2023年のコミック市場、全体は微増でも史上最高額をさらに更新。電子は伸びるも紙の凋落は止まらず。単行本は増加、雑誌数減。
2023年、コミック市場全体は前年よりも167億円増で6,937億円。史上最高額をさらに更新して、7,000億円が見えてきました。
紙の雑誌は減少が加速し7.4%減、紙のコミックスが8.2%減、電子が7.8%増。
出版全体に占めるコミックの割合は、43.5%とさらに増えています
海外でも売れているのを考えると、全体規模はいかほどになるのか。
ということで、出版指標2024年春号、特集「コミック市場2023」に掲載されたデータなどより。
(「出版月報」は、季刊の「出版指標」に変わりました。もはや、出版は月刊ペースで情報を出す必要がある産業ではないとみなされてるという事ですね。)
2023年の簡単なまとめ
- コミック市場全体の販売額はさらに伸び、史上最高額を更新
- 電子の増加が支えている
- 電子の販売金額が4,830億。紙が2,107億なので、約2.3倍
- コミックスのレーベルは紙も電子も増加
- ストアごとの差がつきつつある
- 紙コミックスは前年より8%減
- 雑誌のみでなくコミックスも紙は減少。
- 単行本新刊点数は14,761点で、最高をさらに更新
- 月1200点を超えてるので、1日40冊以上
- 紙での販売数は減り、電子で売れてるし、紙は増刷しない、なんて場合も多いらしい
- 紙の漫画雑誌の売り上げは、続減。下げ率が加速し。前年比7.4%減
- 銘柄数はさらに減って177誌。(最大時は328誌)
2023年販売金額(億) | 販売部数(万冊) | |
---|---|---|
雑誌(紙) | 497 | 12,137 |
単行本(紙) | 1,610 | 25,556 |
電子(雑誌+単行本) | 4,830 | - |
総計 | 6,937 | - |
以下、データは出版指標2023年春号や、過去分からの引用になります。
販売金額は、
紙は雑誌・単行本計で8.0%の減。単行本が8.2%減、雑誌が7.4減。
電子は7.8%の増。
全体で2.5%の増。
紙の雑誌は全体で497億円。ついに500億円割れ。しかも、個々の雑誌の定価は上昇してるので、販売部数で考えるとより減ってると言えます。
紙の雑誌の銘柄数は続減、単行本点数は増加。
WEB/アプリ初出作品が増え続けて、単行本化されている。(が、その場合含み、紙はほぼ増刷されず初版のみ、という事が増えて居る様だ)
近年の傾向と電子コミック
紙での販売部数・販売金額は、雑誌減、単行本も減。
やはりコロナ巣ごもりで、鬼滅、東卍などが売れまくった2020・2021年が特殊過ぎたか。
しかし、電子は伸びているので、漫画を読む、という事に使われる時間や金額は増えて居るとは言えそうか。
紙の雑誌は、28年連続のマイナス。ピーク時の1/7程度。
2025年春には、雑誌の取り扱いをするコンビニが1万点以上減る(取次の問題)というのもあり、ここから上昇ってのはもう考えにくく、あとは何時までどれだけ残るのか、になってしまってる感もある。
販売部数 | 雑誌計(万冊) | 前年比 | 単行本計(万冊) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
2016 | 29,900 | 85.6▼ | 37,021 | 92.0▼ |
2017 | 26,598 | 88.96▼ | 31,608 | 85.38▼ |
2018 | 23,511 | 88.39▼ | 28,923 | 91.51▼ |
2019 | 19,936 | 84.79▼ | 29,960 | 103.59△ |
2020 | 17,229 | 86.4▼ | 38,151 | 127.3△ |
2021 | 14,878 | 86.4▼ | 37,085 | 97.2▼ |
2022 | 13,937 | 93.7▼ | 29,469 | 79.5▼ |
2023 | 12,137 | 87.1▼ | 25,556 | 86.7▼ |
紙の単行本は、2019年よりも少なくなった。コロナでの巣ごもり需要が特殊だったのか。
書籍扱いコミックスの点数が増えてるので、1点当たりだと微減、なのかなあ。売れてるのとそうでないののさが拡大してるだけかも。
販売金額 | 紙雑誌計(億) | 前年比 | 紙単行本計(億) | 前年比 |
---|---|---|---|---|
2016 | 1,016 | 87.1▼ | 1,947 | 92.6▼ |
2017 | 917 | 90.26▼ | 1,666 | 85.57▼ |
2018 | 824 | 89.86▼ | 1,588 | 95.32▼ |
2019 | 722 | 87.62▼ | 1,665 | 104.85△ |
2020 | 627 | 86.8▼ | 2,079 | 124.9△ |
2021 | 558 | 89.0▼ | 2,087 | 100.4△ |
2022 | 537 | 96.2▼ | 1,754 | 84.0▼ |
2023 | 497 | 92.6▼ | 1,610 | 91.8▼ |
単行本の販売部数は、3,940万部減って、販売金額は144億円減。
各出版社とも定価を上げてはいるが、それが追い付いていないと言うべきか?
