「フランダースの犬」と「アルプスの少女」といえば、宮崎駿も関わっていた「世界名作劇場」で放映されたのをみなさん思い浮かべるのではないでしょうか。
これらはズイヨー映像、日本アニメーションが製作したものです。
ところが、なんと、東映動画が作成したバージョンが存在してたんです。
しかし、こちらのアルプスの少女では、こういうハイジとペーター。
ハイジの髪の毛の色なんかは、こっちの方が原作に忠実だったりするのかな。
フランダースの犬は、こっちがおなじみの。
おじいさんとアロアはこんな。衣装は原作の挿絵があるから同じなんでしょうな。
当然ながら、キャラデザはまったく違うのです。
動きは、声優は、というとですね、・・・スイマセーン、ボクウソついてましター。
コレ、所謂「アニメ絵本」の類デース。
じつはこれ、「ひかりのくに世界の名作えほん」シリーズのうち2冊。
間違いなく「画:東映動画」ではありますが、アニメーションが作成されたわけではないんですね。
11番と12番なのですが、これら以外にどんなのがあったんだろうか。
奥付に無いんで、はっきりした発行年はわからないんですが、ネット上で探してみると1977年か78年なのかな。
どうにか世界名作劇場の影響を避けようとして、逆にはまってる感が。
こう、最後のシーンは描かないとかね。
これをお土産に買って帰ったお父さんは「これじゃない!」とか言われてたのかも。
といった所で今回はここまで。
ちなみに、立原あゆみも「フランダースの犬」の絵本を描いたことがあるのです。