ような気がする。
先週発売された、加藤伸吉「惑星スタコラ」の1巻なんですが、普通のモーニング系コミックスと少々趣の異なる装丁なんです。
どちらかというと、ソフトカバー単行本のような見た目とサイズ、それでいて通常のソフトカバーとも少し違う。
どれも、気になった所に栞を挟んだり中断したり出来るし、通常よりも丈夫に作ることで開いたり綴じたりの回数が多いことに耐えうる、ということではないでしょうか。
他にも仕掛けが結構あって、
- カバー下はクリアインクを使った立体印刷(これはそれなりにあるか)
- 物語の中の本の献辞が実際の本にも使用されている(綴じ方向が逆なのはご愛嬌)
- 同じく、表紙デザインも
そういうの含めて、「デザイン」の一環なんでしょうが、実際作品を読んでみると、その密度、一読しただけでは判り難い部分など、この造本にはやっぱり意味があるんじゃあないのかなーとも。
ちなみに、装丁者はbarberの藤田康平。
もちろん、中身も強烈な作品です。