杉浦茂展に肉筆画、ファンのトリビュート作品150点など
「びっくりどんぐり奇想天外 杉浦茂のとと?展」が、8月1日から9月2日にかけて東京・森下文化センターにて開催される。
今日は、通常の漫画雑誌発売が無いんで古雑誌ネタでもやろうかなーと、考えていた時に杉浦茂の展覧会が開催されるってニュース↑見て思い出したがこの一冊。
少年キャプテン増刊「Comic カーニバル」Vol.1(1987年7月30日発行)*1
定価250円、中綴じ242ページ。Vol.2以降は出版されなかったみたい。
何故か表紙・イラストなどに杉浦茂をフィーチャリング、「少年キャプテンいきなり増刊」ってキャッチフレーズで発売された雑誌。
- オレンジ色の夜明けまで(たがみよしひさ)
- 隣はナニをする人ぞ・・・(米倉尚之)*2
- ドグラ戦記(石川賢)
- 感じて♥レンタル(ものたりぬ)
- 君のハートの側にいたい(石川弥子)
- 宇宙刑事バスター(あさりよしとお)
- BROTHERS(田島昭宇)
- 初恋愚連隊(阿部譲二×谷村ひとし)
- おともだち(松本充代)
- おざなり地帯(横山えいじ)
そして、1ページを1/4サイズで収録した
の「狂犬ケンネラーの巻」が復刻掲載。
特筆すべき作品としては、やはり巻頭カラーのたがみよしひさ、石川賢の「虚無戦記MIROKU」に繋がった「ドグラ戦記」、田島昭宇「BROTHERS」の読切版ですかね。
たがみよしひさのは、つい最近(2009年)にやっと単行本に収録されました。
石川賢のは、虚無シリーズのどこかに収録されてるはず。
田島昭宇のはコンプ版の原型っぽいけど、どの位差があるかはちょっとわかんないや。
スペクトルマンの再録は、縦半分サイズのページを雑誌中央に置く、昔の少年誌手法。
紙も黄色いのを使っていて、レトロっぽさを強調。
で、創刊号なのに読者コーナーって企画もあり、全部編集者が文章かいてるというわけわかんなさ。
カットは唐沢なをきが描いてます。
全体で見ると、巻頭カラーのたがみよしひさ始め、あさりよしとおなどキャプテンで描いてた作家がメインなんでしょうが、何をどう狙ってるのかさっぱりわからないラインナップ。
少年誌ではできないエロ系ネタをやってる割りに、レトロ方面でもあるし。
そりゃまあ、2号目出ないよねえ。
おまけ
「左のオクロック」連載開始号キャプテンの広告も載ってました。
なんて懐かしいラインナップだろう。
そして、この頃から続いて未だに完結してないガイバーはやっぱすげえな、といった所で今回はここまで。
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