情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

この1号雑誌は謎が多い。奇想天外社「おもしろクイズマガジン」(1983年12月号)





 



 表紙とカラーグラビアは、僕らのアイドル斉藤ゆう子ちゃん!クイズ監修は、あのヤマタクことヤマザキタクヤ先生!
  



 ・・・いや、わかんないよね。私もわからない。



 これは、1983年11月頃に出版されたっぽい雑誌。
 SFや漫画の出版で知られる、奇想天外社による、日本初の本格クイズマガジン「おもしろクイズマガジン」の創刊号。
 1983年12月号で、定価390円、全88ページ(4cカラー6P、2cカラー16P)。



 国会図書館にも米澤図書館にも収録されてないので、どっちかに寄贈すべきかな。
 創刊号マニア向けにヤフオクに出したほうが・・・いやいや。
 版元が倒産して2号以降が発行されなかったと思われる1号雑誌です。


 内容は、クイズといっても、文章形式ありイラスト形式あり漫画形式あり。

 


 特定の出題は、正解者に景品あり。クイズに答えると正解者に抽選で豪華商品があたるっていうものなんですけど、こういう感じで募集してます。


 


 巻末に応募券がついていて、ハガキで応募する形式ですね。

 



 でも、謎が多いんですよ。

  • 2号以降は出たのか?
  • 出版社はどういう状態だったのか?
  • 応募した人に商品は発送されたのか?
  • そもそも、この雑誌って書店に並んだのか?

 出版元である「奇想天外社」がいったい何時倒産したのかもわかんない。
 Wikipediaの記述だと1981年倒産ってなってるけど、単行本含め、1983年までは出版活動してたっぽいし。
 1984年発行の書籍は無いから、これは最終期っぽいけど、どうなんだろうなー。


 表紙にある「企画集団奇想天外グループ」ってどういう意味なんでしょう。


 




 ところで、斉藤ゆう子って、今は声優さんなんですね。そこもびっくりです。


 



 そうそう、裏表紙の広告は「カシオ 楽がき PV-2000」でした。このタレント、誰だろう?


 


 ホント、謎が謎を呼ぶというか、わけわかんない代物です。


 といったところで、今回はここまで。



2012年の紀伊国屋「文庫売り上げ著者別ベスト300」にランクインしてたライトノベル系作家はこんな感じ




 東京国際ブックフェア2012で配られていた「文化通信BB」の増刊でも、昨年同様の特集記事が載ってました。


 「KINOKUNIYA PubLineデータで見る文庫の著者別ランキング読まれているのはこの作家」


 去年はレーベルランキングもあったんですが、今年はなし。
 参考記事>2011年1〜4月の紀伊国屋「文庫売り上げ著者別ベスト300」にランクインしてたライトノベル作家とか



 ライトノベル系の作家を抜き出してみるとこんな感じ。
 注意点としては

  • 紀伊国屋書店全店の2012年1〜5月の売り上げ(コミック文庫は除く)が元データ
    • オタク向けの専門店やネット書店とは客層が異なるであろう
  • ライトノベル系作家」って定義はなんか明確じゃないので、Wikipediaとか見て私がそう思った人、程度です
    • アニメ化作品が売れたんだろうなあ、とか
  • 昨年300位以内だった場合、その順位を記載。昨年300位圏外だった場合は「NEW!」としてます。


順位名前昨年順位
4有川浩3
8三上延NEW!
18川原礫74
24米澤穂信72
29香月日輪61
45鎌池和馬11
57冲方丁227
63石踏一榮NEW!
66高瀬ゆのか/小畑友紀NEW!
77結城光流85
89成田良悟33
91桜庭一樹9
96井上堅二50
101松智洋264
107伏見つかさ77
123佐島勤NEW!
128入間人間41
132葵せきな96
133逢空万太285
146平坂読109
148神永学63
152雪乃紗衣NEW!
153虚淵玄122
173清家未森218
195時雨沢恵一139
205川上稔NEW!
216赤松中学93
217鏡貴也95
219橘公司NEW!
220賀東招二/大黒尚人NEW!
225仁賀奈NEW!
233西尾維新NEW!
245杉井光144
256雨木シュウスケ171
259三田誠294
265木村心一69
273青柳碧人NEW!
277野村美月158
280谷端恵NEW!
287綾崎隼NEW!




 西尾維新がNEWかつ順位が低いのは、殆どの著作は新書やBOXで出てる為「文庫」の集計に入らなかったからですね。
 青柳碧人は、講談社ラノベ文庫で書いてるしアリだろう。

 迷って入れなかったのは、越谷オサム荻原規子日明恩など。


 昨年高位に入ってた、弓弦イズル支倉凍砂谷川流などは、やはり新刊が無かった為か圏外。


 「このライトノベルがすごい!このライトノベルがすごい! 2012あたりと見比べると、そういうのと一般書店との差がなんとなくわかる、ような。


参考:著者別トップ10とキリ番


 1〜10位と、100,200,300位の部数付き。東野圭吾は二年連続トップ。
 大体の目安になるかどうか。つーか、東野圭吾のぶっちぎりっぷりが凄過ぎるだろ。


順位名前部数
1東野圭吾116,450
2村上春樹83,125
3佐伯泰英60,107
4有川浩44,004
5宮部みゆき36,406
6スティーグ・ラーソン33,851
7誉田哲也30,244
8三上延30,200
9司馬遼太郎28,633
10北方謙三26,460
100宮本輝5,150
200渡辺雄二2,790
300川北義則1,930

