情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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200円の雑誌といえば「さいとう・たかを200円ロードショウ劇場」(1978〜1979年)だよな



 先週の少年サンデーが特別定価200円だったので思い出したのがこれ。
 1978年〜1979年にかけてリイド社から発行された「さいとう・たかを200円ロードショウ劇場」(リイドコミック増刊)です。
 


 自分の手元には数冊しかありませんが、そんなレア・プレミアってこともなく、古書店でたまに見かけるかな。


 


 増刊とはいえ、雑誌名に価格が入ってるってのがまず珍しい。
 他の例がちょっと思い浮かびません。


 


 ページ数的には135Pの中編*1が1本。毎号完全新作描き下ろしで、内容は時代劇・SF・スパイアクションなど様々。
 記事末尾に参考サイトを挙げますが、全部で13冊出たようですね。


 


 この当時だと、ビッグコミックに「ゴルゴ13」、少年サンデーに「サバイバル」リイドコミックに「ディンゴ」、コミック野郎に「新影狩り」、さらには読切も色んな雑誌で描いてて。
 今でもそうだけど、さいとうプロの仕事量はホント凄いし、読切を沢山のジャンルでやるってのが読み手としても嬉しい所ですよね。


 

  


 どの作品も主なキャラは過去作品からのスターシステムで描かれていて、巻末には人気投票&プレゼント企画が載ってます。
 これ、単行本収録以降はスターシステムのだって判らないままになっちゃったのでは、とちょっと気になる。



 後に単行本にも収録された様ですが、現在は紙の書籍としては絶版。
 すべてデジタルコンテンツとして配信されているとの事。



 他に、名前自体に具体的な価格が入った例ってあるんだろうか。
 コンビニコミックなんかで「ワンコイン」とか書かれてるのは見たことあるが、雑誌・単行本名そのものにって記憶に無い。


 といった所で今回はここまで。


*1:現在の感覚で言えば中編だけど、当時的には長編?