情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

1982年のアニメージュより、広告関連


 一応コメントをつけたりはしてますが、soorceの記憶や思い込みで書いてますので、あんまり鵜呑みにはしないでください。
 価格は広告から分かる場合にのみ記載してます。定価ですんで、実売価格とは異なってた可能性があります。


 以下、引用は徳間書店アニメージュ1982年5,6月号より。画像は別ウィンドウで拡大表示(フォト蔵を使用)
 開いた先で「元画像」をクリックするとさらに大きい画像が開くはずです。


表4広告


アニメージュ1982年05月号 広告表4 アニメージュ1982年6月号 東芝広告

 横向きのが5月号表4の広告。
 東芝のポータブルコンポRT-S95「マッケンジー」定価89,800円。
 外に持ち出して音楽を聴こう!みたいに書いてありますが、重量は11Kg(乾電池込み)。シングルカセットテープですから、録音と再生は出来てもダビングはできませんね。


 6月号の表4は以前も紹介したベータビデオデッキ。定価238,000円。前に書くの忘れてましたけど、これは「有線リモコン」ですね。
 赤外線リモコンの製品があったかどうかは不明。
 とりあえず、テレビはまだ「チャンネルを回す」のが主流の時代だったはず。

アニメージュ1982年06月号 広告表4 部分拡大





アニメ関連商品(レコード、書籍等)広告


 ビデオがあまり普及していなかった頃(もちろん、LD・DVDなど存在するはずも無く)ですから、本放送を見逃した場合やもう一度、という後追いというかフォロー手段というのがあまりなかった(再放送くらいかな)わけです。
 ビデオの普及とソフト発売で変化し始めるのはこのもう少し後で、OVAというものはこの翌年に始めて発売されたという頃。
 (今は逆に映像ソフト化が早く、かつ、それ故に再放送されるものの方が少ないのですが。)
 


 で、実際の番組を見ることは出来ないけど、どうにかしましょうかという無理矢理な手段として、台本集や、ロマンアルバムや、誌上再録と称されるフィルムコミック的なものや、レコードに数話分の音声・サウンドトラックがそのまま収録されたものなんてのが発売されていました。


アニメージュ1982年05月号 広告008 アニメージュ1982年05月号 広告007 アニメージュ1982年05月号 広告001 アニメージュ1982年06月号 広告016 アニメージュ1982年06月号 広告017

アニメージュ1982年05月号 広告019 アニメージュ1982年06月号 広告014 アニメージュ1982年05月号 広告017


 ガンダムロマンアルバムは各890円。イデオンの台本記録全集は各2,900円。
 レコードはドーナッツ版(今で言うところのシングルです)が500〜800円、LP版(今で言うところのアルバムです)が1枚のもので2,200〜2,500円、2枚組みで4000円程度。



アニメージュ1982年06月号 広告018

 小学館から発売された「THIS IS ANIMATION」は各980円。
 分類が「SF・ロボット・アクション」「ファンタジー・メルヘン・少女」「スポーツ・ギャグ・ライフ」ってのは大雑把というか適当というか。



 アニメージュ1982年05月号 広告011アニメージュ1982年05月号 広告010 アニメージュ1982年06月号 広告005 アニメージュ1982年06月号 広告004 アニメージュ1982年06月号 広告007


 この辺は色々。
 「本放送と同じ音を聞けるだけのレコード」なんて現在からするととても信じられないような商品ですが、結構な数が出てたんですね。
 広告内の「ドラマ篇」てのがそういうのです。イメージアルバムとか今で言うラジオドラマとかともちょっと違うもの。
 


これはルパン三世の例。

アニメージュ1982年05月号 広告010 部分拡大





アニメ関連商品(プラモデル等)広告


 ガンダムイデオンですね。


 アニメージュ1982年6月号 バンダイ広告 アニメージュ1982年6月号 カバヤ広告 アニメージュ1982年6月号 グンゼ広告 アニメージュ1982年6月号 コンテスト告知 アニメージュ1982年05月号 広告005