参考2:全部


 一応、1〜300まで全部はこんな。カンマ区切りにしてあるんで改行に置換するなり行列入れ替え貼り付けにするなりしてご使用ください。
 抜け指摘等ありましたら、コメントなりブクマなりでご指摘いただけると幸いです。


東野圭吾,村上春樹,佐伯泰英,有川浩,宮部みゆき,スティーグ・ラーソン,誉田哲也,三上延,司馬遼太郎,北方謙三,ウィリアム・H・マクニール,赤川次郎,湊かなえ,山崎豊子,伊坂幸太郎,今野敏,松岡圭祐,川原礫,貴志祐介,堂場瞬一,池井戸潤,浅田次郎,斎藤茂太,米澤穂信,高田郁,ジャレド・ダイアモンド,江國香織,西村京太郎,香月日輪,重松清,佐々木譲,池波正太郎,上田秀人,長岡弘樹,綾辻行人,真梨幸子,道尾秀介,風野真知雄,鳥羽亮,本田健,畠中恵,沼田まほかる,山田悠介,西荻弓絵/豊田美加,鎌池和馬,本多孝好,東直己,萩原浩,塩野七生,東川篤哉,越谷オサム,三浦しをん,辻仁成,藤沢周平,内田康夫,葉室麟,冲方丁,マイケル・J・サンデル,大沼紀子,五木寛之,濱嘉之,百田尚樹,石踏一榮,吉村昭,角田光代,高瀬ゆのか/小畑友紀,あさのあつこ,奥田英朗,後藤武士,山本一力,金沢伸明,飛鳥井千砂,唯川恵,吉本隆明,細木数子,乾くるみ,結城光流,平岩弓枝,三島有紀子,森博嗣,夏目漱石,大沢在昌,井上靖,鈴木英治,松本清張,アガサ・クリスティ,小池龍之介,海堂尊,成田良悟,池上彰,桜庭一樹,ドストエフスキー,辻村深月,深町秋生,網野善彦,井上堅二,板戸孝志,川渕圭一,恩田陸,宮本輝,松智洋,石田衣良,藤井邦夫,樋口有介,アーサー・コナン・ドイル,パトリシア・コーンウェル,伏見つかさ,井沢元彦,植西聡,小路幸也,吉川英治,高橋由太,夢枕獏,京極夏彦,中村航,和田はつ子,高峰秀子,トム・クランシー,村山由佳,高杉良,小杉健治,稲葉稔,佐島勤,三島由紀夫,柳広司,山本周五郎,垣根涼介,入間人間,宮城谷昌光,太宰治,北杜夫,葵せきな,逢空万太,高野和明,北沢秋,高村薫,沢木耕太郎,五十嵐貴久,外山滋比古,星新一,白石一文,遠藤武文,伊集院静,キャスリン・ストケット,伊藤計劃,平坂読,森見登美彦,神永学,崎谷はるひ,富樫倫太郎,佐野賢一,雪乃紗衣,虚淵玄,澤田ふじ子,井川香四郎,渡辺淳一,佐々木裕一,ママチャリ,西村賢太,藤原緋紗子,今井絵美子,瀧羽麻子,マイクル・コナリー,ステファニー・メイヤー,小池真理子,椎名誠,田辺聖子,クライヴ・カッスラー,馳星周,宮尾登美子,今邑彩,ジョン・ル・カレ,清家未森,森村誠一,群ようこ,河原れん,坂岡真,アラン,ウィリアム・シェークスピア,宇江佐真理,南雲吉則,興水泰弘/櫻井武晴,向田邦子,佐藤雅美,小川洋子,みゆ,山田風太郎,田中芳樹,山岡荘八,新田次郎,ノーラ・ロバーツ,森絵都,ジェフリー・ディーヴァー,愁堂れな,時雨沢恵一,仙川環,上橋菜穂子,藤木稟,蓮村誠,渡辺雄二,中村文則,和田竜,吉永南央,紫式部,川上稔,又吉直樹,桐野夏生,津本陽,帚木蓬生,林真理子,宮本昌孝,辻堂魁,浜田文人,西荻弓絵/里中静流,川崎光徳/篠原菊紀,赤松中学,鏡貴也,睦月影郎,橘公司,賀東招二/大黒尚人,芥川龍之介,黒川博行,安保徹,万城目学,仁賀奈,ルーシー・モード・モンゴメリ,早見俊,石原結賽,城山三郎,藤崎都/中村春菊,池上永一,ドナルド・キーン,西尾維新,火坂雅志,夏樹静子,朝井リョウ,真山仁,柴田よしき,大山淳子,吉田喜久雄,筒井康隆,井形慶子,アルトゥル・ショーペンハウアー,姉小路佑,杉井光,よしもとばなな,銀色夏生,寺山修司,ジョン・ハート,岡本さとる,白川道,リンダパブリッシャーズ,千野隆司,谷崎潤一郎,中勘助,雨木シュウスケ,福井晴敏,益田ミリ,三田誠,一ノ宮美成/グループ・K21,牧秀彦,リサ・クレイバス,笹本稜平,高橋克彦,木村心一,和久田正明,松浦弥太郎,瀬尾まいこ,中川和宏,鈴木光司,清水義範,山田詠美,青柳碧人,稲盛和夫,荻原規子,南英男,野村美月,酒井順子,日明恩,谷端恵,北森鴻,川上未映子,村山早紀,佐藤優,田中慎弥,前田珠子,綾崎隼,斎藤孝,宮沢賢治,佐藤愛子,細川貂々,遠藤周作,三浦綾子,有吉佐和子,J.D.ロブ,加藤廣,サン・テグジュベリ,幡大介,高田崇史,川北義則

