情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
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「オバケのQ太郎」藤子不二雄の、全集未収録分を発見した(女性セブン、1966年4月掲載)


2017/01/05 22:05追記※ 掲載作品としては収録されていないと思っていたのですが、「大全集『オバケのQ太郎』11巻の巻末の「特別資料室」に収録されています。」とのご指摘を稲垣高広さん(id:koikesan)より(https://twitter.com/kamenjiro/status/816650788143394816)、また、同内容をコメントでY三郎さんより頂きました。タイトルの間違いをお詫びいたします。しかし、掲載内容などに資料性はある、との事なのでこの追記以外はそのままとさせていただきます。 soorce ※追記ここまで


 別口のちょっとした調べ物をしてる最中に、偶然発見。


 全集未収録といっても、所謂出張掲載というか番外編的な3コマ漫画×2つです。


  



 2コマ目、3コマ目は、著作権的な引用の範囲を超えるので、画像加工。
 国会図書館大宅壮一文庫に行けばサクっと読めるんじゃあないでしょうか。




 藤子不二雄オバケのQ太郎にかぎらず、こういうのまだまだあるんじゃあないかな。
 赤塚不二夫バカボンとかおそ松くんとか、手塚治虫のアトムとか、良く知られたキャラだと使いやすそうだし。


 藤子・F・不二雄大全集 オバケのQ太郎 コミック 全12巻完結セット (藤子・F・不二雄大全集 第2期)



ちょっと解説


 この出張番外編的なものには、キャラや設定に対する説明などはまったくありません。


 しかし、1966年、オバケのQ太郎は国民的大ヒット作品で、ソノシートがダブルミリオンを記録するほど売れていました。
 元来の掲載誌は少年サンデーだったのですが、様々な雑誌でも掲載。
 少女誌である「女学生の友」や、婦人誌である「マドモアゼル」にも連載されていたほど。


 つまり、女性セブンの読者にも、Q太郎のキャラクターや設定、Q太郎とU子さんの関係が基本的に共有されていたと考えられていて、それ故に説明などは無かったんのだということでしょう。


 オバケのQ太郎 ぬいぐるみストラップ 藤子・F・不二雄ミュージアム限定


 といった所で今回はここまで。