全体でみるとこうだが、その中での電子コミック市場の伸びは1桁、っても350億円も上がってる。
身近なので例えると、ごま油のかどや製油1社分増加してるって事か。え、そんなに?
電子コミック(単行本+雑誌) | 販売金額(億) | 前年比 |
---|---|---|
2016 | 1,491 | 127.54△ |
2017 | 1,747 | 117.17△ |
2018 | 2,002 | 114.59△ |
2019 | 2,593 | 129.5△ |
2020 | 3,420 | 131.9△ |
2021 | 4,114 | 120.3△ |
2022 | 4,479 | 108.9△ |
2023 | 4,830 | 107.8△ |
全体に占める紙の雑誌の比率を見やすくするとこうなります。厳しいなあ……。
コンビニコミック
については、新刊点数がさらに減って厳しい状況。
まだ残ってる店もあるものの、みたいなレベルだからなあ……。
コミック文庫に関しては記述すら無し。
雑誌銘柄数と、単行本の点数
紙の雑誌は、177誌。減少が止まらない。
漫画配信サイトは、もうこの数を余裕で超えてると思われます。実際幾つあるか把握してる人は居るんだろうか。
とはいえ、講談社のDAYSとマガポケ、秋田書店のチャンピオンクロスとヤンチャンWebの様に同じ作品を複数サイトでってのも多いし、どう数えるべきなのか。
複数アプリ・電子書店で配信されてる作品と、独占配信と、待てば無料・ポイントで先読み、等を考えると、電子で一番売れてる作品ってどれなんだよ、となりますが。
講談社は漫画IPのページで半期ごとの売り上げランキング出してる(→2024年度上半期 - 電子書籍ランキング|講談社マンガIPサーチ by C-station)けど、これは単行本扱いだろうし。
一番多くポイント先読み課金されてるの、やっぱり「チー付与」か?(偏ったTLによる)
単行本の年間新刊点数は、昨年から574点増の14,761点。
月1200点を超え、1日あたり40点*1以上。すべての新刊を揃えられるリアル書店は存在しえないでしょうし、返品サイクルも速まるだろうし、どうやりくりしてるんだろうか。
増え続けているのはやはり、
- WEB・アプリ連載から単行本化される
- 新規参入出版社が継続的に刊行出来てる
- 1巻当たりの売り上げが減ってる分、数を増やさないと追いつかない
といったあたりでしょうか。
紙の単行本は、よほどのメジャータイトル以外は簡単には手に入れられない、と言ったことも実際起きてる様子。
初版部数は絞られて、増刷されるには、アニメ化やドラマ化、ネットでの大バズなど切っ掛けが無いと駄目、てな話も。
そりゃあ、メディア化目指すよなあ。
長く続いたシリーズの場合、旧シリーズは紙は増刷せず電子のみ、みたいな扱いになったりも。(例:王様の仕立て屋)
とはいえ、「川島・山内のマンガ沼」「アメトーーク!」「ラヴィット!」新聞の書評などで取り上げられた「しあわせは食べて寝て待て」のようなヒットもある。
そして、漫画にとどまらず、アニメ、関連本、グッズ、イベント、ガチャポン、コラボ商品など多岐にわたって侵食している「ちいかわ」というモンスターも。
紙・インク・流通などの影響による値上がりは続き、コミックスも値上がりしている。
平均価格で言えば、2012年が504円で、2022年は595円、2023年は606円。ついに600円超え。
ただこれ、電子版も同時に値上げされるのがイマイチ納得いかないんだよなあ。セール多いからしゃあないのか。
人気作品は特装版とか付録付きが完売、転売されて酷いことに、なんて場合もあったり。
雑誌銘柄数 | 前年比 | 単行本新刊点数 | 前年比 | |
---|---|---|---|---|
2016 | 231 | 97.5▼ | 12591 | 100.2△ |
2017 | 225 | 97.4▼ | 12461 | 98.97▼ |
2018 | 205 | 91.1▼ | 129771 | 104.1△ |
2019 | 199 | 97.07▼ | 12805 | 98.67▼ |
2020 | 192 | 96.5▼ | 12,939 | 101.0△/TD> |
2021 | 191 | 99.5▼ | 13,420 | 103.7△ |
2022 | 185 | 96.9▼ | 14,187 | 105.7△ |
2023 | 177 | 95.7▼ | 14,761 | 104.0△ |