飢えるよりは犯罪を犯して刑務所に入ったほうが良い、というのが19世紀にもあった、という話。



 生活保護とか健康で文化的な最低限の生活とかの話なんですが、刑務所とシャバを行き来して、冬になると軽犯罪で刑務所に行くとか、老齢の受刑者が刑務所で介護受けているなんて話があります。


 この辺ニッポンの刑務所 (講談社現代新書) 刑務所図書館の人びと―ハーバードを出て司書になった男の日記 の本を最近読んだんですが、前科があると就職難しいし、「死なない」という選択においてはそれもアリなのかなあ、とも思ってしまいます。


 で、過去に実際あった話。


 イギリス議会は一八三八年に救貧法を成立させたが、アイルランドの飢えた一般民衆の数は、この法律に基づく制度の枠に収まらなくなっていた。
 また、刑務所で出される食事は救貧院の食事よりも量が多かったため、救貧院の収容者がより多くの食事を求めて犯罪に走るというケースも頻出し、それを防ぐために刑務所の食事の量が減らされたほどである。

「食の500年史」 第5章“道徳経済から市場経済へ”P108 より食の500年史



 当時と現在では事情が異なる部分がままあるとはいえ、「刑務所の食事の量を減らす」っていう結論に行くのか・・・。


 今でも刑務所の食事は「死なないような栄養計算」に基づいてるんだけど、うーむ。
 コンビニ食やなんやかやよりはよっぽどマシだったりしますからねえ。
 ただ、死ぬよりは良い、っても、雑誌もネットも酒も甘味も無しの世界に行くのと引き換えだとねえ。



 刑務所と食事を扱った漫画ではこの辺がありますが、毎日コンビニか牛丼チェーンってよりはずっといいんだよなあ。
 刑務所の中 (講談社漫画文庫 (は8-1)) 極道めし 1 (アクションコミックス) 極道の食卓獄中編 第1巻 (プレイコミックシリーズ)


 「刑務所と同じメニュー」をそれなりの値段で毎日出す食堂が街中にあったら通いたいくらいだけど、それもなんか間違ってる気がする。



 といった所で今回はここまで。

集英社文庫「ナツイチ」2012年の漫画家描き下ろし新作カバーは藤崎竜、村田雄介、和月伸宏の三人。あと、アンソロジー企画が豪華小説家揃いで面白そう。




 昨日発売の集英社の読書情報誌「青春と読書」に、今年のナツイチ情報が掲載されてました。
 


漫画家によるカバーイラスト

 ここ数年恒例となっている、漫画家による新作カバーイラストですが、今年も三種類。
 「夏と花火と私の死体」(乙一)は藤崎竜、「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル)は村田雄介、「眠り狂四郎京洛勝負帳」(柴田錬三郎)は和月伸宏、とのこと。
 



 過去の例だと、小畑健による「人間失格」、荒木飛呂彦による「伊豆の踊り子」などはこのフェアで変更されたカバーで売ってますね。
 人間失格 (集英社文庫) 伊豆の踊子 (集英社文庫)
 多分、アマゾンとかで買っちゃうとカバー指定が出来ないと思われるので要注意。



短編小説アンソロジー


 また、今年は集英社文庫創刊35周年記念ということで、豪華作家陣による文庫描き下ろし短編小説アンソロジーが発売されるとのこと。
 文芸からラノベ、コバルト系までかなり幅広い作家陣。



あの日、君と Boys (あの日、君と)「あの日、君と Boys」

伊坂幸太郎井上荒野奥田英朗佐川光晴中村航西加奈子柳広司山本幸久

あの日、君と Boys

あの日、君と Girls (あの日、君と)「あの日、君と Girls」

あさのあつこ荻原浩加藤千恵中島京子本多孝好道尾秀介村山由佳

あの日、君と Girls

いつか、君へ Boys (集英社文庫 な)「いつか、君へ Boys」

石田衣良、小川糸、朝井リョウ辻村深月山崎ナオコーラ吉田修一米澤穂信

いつか、君へ Boys

いつか、君へ Girls (集英社文庫 な)「いつか、君へ Girls」

三浦しをん島本理生関口尚中田永一橋本紡今野緒雪

いつか、君へ Girls

 当代の大看板を集めたというか、豪華絢爛面子。
 これはすげー。


ナツイチとは


 「ナツイチ」は集英社文庫の毎年夏恒例のフェアで、他社で言う「100冊」とかと同じようなもん。書店さんはどのフェアをどこに置くかとか、大変だろうなあ。
 今年のイメージキャラクターは剛力彩芽
 


 サイトはこちら。

 ってことで、(来週以降ですが)興味があったら店頭で手にとって見てはいかがでしょうか。
 といった所で今回はここまで。


イギリスの競馬場のコースレイアウトの多様さに驚いた。(「競馬の文化誌」より)




 日本の競馬場のコースは、大きさに多少の差こそあれ殆どすべてが同じ形なんですが、イギリスの競馬場はどれも違うという絵図が、山本雅男「競馬の文化誌」競馬の文化誌―イギリス近代競馬のなりたちという本に載っていたのですが、これはすごい。*1
 ブリテン島内の59箇所の競馬場を描いたもの。

