まず、落語漫画は大別して3種類になると思われ、これ以外ってのは、実際あんまり無いと思います*1。
(共有知識として例えなどに使われる例は多すぎるので別としてね)
- 落語家、寄席、その周辺のことを描いたもの
- 噺そのものを描いたもの
- 落語家が描いたもの
ですね。それぞれを具体例を挙げてみて行きます。
1.が多分一番多いんじゃないかな。応用利くし。
例えば寄席芸人伝はオムニバスなので噺家が主人公の場合もあれば、その弟子、おかみさん、席亭、色んなパターンがあります。
- 寄席芸人伝@古谷三敏
- 舌町物語@荘久一×はるき悦巳*2
- え〜カミさんを一席@星野めみ
- こんこんちきち@なかいま強
- 噺家の女房@森本サンゴ
- わらばな@田中啓文×たなかしえ
- たまちゃんハウス@逢坂みえこ
- しゃべれどもしゃべれども@佐藤多佳子×勝田文
- ヨッテケ!柴又演芸ホール@安江ウニ*3
- おちけん@川島よしお*4
- 他色々と
2.は意外に少ない。子供向けの絵本とかの方が多いくらい。噺をそのまま描くか、題材にして変則ネタをやるかで差が出ますが。
原案レベルなら多いかも知れないけど。
パタリロ!@魔夜峰央なんかは回によってはこれに入れてもいいかもしれないですね。
3.は原作も含めても少ないですね。最後の2つは自伝漫画に分類できるか。原作・原案ですが。
番外としては、落語アニメ(って言うのかね?)のコミカライズってのも。
逆パターンとしては、田河水泡が新作落語を書いてたり、ガンダム切り絵(参考:http://thundergate.jp/chicago/daitouryou/kamikiri/images/)、ガンダム講談(参考:http://www.asahi.com/culture/stage/koten/OSK200610110019.html)、エヴァンゲリオン能(参考:http://www.asahi.com/culture/stage/koten/TKY200611250232.html)あたり?アニメがもとだし、落語じゃないか。
漫画をそのまま原作として新作落語に、ってのもあるんですかね?難しいか。
他の古典芸能はどうなのか
〜入門とか、漫画でよく分かる〜、ってのは沢山あるけど趣旨が違うんで除外。
歌舞伎は・・・少しはあるか。
かぶく者@デビッド宮原×たなか亜希夫 は落語漫画の分類で言えば1.にあたりますね。
また、時代劇系で歌舞伎役者が主役だったりって場合もある。
あと、「忠臣蔵」の漫画は数多くあるんですが、歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」ではなく、赤穂四十七士物語というようなのが多いんで少し違うかも。
能はある。
少女漫画ですが、花よりも花の如く@成田美名子がそうですね。
講談、狂言、文楽、神楽、なんてのはまず無いのかな。少なくとも自分の知ってる範囲には無いです。
あったっけ?
あと、検索してみてとんでもないのを見つけたけど・・・漫画じゃないから番外ってことで。
#ホントBLは凄いな!