出版社が自社レーベルを配信するWEB漫画サイトも増加、というか強化傾向にあり、アプリだけでなくWEB(ブラウザ)で読む、というのが多くなっている。
SNSなどでバズった場合、アクセスしやすいWEBサイトの方が有利、というのもあろう。(最近の例だと、もちづきさんとか)
試し読みというかフックとしてSNSで1~数話流す、というのも非常に多い。そしてそれがtoggerterなどにまとめられている。
ただ、これを雑誌掲載最新話でもやったりするので、紙の雑誌買う意味とは?ともなるが。
なろうやカクヨムで小説を発表→書籍化・コミカライズ・アニメ化、の数も増えていて、かなりの数になってる。
講談社の電子書籍販売ランキング一位の「シャングリラ・フロンティア」は、書籍化なしでのコミカライズ・アニメ化という特殊パターンですね。
雑誌種別ごとの数。
種類 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | 2018 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
少年向け | 27 | 28 | 28 | 28 | 28 | 28 | 28 | 29 | 29 | 29 | |
少女向け | 35 | 33 | 33 | 32 | 29 | 28 | 28 | 28 | 28 | 27 | |
青年 | 53 | 50 | 47 | 46 | 44 | 42 | 40 | 39 | 39 | 37 | |
レディスコミック | 53 | 47 | 47 | 45 | 42 | 44 | 45 | 44 | 42 | 40 | |
4コマ | 20 | 20 | 20 | 19 | 15 | 14 | 13 | 13 | 10 | 10 | |
パチンコ・パチスロ | 10 | 9 | 8 | 7 | 5 | 5 | 4 | 4 | 3 | 2 | |
BL | 16 | 16 | 16 | 16 | 15 | 13 | 13 | 13 | 13 | 13 | |
趣味・スポーツ・その他 | 7 | 7 | 5 | 5 | 4 | 4 | 3 | 3 | 3 | 3 | |
成年 | 31 | 27 | 27 | 27 | 23 | 21 | 18 | 18 | 18 | 17 | |
合計 | 252 | 237 | 231 | 225 | 205 | 199 | 192 | 191 | 185 | 177 |
紙の雑誌全体は部数も銘柄数も減。復刊や新創刊も無し。
電子のレーベル立ち上げは数えきれないほどあるのですが、そらそうなるよなあと。
「趣味・スポーツ・その他」は、近代麻雀、つりコミック、もう一誌は何だろう。
単発で売れる号があった雑誌としては、「まんがタイムきららMAX」「別冊少年チャンピオン」が付録で、「アフタヌーン」がジャニーズ*2で、と単発では売れてもそれだけ、といった様子。
グラビアやってる雑誌だと、えなこがやっぱり多かった。どこまでこの強さが続くのか。(参考:コミック誌カバーガールグランプリ2023(CCGG2023)決定!ソロ部門は「えなこ」が怒涛の三連覇、グループ部門は乃木坂46が首位奪還! - 情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明)
雑誌も値上がり傾向が止まらない。2024年に入り、週刊少年誌の定価は、マガジンが400円、サンデーは360~380円、ジャンプは300~320円、チャンピオンは360~380円。
部数減少を補えるかってのは難しいだろうなあ。
コンビニでの取り扱いが減るのほぼ確定だし、いつまで残るか、って話になりつつあります。
電子の動き
昨年から約350億円の伸び。
2桁成長は終わったものの、こんな伸び方してるの、他にあるんだろうか。
紙で売れてる作品、映像化作品などが強いのは変わらず。
縦スクロールは伸びて新規参入もあるが、特定ストアが2強すぎる、という状況。
あと、縦スクロールは紙の単行本になりにくいけど、稀有なヒット例として「氷の城壁」がある。
そして、独占作品の先行配信がやはり強い。
割引セール、クーポン配布、ポイント還元などは常にどこかで何かをやっていると言っていい状況。
その為、定価は紙と同じにしておき、伸ばして売るのはセール時、の様な仕掛けをするところも。
海外展開も多くの出版社が仕掛けている。日本語版と翻訳版の同時配信ってのもあり、これ漫画家さんは締め切り早くなってるってのあるんじゃないの?