 
 
 


 
 
 


 縦線の入っている場所がゴールライン、なんですがどこをどう通ってそこに至るのかわからんのも結構ある。
 KEMPTON PARKの右上の方はどう使うのかとか、SANDOWN PARKは一体、とか。
 ググると公式ページなんかが出てきてわかるけど、不思議なのが多い。



 日本のコースがどれもほぼおなじ形をしているのに対して、イギリスのそれが、極端なことを言えば、どれひとつとしておなじ形をしたものがないという点である。


 (中略)


 どうしてこのような多様性が生まれたかといえば、それは、おそらく土地所有の来し方に来歴があると考えられる。


 (競馬の文化誌 P49〜)


 多くが芝のコースで、年に多くても10〜20回しかレースが開催されないってのも日本とは大きく違うところ。
 その辺は、この本の第二章に詳しく書かれています。


「競馬の文化誌 -イギリス近代競馬のなりたち-」の内容


 競馬の文化誌 -イギリス近代競馬のなりたち-
 競馬の文化誌 -イギリス近代競馬のなりたち-


 章立てとしては

  • 第一章「制度の整備」
  • 第二章「競走形態の整備」
  • 第三章「賭博としての競馬」
  • 第四章「馬種の改良」

 となっていて、ジョッキークラブのなりたち、貴族階級と馬の話、クラシックレースの誕生、ブックメーカーサラブレッド、とは、などサブタイトル通り「イギリス近代競馬」について書かれています。


 スポーツと賭博とがいかに分離されているか、 最初からサラブレッドの元として三代始祖が居たのでは無く、産駒が勝ったからこそその血統が残ったのだ、など興味深い項目も多く、実に面白い本でした。

合わせて読みたい


 こちらは、お隣フランスの競馬に関する本。
 マリー・アントワネットとフランス競馬のかかわりなんかについても書かれてます。



 イギリス競馬の事を知りたくなったのはこの本がきっかけ。競馬がらみの話が出てきてたんです。
 で、「競馬の文化誌」を読むとこの中で取り上げられてるのがどういうのかなるほど、とわかりました。
 ウッドハウスコレクションの最終巻。


