情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

落語好きな麺食い、ボクイケメン!土山しげる「男麺(おとこメ〜ン)」刊行。



 といっても落語ネタは3話目までなんですけどね。


男麺 (プレイボーイコミックス)
男麺 (プレイボーイコミックス)

 帯はこんなん。
 


 土山しげる集英社の色んな雑誌でパラパラと描いてたシリーズがやっと単行本としてまとまりました。
 御品書は

  1. そば
  2. うどん
  3. 盛岡冷麺沖縄そば
  4. 名古屋麺
  5. ラーメン
  6. 焼きそば


 の全六杯。


 



 主役は「池田免太郎」で通称イケメン。
 三度のメシより麺が好き、な営業マン。

  


 麺の事となったら熱く激しく、とはいえ美味いが一番、という男。
 やっぱり食いっぷりと表情がいいよなあ。


   


 どの話読んでも、麺を食いたくなること請け合いです。
 腹減った夜中に読むと体重が危険。



 
 あと「そばハラ」は辞書に載せてもいいくらい。



 あれ、「めんたろう」って他に居たよな、と思った方、それは南ヒロユキの「サラリーマン麺太郎」かもしれません。
 別冊ゴラク掲載作品なので、土山先生も少し意識してたかも。参考記事>南ヒロユキ「サラリーマン麺太郎」全76話 掲載号・サブタイトル・モトネタリスト


 まあとにかく、麺を食って食って、食わせて食って。
 土山食漫画の真骨頂を堪能できます。


 そうそう、土山しげると言えば駄洒落、当て字タイトルが豊富なんで、今回もその一環としていいんじゃあないでしょうか。
 腕っ節の強い坊さんが「用心坊(ようじんぼう)」、金の話で「借王(シャッキング)」「蛮王(バンキング)」、料理人の話で「食キング(ショッキング)」、料理人兼探偵で「居酒屋舌偵(たんてい)」、etc。
 単行本になってないのだと、寄席の席亭ので「席亭インコ」なんてのもありました。
 落語関係纏めた単行本もそのうち出て欲しいところです。


 といった所で今回はここまで。