そういや、めちゃコミックが海外資本に買われたけど、配信レギュレーションは変わったりするんだろうか?ゲームの様に細かく対象年齢分けたり。
電子でも、紙で売れてる「推しの子」「フリーレン」「ブルーロック」などは当然強いし、完結済み作品がキャンペーンで売れる場合もある。「トリコ」「コウノドリ」など。
異世界ものの新作もヒットが多い。「片田舎のおっさん剣聖の~」「異世界サムライ」など。
女性向けでは、独占・先行配信作品も強く「鬼の花嫁」「いつわりの愛」「「きみを愛する気はない」と言った次期公爵様がなぜか溺愛してきます」など。悪役令嬢物もまだまだ強い。
「溺愛」がタイトルに入った作品、多すぎない?
アニメ化も決定して放映も近い「悪役令嬢転生おじさん」はいいぞ。
BL、TLも電子での売り上げが伸びてる作品がある。この辺は紙よりも電子が、って人多いのかも。
人気作品
少年・男性向けだと「呪術廻戦」「ONE PIECE」「ヒロアカ」「推しの子」「キングダム」といった集英社勢に加え「薬屋のひとりごと」*3、「フリーレン」、「入間くん」、「僕ヤバ」など
女性向けでは「ミステリと言う勿れ」「山田君とLv999の恋をする」「ハニーレモンソーダ」「わたしの幸せな結婚」「鬼の花嫁」「ガチ恋粘着獣」など。
電子連載作含めここまでに出てないのだと「俺、勇者じゃないですから。」「泥濘の食卓」、「ヒズ・リトル・アンバー」「あなたがしてくれなくても」「ゾンビの~」など。
他にも「光が死んだ夏」「魔女は満月に咲く」「拷問バイトくんの日常」などなど。
おわりに
リアル書店は年々減少しつつあり、さらに2025年春に一部コンビニへの雑誌配本が無くなるという事で、紙の雑誌やコミックスは販売機会も入手手段も以前より限られて行こうとしています。
そもそも初版が絞られて、増刷もされなくて、ネットで予約しても買えなくて手に入らない、なんてのは今でもあるし。
紙雑誌とコミックスの減速は、複合要因でもあるけど、もう上昇に転じることは無いだろうし、でも全体を維持するにはってのもあろうし。
それでも「作品そのものを持ちたい」というが、グッズとかに行くのもあるのか。
電子の拡大がこれにより加速するのか、流石にそろそろ伸び止まるのか、波乱がありそうな状況。
スマホで読むとなると、ゲームやSNSとの可処分時間・金額の奪い合いはさらに激しくなります。
故にWEBで更新するサイトを強化してる出版社も多く、これはさらに増えるのか、統合が進むのか。
読者からすれば、新しい作品や漫画家との出会いがどこで生まれるのか。
読切や、無料公開の第一話が大バズになって多く読まれるという現象もあり、SNSの影響は大きいでしょう。
実際、読切が発表される量は爆発的に増えている。WEBのおかげで、刺さる作品は拡散されて多くの読者に届きやすくもなっている。
そうなると、玉石混合である雑誌は不利になるのだが、それでも。
雑誌もコミックスも、電子版では1冊売りだけではなく、単話、サブスク、WEBなどでの1話ずつ定期配信など、同じ作品を読むのにも複数の手段があったりで、ブランド力がどこまで維持できるかというのも課題ですね。
実際、どの出版社のどの雑誌かって知らないまま読んでる人も多いでしょうし。
大ヒット作は、メディア化などの影響が大きく、まず認知される事で読者が広がるというのは今も変わっていないでしょう。
しかし、ドラマ化時の改変問題など、その辺が色々と。
ヒット作でも変に引き延ばさずきっちり終わる、作者の体調や事情によって掲載頻度を落としたり休載したり、そういう融通は昔より効くようになってるとは思えます。
漫画を読む時間と金を使ってる人は増えている?しかし、その入り口はどこにあるのか。かつての学年誌や幼年誌で漫画の読み方を学ぶ、といったのが無くなりつつあるのだし。
そして、プロの漫画家の数は、単行本の量からしても史上最多になってるとも思えます。売り上げが上手く配分されているか、はわからないけども。
漫画の未来は、いったいどっちだ。
といった所で今回はここまで。
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