 といった所で今回はここまで。

*1:初出は同著者の「ダービー卿のイギリス」(1997年)ダービー卿のイギリス―競馬の国のジェントルマン精神 (PHP新書)だそうです。

最近読んだ中で面白かった本まとめ


 twitterでつぶやいてたののまとめ。
 タイトルとURL含めて140字の制限があるので、簡潔というか短め。


 当然、読んでみたけど面白くなかったのは書いてないです。

  • 「カジノの文化誌」読んだ。
    • http://amzn.to/AAJKa0 やっぱり胴元最強ってか。日本のパチンコ業界がいかに異常かって話でもあるな。
  • デニーロ・ゲーム」読んだ。
    • http://amzn.to/zj8gCd 戦争が、銃と爆弾と死がすぐそばにあり続けた世界での分かれ道と、逃げ出した先の落差。単なる皮肉ではない。
  • 「談志最後の根多帳」読んだ。
    • http://amzn.to/wgsuSM 執筆時期と内容に戦慄する。どこまでも「談志」です。三部作の二、だが三は出ないまま。
  • 「ムツゴロウの地球を食べる」読んだ。
    • http://amzn.to/zNMGzK このバイタリティ!美味しさがわかるまで同じものを食い続けてみる、というやりかたが面白い。
  • 「それでもイギリス人は犬が好き」読んだ。
    • http://amzn.to/AcvHBJ 品種改良の残酷さはそうだな。犬の本能を強めるのか薄めるのか、どっちにしても歪。今も28の公認ドッグレース場があるのか。
  • 「ババ・ホ・テップ」読んだ。
  • 「年賀状の戦後史」読んだ。
  • シルクロードの鬼神」読んだ。
    • http://amzn.to/zGZCCm これが書かれてから10年、中国によってどれだけの人が殺され続けてるかって思うと暗澹とする。
  • 「人間万事嘘ばっかり」読んだ。
    • http://amzn.to/w0FHuO これに収められてるエッセイはほぼ昭和のだが、こういう視点なんだな。山風先生は麻雀好きすぎる。
  • 「バッド・モンキーズ」読んだ。
    • http://amzn.to/w95YnA 悪をなすものを殺せば、世界は少し平和になる、ってだけでもないのだが。そう持って来るか、という結末。
  • 「エルフの血脈」読んだ。
    • http://amzn.to/ADwcYW 魔法剣士、魔女、エルフ、亡国の王女、と盛り沢山。でもこれ5部作の1なのでまだまだ続く、で終わってる。残りは訳出されないのかしら。
  • 「華麗なるフランス競馬 ロンシャン競馬栄光の日々」読んだ。
    • http://amzn.to/z7zYAj 歴史と、イギリスと、様々な経緯でフランス競馬が変容してきたんですな。ナポレオン戦役が馬を使いまくって競馬にマイナスってのは眼から鱗。
  • 「オックスフォード古書修行」読んだ。
    • http://amzn.to/yXEjNI 古本好きに悪い人は居ない(ただし収集ジャンルが自分と違う場合に限る)。これと逆に、海外から神保町に来てる人も居るのかな。
  • プランク・ダイブ」読んだ。
    • http://amzn.to/z1blGN やっぱりイーガン面白いなあ。SF読んだ!って気になる。ただ、細かいことはわからんがそういう事なんだ、と物理・数学についてはスルーした。
  • 江戸歌舞伎役者の<食乱>日記」読んだ。
    • http://amzn.to/xHJWY6 当時、これだけ広く旅に出てその上各地の名物を食べ歩く、なんてことが出来たのは混乱期の役者ならではか。とはいえ、食うや食わずやの後、なんてのもあるのだが。
  • コーパスへの道」読んだ。
    • http://amzn.to/zVZiQn 悪夢的というより、どこか不条理でもそれをそのまま、という感じ。戯曲を読むは苦手なので「コロラド」はそうかー、としか。
  • 「防衛戦隊、出陣!」読んだ。
  • 「無慈悲な昼食」読んだ。
    • http://amzn.to/zIbmDN この辺のキリスト教的考え方とか思想はぶっちゃけよくわからんが、人間の弱い部分を描こうとするとこうなるのだろうか。
  • 「忍法関が原」読んだ。
  • 「ばかものギンペルと10の物語」読んだ。
  • 「ガムの起源 お姉さんとコロンタン」読んだ。
    • http://amzn.to/FPVjMf お姉さんもコロンタンも前田もオッパイマルダシもいいキャラしてるわ。ただ、メタがメタに徹しきれない部分があるのが惜しい。
  • 閉店時間」読んだ。
  • 「心から愛するただひとりの人」読んだ。
    • http://amzn.to/wkLdYp これも犯罪を扱った作品群と言えるか。ただ、それは悪とかではなく、必要なことをしただけという割り切り方がより残酷ではある。
  • 「スパイスなんでも小事典」読んだ。
    • http://amzn.to/AiA19u この本だと「ハーブ」も「スパイス」の中に入れちゃってるのね。使い分けとして、生はハーブ、としてる本もあるのだが。
  • 花森安治の青春」読んだ。
  • 災害救助犬ものがたり」読んだ。
    • http://amzn.to/vZJfnx 911や震災の時など、活躍する姿はTVなどで見たが、こういった訓練の末にようやくものになるのね。すごいもんだ。こういうボランティアが可能なのはアメリカならではかもな。
  • 「モンド氏の失踪」読んだ。
    • http://amzn.to/GOiVBc ある日ふとどこかへ行ってしまいたい、というのはなんだかわかる気もする。だが、帰れる場所がある人間のそういう行動は覗き見的でもあるのだな。
  • 「戦争に征った馬たち 軍馬碑からみた日本の戦争」読んだ。
    • http://amzn.to/GOiZAS与太郎戦記」「華麗なるフランス競馬」より。今だから、美談っぽいのがなんかおかしいとわかるが、当時はそうじゃあなかったんだろうねえ。食われたのってそのうちどの位だったんでしょ。
  • 「シャドウハンター 骨の街」読んだ。
  • 「探偵学入門」読んだ。
    • http://amzn.to/GOjdbd どの短編も面白い。副大統領シリーズのバカっぷりもいいし、サスペンス的なのも流石の上手さ。でもこれ、ポケミス版から削られてるの結構あるのね。その分は後で読んでおこう。
  • 東宝見聞録」読んだ。
    • http://amzn.to/GOjrPJ 映画全盛期から斜陽までの、ほんの一部の話を書いてる(聞き書き?)んだが、強烈なエピソード多い。あと、酒ばっかり飲んでるな。本の刊行前に亡くなられているので、中途半端で切れてるのかも。
  • 「酒呑まれ」読んだ。
    • http://amzn.to/GOjOd0 酒遍歴記憶の開帳、といった所か。毎日呑まずにはいられない、となったら、呑まれてるよねえ。肝臓を心配する。
  • 「魔法の代償」読んだ。
    • http://amzn.to/HsZAM4 「最後の魔法使者」三部作最終巻。わかっていた結末ではあるが、死を超えた愛か。敵の名前はなんだこれ。次は嵐の続きじゃなくてグリフォンの方なのね。なんでだ。
  • 「シャドウハンター 灰の街」読んだ。
    • http://amzn.to/HsZDra 近くの人たちもどんどん人間離れしていく。敵は、犬夜叉における奈落ってこんなだったなーとか。
  • 「ギフト 西の果ての年代記1」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht00lM 「凄まじ過ぎる『能力』故に、父が俺の眼を封じた・・・」という少年の話。と説明したら誤解されそうだな。血筋と才能の発見と理解、そして使い方、付き合い方。歌舞伎役者とか大変だよね。
  • 「ヴォイス 西の果ての年代記2」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht0esY 文字を、本を奪われて、水中に沈められる、という所ではオハラの考古学者を思い出したり。文化を奪うものは一番最悪の敵、って「シュトヘル」でもあったな。
  • 「パワー 西の果ての年代記3」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht0Bnm 奴隷の鎖自慢はなあ・・・。虐げられた能力者の、自己理解の探索と旅と。幸福とは何かを考えさせられる。
  • 「競売ナンバー49の叫び」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht15tz 横道へ逸れたりわけわからん挿入(歌とか)入ったりと、本来の謎的なものは放置されるままに勢いはとまらない。変なものを読んだなあ。