アニメージュ1982年05月号 広告002 アニメージュ1982年06月号 広告表2



 ガンダム関連で一番高価なのは「リアルタイプ・ドム」で800円。イデオンでは「ガルボ・ジック」の1,800円。
 売り切れ店続出だったようです。




自社、他社の雑誌広告


アニメージュ1982年05月号 広告020 アニメージュ1982年06月号 広告001


 徳間書店リュウの広告。今出てるComicリュウの前身というか大本というか。懐かしい作品や名前が色々と見受けられます。
 安彦良和の「アリオン」を筆頭に、聖悠紀「ペアペアライサンダー」、吾妻ひでお「ぶらっとバニー」等々。
 「SF個人史」は17号が細野不二彦、18号が石坂啓。これ単行本とかにまとまってないんですよね。かなり色々な漫画家のをやってたんですが・・・。


アニメージュ1982年05月号 広告012 アニメージュ1982年06月号 広告009


 白泉社の広告。月刊少年ジェッツ、花とゆめ、LaLa。
 少年ジェッツは今のヤングアニマルです(というと中間をすっ飛ばしすぎですか)。
 5月号の方に確認できる名前は、黒咲一人檜垣憲朗、小島一将(現:大和正樹)、司敬井上コオ池沢さとしどおくまんプロ、柴田昌弘魔夜峰央。これはキてる。


 アニメージュ1982年06月号 広告019


 テクノポリス創刊号の広告。パソコンじゃなくて「マイコン」です。





アニメショップ広告


 今で言えばアニメイトとらのあなあたりの広告ですかね。


アニメージュ1982年05月号 広告013 アニメージュ1982年05月号 広告018 アニメージュ1982年06月号 広告003 アニメージュ1982年06月号 広告006 アニメージュ1982年06月号 広告012


 売ってるものに「カンペンケース」「レターセット」なんてのあるがこの頃っぽいですか。
 各種アニメ作品以外に、超人ロックなどのグッズも。
 また、ポスターやグッズに萩尾望都竹宮惠子三原順成田美名子、高口里純、谷地恵美子、愛田真夕美などの名前が。
 ポスターは200〜500円。各種グッズは送料込みのセットで1000〜2000円程度。



ラジオの広告


 アニメージュ1982年05月号 広告003 アニメージュ1982年05月号 広告004


 ラジオ番組と放送局の広告。
 たんぱはともかく、ラジオ大阪は関西以外で効果があるものかどうか?
 ひょっとして発売地域によって違う広告入ってた?



色んな広告


 アニメージュ1982年06月号 広告021
 日ペンの美子ちゃん中山星香が描いてた頃の終盤。テキストはバインダー式です。



アニメージュ1982年05月号 広告006 アニメージュ1982年05月号 広告014 アニメージュ1982年06月号 広告010 アニメージュ1982年05月号 広告表2


 ニキビがなくなったり、背が伸びたり、美しくやせたり、フケを止めたり。
 今も昔も、どっちもどっちも、どっちもどっちも。



アニメージュ1982年05月号 広告009 アニメージュ1982年05月号 広告表3 アニメージュ1982年06月号 広告002 アニメージュ1982年05月号 広告015 アニメージュ1982年06月号 広告008 アニメージュ1982年06月号 広告011

 あとは、アニメ誌だけにそういう関係のが多い。声優になったり彩色したり。
 この辺からプロになって活躍してる人ってのはどのくらい居るんでしょうね。





 といったところで、今回はここまで。このアニメージュ関連はこれで打ち止めです。


※当ブログの関連記事

 1982年に人気のあったアニメ、キャラクター、声優などはこんな感じ:http://d.hatena.ne.jp/soorce/20061105#p1
 1982年、コミックマーケット20の写真レポート:http://d.hatena.ne.jp/soorce/20061112#p1
 1982年のアニメージュより、ちょっとどうかしてる企画ピンナップなど:http://d.hatena.ne.jp/soorce/20061120#p1