週刊少年ジャンプ 1977年18号(5月2日号)。1977/4/5発売。
定価150円、平綴じ320ページ。
表紙のセンスがすげーな。
綴じ込み付録として「サーキットの狼・保存版 世界のスーパーカー」(写真カード)。
現在もジャンプで描いてるのは、派生誌含めても秋本治・高橋よしひろの二人だけ。
秋本治はずっとこち亀だってのを考えると、凄過ぎる。
ジャンプ作品は、話数は無いけどサブタイトルはあるってんですね、この頃だと。
- ジャンプ
- 巻頭カラー。4色2P、2色17P。「朝太郎炎上!?の巻」このカラーページの構成が部数に与えた影響とか考えると面白そう。爆薬で火災を吹っ飛ばすって何時頃考え出されたアイデアなんだっけ>朝太郎伝@中島徳博。
- 「にせ鬼」タイトルとか見るに、民話・昔話パロディなんだけど、こんなんジャンプでやってたんだ、とも>JUMP民話劇場@野間吐史。
- 読切。愛読者賞シリーズ。名前的には「女蛮子」が出てるので「おいら女蛮」の派生作品とも言えるか。>ファンタじい@永井豪@読切。
- 「雨よ降れ!の巻」人間が描かれてるコマの少ないことよ。>サーキットの狼@池沢さとし。
- 「ふたりの王選手の巻」子供が憧れる対象が「王選手」ってのが時代っすなー。>やっちん@吉沢やすみ。
- 読切。この後連載になるんだけど、今読んでみるとちょっとだけ頭身高め&知的障害っ子ですな。>ガッツだ乱平@百里あきら。
- 「受験だけが人生だの巻」中学3年生になった回。これ、現代だと絵だけで叩かれまくる気もする。>東大一直線@小林よしのり。
- 「八方ふさがりの巻」海外チームはやっぱりカタカナで喋るんだなあ。小学生相手に勝負を挑むプロ選手って、今だとどんなだろう>悪たれ巨人@高橋よしひろ。
- 「怪盗・鶴の007号の巻」導入シーンが麻雀やってる両津・中川・平井・戸塚ってすごいな。この頃はまだまだアウトロー寄りかも。>こちら葛飾区亀有公園前派出所@山止たつひこ。
- 「怒りの逆襲の巻」米軍基地に殴りこみって、メンタリティ的には今も変わってないか>ドーベルマン刑事@平松伸二×武論尊。
- 「遺産相続自殺事件の巻」この頃になるともう野球やってねーのな。にしても酷い話だ>1×2のアッホ!!@コンタロウ。
- 「まってろ!母ちゃんの巻」まだまだ初期なので、普通にランニングしたりボクシングの練習したり。ここから最後の方へのエスカレーションは想像できんわ>リングにかけろ@車田正美。
- 「ラーメン音頭の巻」「♪ヨヨイのヨイ」って今もうまったく聞かない言葉かもしれません>包丁人味平@ビッグ錠。
- 「闇への逃亡の巻」最終回近く。加藤唯史も週刊誌経験数かなり多いのかな?>闇の逃亡医@高山紀芳×加藤唯史。
読者コーナーの4コマ担当してるのが村生ミオだ。こんな仕事もしてたんですねー。
巻末コメント
ジャンプはいつでも巻末コメントあるので、面白い。
- 前からあたためていた自信作でガス。あっし皆さんの感想がまちどおしいでガス<豪>
- 特注の背広を新調!ワシの体型にあうのは市販されてないきに…ダハハ<徳博>
- ファンレターをたくさんもらって感激!涙がボロボロ、とまらなくて…ウウ<吐史>
- 春らんまんの列島を桜の花求めてドライブ。ボクも、日本人なんだなあ…。<さとし>
- カゼをひいてしまった。母が心配して“やすみ、おやすみ”といった…!?<やすみ>
- ジャンプにのるなんて夢みたい。でも読者の反応がコワイの。複雑なボク…<あきら>
- 友人の新車でドライブ。運転が荒くて、結局がやっきょく、ワシやせたわ<よしのり>
- 助手〔アシスタント〕にねだられて動物園へいった。自分の顔みてても同じことなのにねえ…<よしひろ>
- 江戸川に遊ぶ。一般大衆のいこう姿など眺めてしばし。亀有の春はのどか<たつひこ>
- 二日間の休みをもらい故郷岡山へ。目的?恋人にあうためなんだ…といいた〜い<伸二>
- けだるいなあ…近ごろ、けん怠感をひきずりまくってる。季節のせいかなあ<タロウ>
- 話は絶好調だというのに助手〔アシスタント〕もアタイも風邪でKO寸前。つらい…つらいわ!!<正美>
- しめきりがせまると、編集者が次第にサド的になってきて、ボクをいじめるの<錠>
- 美しい山梨県に住んではや四年。でも、外にでないから、町を全然知らないんだ<唯史>
愛読者賞
読切「ファンタ爺」は愛読者賞作品。
こちらのページを参考していただけると、どんなものだったか分かりやすいかと。