  • 「ニューヨークの高校生、マンガを描く」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht0Te3 教育の一環としての創作という話ではあるんだが、好きなものをその題材とすることで伸びが違うぜ、というだけではない。「漫画」だからこそ、なのか。例示される作品レベルは様々だが熱意は伝わる。
  • 「娯楽と癒しからみた古代ローマ繁栄史」読んだ。
    • http://amzn.to/Ht1s7I 食い物と娯楽を与えてくれる、か。今の日本なら飢えさえなければ似たこと可能?闘技場で模擬海戦(プールにして船浮かべて闘わせる)とか滅茶苦茶やってたんだなあ。
  • 「本棚探偵の生還」読んだ。
    • http://amzn.to/Hmk6bM 買って、読んで、走って買って、旅先でも買って。このシリーズはやっぱり面白い。電車の中が一番本を読める空間だ、ってのはよくわかる。
  • 「霊峰の血」読んだ。
    • http://amzn.to/HmkKpU チベット三部作の最終巻かな。死の為の死、運命だからといえど、そういうのでも無い限り変わらないと考えられるということでもあるか。
  • 「対日宣伝ビラが語る太平洋戦争」読んだ。
    • http://amzn.to/HmkqaC 兵隊向け、民間人向けと色々あったんだなあ。戦争を扱った映画やドラマではちょこっと出てくる位しかなかったので、ここまで力を入れてるものとは思ってなかった。
  • 「ドイツ料理万歳!」読んだ。
    • http://amzn.to/HmkfvY ドイツ料理は肉とじゃが芋とビール、という質実剛健なイメージだったが、結構違うのもあった。地方によって好みが全然違うのはドイツでもなんですな。コーヒーとケーキは・・・太りそう。
  • 「サターン・デッドヒート」読んだ。
  • 「ミステリウム」読んだ。
    • http://amzn.to/HGyGzH 誰が本当の事を言ってるのか、書いたのか、それすら不確かなまま。ホラーともミステリともつかない不気味な不思議さ。
  • 「職人力!」読んだ。
    • http://amzn.to/HGyQHo 色んな所で修行しまくって今やオシャレなオーナシェフだぜ!って話。センスがある上にこんだけ積み上げたからこそ、って事だろうなあ。真似できないというかしたくない。
  • 「随筆 上方落語の四天王」読んだ。
    • http://amzn.to/HGyL6F 米朝の比率高め。四天王だけじゃなく「大阪での志ん朝」という章もあり。CD、DVDなんかが結構残ってるのはありがたい話ですよね。
  • 「メアリー・ケイト」読んだ。
    • http://amzn.to/HGzlBc これも邦題がちょっと変。スピード感あって面白いが、いささかご都合主義も多い。10フィート、って3メートルちょっとか。道幅とか建物の感覚がアメリカと日本で違うから、ちょい判りづらい。
  • 「鉄道公安官と呼ばれた男たち」読んだ。
    • http://amzn.to/HGzwMU 全然知らなかった世界だけに、色々面白い。そんなドラマや漫画もあったのね、ってのも。あとは昔の鉄道犯罪の無茶っぷりもすげえ。強盗とか爆破とか。
  • 「落語進化論」読んだ。
    • http://amzn.to/HGz0OY 何を書いても談志の事がある、というのは当然なんだが、故に(執筆・出版時期は亡くなる前だけど)ある種の追悼文にも読める。志らくもなかなかチケット取れない落語家さんですなあ。
  • ニンテンドーイン・アメリカ」読んだ。
    • http://amzn.to/HGzIfd アメリカにおける家庭用ゲーム機の歴史としても秀逸。原題の「SUPER MARIO」の方が内容の本質に近いだろうが商標的に駄目なのかな。
  • 「サターン・デッドヒート2 ヘキシーの星のライオン」読んだ。
    • http://amzn.to/JnI6AN 土星もデッドヒートも無いけどな。ヘキシーの行動原理は「洒落のめす」に集約できるかね。
  • 「アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う」読んだ。
  • 「パスタの歴史」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIi2Z 「ヌードルの文化史」http://amzn.to/JnIkI6が横方向に広く、だとするとこれは縦に深く。小麦の種類と気候の影響、作成技術の歴史など色々面白い。中華の話は蛇足気味。
  • シャーロック・ホームズ家の料理読本」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIsYf 当時のイギリスの食事情はなんとなく伝わる。が、再現メニューとして食ってみたいのはあんま無いかも。脂が多いというか。
  • 「闇に浮かぶ牛」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIM9a 携帯が通じない、という場所でないと今時はこういう話の舞台に出来んのな。目的の為に手段を選ばない、自称正義が一番厄介ですなあ。
  • 「あやしい探検隊 北海道物乞い旅」読んだ。
    • http://amzn.to/JnIWgT あとがきなどでも触れられる様に、タイトルに偽りありだが、売れたというか有名になったというか変わったという結果によるものだから仕方ないよね。
  • 南欧怪談三題」読んだ。
    • http://amzn.to/JnJ2Ft わざと古めかしい感じの訳文にされてるが、それがいい雰囲気。三作とも、やっぱりキリスト教文化圏だよなあ、とも思う。
  • 「タンタンのやさしくて不思議な冒険」読んだ。
    • http://amzn.to/JnJfbG 描かれた・出版された時代背景などはなるほど面白い。日本の連載漫画とはやっぱり作りが違うんだよなあ。ただ、同じ事を繰り返し書いてるのは削れよ。
  • 「武打星」読んだ。
  • 「パソコンゲーマーは眠らない」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrFOt 20年くらい前に書かれたものだが「最近のゲームはグラフィック重視で昔のが良かった」みたいな事言ってて笑う。変わらないもんだね。この後のエロ大量時代をどう見てるのかな。
  • 「隠蔽捜査」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrWkg キャリア官僚は、内部では足を引っ張り合うが、外部からは守りあう、ってのが実際なんだろうが、小説なればこそこの愚直が生きる。
  • 「空の都の神々は」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrWkm 神と人間の話ではあるが、なんだか人間に近い感じで、そしてやっぱり隔たりがあるのは妖怪に近いかも。三部作の一らしいが、展開する先がわからん。
  • 「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrYso なんというドライブ感だ。ナードなネタが多くあるが、それがキャラ付けの為だけでなく。原注の量にも圧倒される。
  • 「文明を変えた植物たち」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrWko アメリカ大陸原産のジャガイモ・ゴム・チョコレート・唐辛子・タバコ・トウモロコシと人類の関わり。どれが欠けても「現代」は無いよな。
  • 「僕らが愛した手塚治虫 《激動編》」読んだ。
    • http://amzn.to/JyrYsu 手塚治虫は描き換え・未収録なんかが多んだな、やっぱり。「スミレさん」の蔵書や収集物はどこに行ったんですかね。
  • 「陸軍登戸研究所と謀略戦」読んだ。
    • http://amzn.to/JNNWfS 頑張ってたんだなあ、というべきか、そんだけやってあの結果って、仕方ないのかなあ、と言うべきか。「怪力光線」というネーミングにぐっとくる。
  • わしらは怪しい探検隊」読んだ。
    • http://amzn.to/JNNWN9 何年ぶりかわからん。そうか、これも最後は、キャンプ生活ではなく民宿に泊まる、ぬるい方向に行ってしまった、という話でもあったんだ。そうか、そうだったな。
  • 「スティーヴ・フィーヴァー」読んだ。
    • どこまで行ったら人間は人間じゃなくなるか、というのって、フィクションだけど哲学の領域に踏み込んでいるのかもしれない。
