情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
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なんだかコレジャナイ。幻の東映動画版「フランダースの犬」と「アルプスの少女」(1970年代?)



 「フランダースの犬」と「アルプスの少女」といえば、宮崎駿も関わっていた「世界名作劇場」で放映されたのをみなさん思い浮かべるのではないでしょうか。
 これらはズイヨー映像、日本アニメーションが製作したものです。


 ところが、なんと、東映動画が作成したバージョンが存在してたんです。


 みんなが知ってるのは、こういうのですよね。
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 しかし、こちらのアルプスの少女では、こういうハイジとペーター。
 


 そしておじいさんとクララ。
 


 ハイジの髪の毛の色なんかは、こっちの方が原作に忠実だったりするのかな。
 

 フランダースの犬は、こっちがおなじみの。
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 そこを、ネロとパトラッシュがこんな感じ。
 


 おじいさんとアロアはこんな。衣装は原作の挿絵があるから同じなんでしょうな。
  


 当然ながら、キャラデザはまったく違うのです。


 動きは、声優は、というとですね、・・・スイマセーン、ボクウソついてましター。
 コレ、所謂「アニメ絵本」の類デース。



 じつはこれ、「ひかりのくに世界の名作えほん」シリーズのうち2冊。
 間違いなく「画:東映動画」ではありますが、アニメーションが作成されたわけではないんですね。


  
 

 


 11番と12番なのですが、これら以外にどんなのがあったんだろうか。
 


 奥付に無いんで、はっきりした発行年はわからないんですが、ネット上で探してみると1977年か78年なのかな。
 どうにか世界名作劇場の影響を避けようとして、逆にはまってる感が。


 

 こう、最後のシーンは描かないとかね。


 これをお土産に買って帰ったお父さんは「これじゃない!」とか言われてたのかも。
 といった所で今回はここまで。


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 ちなみに、立原あゆみも「フランダースの犬」の絵本を描いたことがあるのです。
 フランダースの犬 (ファンタジーメルヘン (8))