やっぱり傑作としか言いようが無いです。是非読んで欲しい。
笑って、驚愕して、恐怖して、涙する。
雑誌掲載時に毎回感想書いてたんでそのまま下記にまとめます。
- 短期集中新連載。文句を言いつつも結構楽しげに描いて見せるという感じ。ってたった5年しかやってないんだっけ?そうか、ヤンマガやモーニングに移っちゃったからか。
- もろが卓と小野新二ですか、そうか、同期でしたか。小野新二の方は既に亡くなっちゃってます。もろが卓はHPあるけど4年くらい更新されてないのかな。
- 初連載が週刊でその上アシスタントなしだったのか!無茶するもんだ。確かに単行本で見てもこりゃあかん、みたいな箇所はあった記憶。「締切は輪ゴムのように伸びて、プチンと切れる」みたいな言葉があったような。誰が出典だっけ?
- 大和田夏希ももう亡くなってるんですよね。漫画家は若死にが多いよなー。
- マガジンは作家コメントがある時期と無い時期が交互なんだったかな。*1ちばてつやと同じ店で新人3人組じゃそりゃ最敬礼だわ。
- 当時の180万円だから今だと500〜600万円くらいのイメージですかね。↑にも少し。
- 今のマガジン連載陣で掛け持ちしてるのって、大暮維人・CLAMP・西本英雄・福本伸行・真島ヒロ・安田剛士かな。結構いるな、こうしてみると。ああ、一応外薗昌也もか。
- に「マガジン史上初めて同一作品が6号連続表紙」ってある時のエピソードですが、これはすごい、というか無茶しすぎさせすぎ。そりゃ「作者急病」どころじゃないだろ。
- この辺だと今も活躍してる漫画家多いですね。作家同士の交流が多そうな雑誌と少なそうな雑誌、というのになんか勝手なイメージがあるんですがマガジンは結構仲良さそうかなーと。今のマガジンだと西本英雄が中心になったりするんだろうか。
- あー、重いな。重いが、この後のことを知ってるともっと重いな。落ちる、か。
- 昔も大合作みたいのがあったんですな。お遊びとして別の漫画家が持ちキャラを描くってのは色々例がありますが、いつか集めてみたいもんです。
- これはキツい、が次号もまた。自殺した漫画家というと、ちばあきおや山田花子なんかもそうでしたっけ。死んだ人との最後の会話はなあ。次回最終回、単行本は12月との事。
- 最終回。面白くも悲しくも熱かった。もっと読みたいというのと、ここまでだからこそというのが半々。永遠に不滅です。おや、柱の読者コメントに日向武史からのが。・・・しかし、作品は軒並み絶版なんですよね、亡くなってる二人。
そしてあとがき、いや献辞に再度の涙。
また、雑誌連載分に加え、「小ん林先生の漫画青春録」として未発表作品・没原稿(のごくごく一部)、デビュー作「格闘三兄弟」をおまけとして収録。
その部分だけ紙が赤のものに変えてある造本もにくい。
上から見るとこういう感じ。
また、カバーを取った下にも当時のが再録されております。
雑誌で読んだ方も、単行本待ちだった方も、今知った方も、小林まことを知らなかった人でも、一読されることをお勧めいたします。
おまけ。作品中で描かれた大和田夏希は似てるよな、という話
週刊少年マガジン1979年40号、「タフネス大地」が表紙の号に、巻頭カラー記事「体当たり猛特訓!!大和田先生ボクシング一日入門」というのが載っていました。
そこに大和田夏希の写真が出てたので2点ほど。西本英雄ばりの取材記事をやってます。
定価一七〇円、364P。
表紙と目次はこんな感じ。
目次見ると、面子が結構すごいです。まだスポーツものが多いかな。
ラブコメ路線が増えるはもう少しあと。村生ミオの「胸騒ぎの放課後」が1980年、三浦みつるの「Theかぼちゃワイン」が1981年、作中でも触れられている大和田夏希の「虹色Town」が1983年です。
当ブログの関連記事
#小野新二の方はちょっと見つからなかった。無いことはないんだろけど・・・。
*1:月刊の方だ、このやりとりは