  • 「マスコット-ナチス突撃兵になったユダヤ少年の物語-」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm1fD 食べ物をねだるエピソードの残酷に打ちのめされ、その後の展開に驚愕する。こうされることに抗うことが出来たのか、と考えると、無理だったろうし。
  • しゃばけ」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm3UG 評判は色々と耳にしていたが、確かに面白かった。文庫になってるのから読んでいくか。時代物は、別に急いで最新まで読む必要無いからね。
  • ぬしさまへ」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm1vS シリーズ2冊目、短編集。そういや、畠中恵は1988年に漫画家としてデビューしたことがあるって書かれてるけど、どの雑誌だろ。小学館の少女誌?今度探してみるか。
  • 「タイム・ラッシュ」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm3UI スピード感ある展開でいいね。予知とそれを覆す系の話だが、他の種類の超能力がありうるのかどうかはこの巻では不明か。
  • 「埋葬」読んだ。
    • http://amzn.to/Kvm3UK 予想もしない話の展開と犯人。弱いものたちがさらに叩いたものたちの復讐。殺されても仕方ない、なんてのは無いのだが、そういうヤツが捕まらないし状況が変わらない事多いし、うーむ。
  • 「スナイパーズ・アイ」読んだ。
    • http://amzn.to/INgorX アメリカで、警察が犯人撃ち殺して訴えられるってあるんですかね。日本の警察がバンバン撃ち殺すようになる日ってのが来ないといいが、でもなあ。
  • 「ねこのばば」読んだ。
    • http://amzn.to/J5nAUS ミステリっぽいのあり、人間の話あり、妖の話あり、とバラエティー豊かでいいね。人間とそれ以外の価値観の違いってのも何度も書かれるテーマか。
  • 「おまけのこ」読んだ。
    • http://amzn.to/J5nKLX 仕方ないとはいえ、若だんな自身には色気のある話が全く出てこないんだよねえ。子供時代話もいいですね。
  • 「うそうそ」読んだ。
    • http://amzn.to/J5obWG 長編。「見える」人は結構いるんだな。はて、中身が老いてて外見が幼いのはロリババア、てな言葉があるが、長生きしてても外見も中身も幼いままってのを示す言葉ってあったかしら。
  • 「ちんぷんかん」読んだ。
    • http://amzn.to/J5oKQ5 ギリギリまで行きすぎだろ、若だんな。鳴家がどう生じるかわからんが、外見は見るものに左右されずに「小鬼」なんだな。生きる時間の長さは、ペットと人の関係でもあり。
  • 「いっちばん」読んだ。
    • http://amzn.to/J5p2GK 今までのキャラクターが離れた所に行ったり、新しい人が出てきたり、と前巻から転換期なのかな。いや、変わらないままのは無い、というシリーズ全体のテーマから必然か。
  • 「私の父は食人種」読んだ。
    • http://amzn.to/J5p8y1 1948〜1958年における、探検と調査と生活の記録であり、証言でもあり。未開の地とか世界に知られていない部族とか、今となっては夢幻の様な話。ここで書かれた風習は、現在どれほど残っていることやら。
  • 「彷徨える艦隊 7 戦艦ドレッドノート」読んだ。
    • http://amzn.to/J5pBQP こういうのは左遷っていうのかねえ。戦争が一端終わった途端に自称「平和主義者」がグチャグチャ言い出すってのはなんだろうな、震災後のなんかと通じる。
  • 「見て来た・こんな・ヨーロッパ」読んだ。
    • http://amzn.to/J5qby8 森繁久彌のヨーロッパ旅行記、で、1960年の話なのでやっぱり随分違いがあるな。最後の「私の赤ゲット案内」なら、煙草吸える・一等二等・切符の予約とか。
  • 「はい、出前落語です」読んだ。
    • http://amzn.to/J5qA3s 酒でしくじって師匠の元を去って、労働組合関連の仕事をしてたがやっぱり落語を、って波乱万丈だな。労組関係でかなりアレ?ってなところはあるが面白い。現在でも出張落語などで活躍中らしいですね。
  • 「Get back! SUB」読んだ。
    • http://amzn.to/JuoQCm 花火は、パッと消えるからなお美しく感じるのだろう。亡くなったからこそ出てきた話とかも多いんだろうなあこれ。懐古趣味とは言わないが、売れてたら逆に評価しなかったろ、と皮肉にも思う。
  • 「ぼくの名はチェット」読んだ。
    • http://amzn.to/J5rBZg 犬の一人称によるミステリ小説、なんだがこのチェットがお馬鹿可愛い。読者にはわかってるのに!というもどかしさもまたいいな。
  • 「チェット、大丈夫か?」読んだ。
    • http://amzn.to/J5rTQ6 犬でも猫でも、コンテストってやつはあんま好きになれないんだよなあ。その一頭は何頭の屍の上にいるのか、と考えちゃうので。この巻でもチェットはお馬鹿可愛い。
  • 「コミックブック・キラー」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVv ある人にとっての極美本は、別の人にとっての並。ある一冊への価値は個人の思い入れで差が出るもの。エンタテインメント関連書は戦中・戦後らへんの物の価格って下がるだろうね。リアルタイム世代居なくなるから。
  • 「南蛮から来た食文化」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVz これに出てくるのはある意味「残った」もので、なんでもかんでも取り入れるっても今に至るまでに欠落した、受け入れられなかったものってのもそれなりにあると思うがどうか。
  • 「下級武士の米日記」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3C 幕末でも、劇的には程遠い生活をしてた人がそりゃあ沢山居たんだよなあ。ただこれは武士の生活だからこそ書き残されていて、当時の農民の記録なんて無いわけで。
  • 「拙者は食えん!サムライ洋食事始」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3K 山田風太郎の「お庭番地球を回る」なんかはまさにこれと重なる頃の話なわけだ。こうしてみると、現代の日本人はホント節操無しに何でも食ってるもんだ。
  • 皇軍兵士の日常生活」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3G 兵士本人だけじゃなくて、郵便物とかの話も。「生死不明だけど死亡ってことにする」って敗戦国ならではなんですかね。不公平に関してはなんも言えん。
  • ジーヴスとねこさらい」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqi3A ウッドハウスコレクションもこれで最終巻。書かれたのが90超えてからってのがとんでもないな。最後まで、このコンビは良かった。というか、今でもどこかに居るのだろう。
  • 「ころころろ」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVB 安楽椅子探偵的、とでも言うんだろうか。しかし若だんなとしては今までで最大のピンチといえるのかね。困らされてなお明るいのが流石ではある。
  • 内モンゴル民話集」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqgbX ぶった切りっぽいの結構ある。本国では全て粛清されて、日本語になったのだけが後の世に残る、なんてなことも考えうる。民話って言うから古いのだけかと思ったら第二次世界大戦あたりが起源の話まで入ってるのね。
  • 花森安治の仕事」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqgbV 編集者、職人的な人として凄い結果を残してるんだけど、人間的にはブラックだよねえ。あれだ、海原雄山(初期)みたいなもんだ。
  • 「奇跡なす者たち」読んだ。
    • http://amzn.to/JFqfVD 珠玉の短編集。異質というか異色というか、まさに「世界が違う」んだよな。いいSFを読んだので満足。


