古本屋で買った。
中身の連載時期は1971〜1972年ということで、37〜8年前の各地のイラストレポなんですが、これがなかなか面白い。
- 表紙と目次
ファッションがサイケデリックな感じです。
つーことで一部抜粋。
- 仙台
コーヒー80円の店がまだあちこちにある、との記述。
今の物価からすると1/5くらい?
- 伊勢崎町
この辺の商店街はどのように変遷したのかって歴史はどっかに残ってるんだろうか。
- 銀座
お店の名前なんかどのページも全部そうなんだけど、今残ってるのはどのくらいの割合なんでしょうなあ。
- 赤坂
観光用ではない人力車がまだ残っていた!
TBS周辺の食べ物屋の名前など、結構エッセイなんかで読んだことある名前も(当然今はもう無い)
- 原宿
やっぱりファッション話多目。
器としての街の色としては同じでも、中身はどんどん変わっていっているのだな、とか。
- 京都(河原町)
映画館が多いなあ。寺やそれ関連は変わらないので、ランドマークは今と一緒ですが。
- 大阪(道頓堀)
こちらは、松竹座、浪花座、中座、角座と演劇から寄席まで勢揃い。
まだウィンズ無かった頃ですね(今は綺麗になっちゃってますけど、少し前までのあそこは酷い状態でしたなあ)
- 大阪(梅田地下)
左中央側の丸が「泉の広場」です。
今も残る店もあり、大半は入れ変わってるか。喫茶店が多い。
とまあこんな感じで、多分当時を知る人ならもっと面白いと思います。
そんなにレア本って訳でもないんで、見かけたらパラパラと自分の知ってる場所の今昔を見てみては。>現代旅風俗絵地図 (1973年)
作者の安達忠良の公式ページはこちら。今はイラストじゃなくて立体やってるんですね。
といったところで今回はここまで。