公の名前は「ナンシー」であります。 アルプスの少女ハイジ - Wikipediaや…

1988年のGOROより、大友克洋インタビュー「『AKIRA』的テクノロジー&超能力未来論」

ということで、前回(堀井雄二が「ネット版ドラゴンクエスト」(仮称)に前向きとのコメント)に続き20年前のGOROより。 このインタビューはアニメ映画『AKIRA』の公開直後のものかな。 メインの特集が「Aオーディオ+Vビジュアル+Cコンピュータでキミもエスパー…

押井守「天使のたまご」発売直前インタビュー(1985年) -ルパン三世・天使の化石・キリスト教・古典の捏造-

先日、NHK-BSで押井守特集やってたそうで。その中でこの「天使のたまご」も放映されたみたいなんですわ。 で、それ関連のをWeb上で見ていくうちに、この記事に突き当たりまして。 押井版ルパン三世 - Wikipedia あれ、「予定されていたストーリー」って、こ…

アニメの中などの(実在しない)バンドが実際に歌って売られた元祖は「Archies」か?(音楽とアニメのメディアミックスについて)(2007/06/11 21:45追記)

(2007/06/11 21:45追記)※コメント欄にて、anさんより「the Chipmunks」*1の方が早いかも、というご指摘を頂きました。そちらも併せてお読み下さるようお願いします。 以前書いた「イエロー・サブマリン航海記」の記事に出てきたBetalesのアニメ(Cartoon)は実…

「イエロー・サブマリン航海記 ビートルズ・アニメーション全記録」はYoutubeで補完しながら読むと倍以上面白い

イエロー・サブマリン航海記作者: ロバート・R.ヒエロニムス,Robert R. Hieronimus,清川幸美出版社/メーカー: ブルースインターアクションズ発売日: 2006/09/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (16件) を見る まず、この本自…

島本和彦と庵野秀明が大学時代を語った対談記事(Newtype1985年7月号)

ヤングサンデーの「アオイホノオ」*1が面白すぎます。 ということで、角川書店Newtype1985年7月号*2に掲載された島本和彦と庵野秀明の対談記事を文字起こし。(敬称略) この対談の時点で、島本和彦は24歳、庵野秀明は25歳。どちらも名前が広く知られるように…

1982年のアニメージュより、広告関連

一応コメントをつけたりはしてますが、soorceの記憶や思い込みで書いてますので、あんまり鵜呑みにはしないでください。 価格は広告から分かる場合にのみ記載してます。定価ですんで、実売価格とは異なってた可能性があります。 以下、引用は徳間書店アニメ…

1982年のアニメージュより、ちょっとどうかしてる企画ピンナップなど

変なというか、なんだろうこれというか。 以下、引用は徳間書店アニメージュ1982年5、6月号より。画像は別ウィンドウで拡大表示(フォト蔵を使用) 開いた先で「元画像」をクリックするとさらに大きい画像が開くはずです。 VOICE TOPICS SPECIAL 今でもこうい…

1982年、コミックマーケット20の写真レポート

マンガ・アニメの送り手と受け手が、同人誌という作品を通じて出会える場所。それがコミケの基本です。 さらに、会誌の売買だけでな、同人誌を通じた人と人との出会いの場ということもコミケとしての機能にふくまれています。 祭りとしての性格もそこから生…

1982年頃のロリコンブームについて、米沢嘉博と内山亜紀へのインタビュー

さて、まずはコメントなどへのお返事。 1980年代当時に言われていた『ロリコン』と、今言われてる『萌え』ってのは同じものか違うものか、と問われますと、私見では「違うもの」です。 ただ、現在の定義において『萌え』はその範囲が広くなりすぎ、当時の『…

1982年に人気のあったアニメ、キャラクター、声優などはこんな感じ

正確には1981年度が対象なのですが。第4回アニメ・グランプリの投票結果です。 記事内容に基づかない部分はsoorceの記憶によって書いている場合がありますので、あんまり鵜呑みにはしないでください。 アンケートを取った時期と、取った対象から言えば妥当…

1978年頃に人気があったアニメはこんな感じ

本当は1982年のアニメージュの続きの予定でしたが、「ガンダム・カリオストロ以前」の時代感覚というかなんというかの説明が必要かな、ということで。 ちょっとだけ時代を遡りまして1978年のアンケート結果。 このアンケートが募集・発表された雑誌は、今は…