これがナウな男の子だ!!(ただし35年位前の)




 

  • さっぱりとした髪
  • 太いまゆ
  • 細くて高い鼻
  • かわいい耳
  • パッチリとしたやさいい眼
  • 多少丸顔
  • 胸のポケットにチリ紙
  • がっちりとした肩
  • スポーツシャツがよくにあう
  • 地味なベスト
  • センスある着こなし
  • ベルトレス
  • 手に何も持たない
  • ズボンのポケットはから
  • 下着はブリーフ
  • スラっとした足
  • パンタロン・スラックス
  • 明るい色
  • すきのない身のこなし
  • すそはシングル
  • パンタロン・シューズ


 なんだろう、この、※感・・・。
 そもそも「ナウ」って言い方自体も今だと死語ですか。
 あと「男の子たちが選んだ」ってのは誤植かしら。



 1976年に出版された(?)*1、なみゆうり「小さな恋のレッスン」にあった画より。
  

 
 有紀書房、なかよし入門百科 リトルレディーブックスのうち一冊。
 アマゾンにも出品有るけど、出版年月日無いな。小さな恋のレッスン (なかよし入門百科―リトルレディー・ブックス)
 


 当時の中高生向けなんですかね。
 なかなかトバした内容でいい感じです。
 


 漫画で「恋」とかそういうネタも描かれてるんですが、参考になるんだかならないんだか。
 


 この眼の表現は特殊っぽいなー。
 


 といったところで今回はここまで。


*1:自分の手元にあるのは奥付が昭和五七刊となってる上に、ネット上の書誌情報がバラバラ