情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
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中綴じ月刊青年漫画誌が2誌増えるということで色々考えてみる

本誌の増刊としての月刊誌


 この2誌の場合、どちらも週刊本誌の増刊扱いで隔月かそれに近いペース*2で発行されていたものが繰り上がるので、執筆陣や連載作品に関してはほぼ問題ないと見てよさげなんですが、雑誌のジャンルとしてピンポイントで考えるとそんなに多くないじゃなかろうか、というのが出発点。


 他の週刊誌を考えると、同レーベルの月刊は、ジャンプはジャンプSQ、マガジンはマガスペ、サンデーはGX、チャンピオンはRED、でいいのかな。サンデーはサンデー超が隔月になっちゃいましたしねえ。
 逆に擁していないのは、ヤングマガジン*3ビッグコミックスピリッツ*4漫画サンデーヤングサンデー漫画ゴラク*5コミックバンチってことになりますか。


 隙間はあるけど需要は少なげ、って感じ。


現状は?


 現在は「青年誌」の範囲では月刊ヤングキングヤングアニマル嵐近代麻雀オリジナルくらいでしょうか。敢えて言えば週漫スペシャルも入るかな。


 「中綴じ月刊漫画誌」という形式では、専門誌とでも言うべきものが多く、時代劇漫画誌、四コマ誌や猫漫画、本当に合った〜系、パチンコ・スロット漫画誌、つりコミックとかの様にジャンル特化したものが目立ちます。
 また、コンビニ売りの成年誌は殆どがこの形態ですね。


 上記現状で挙げた「専門誌」類は、時代劇漫画誌は大長編もやってるけど、そこに掲載される作品は1話完結型(四コマの場合はちょっと事情が違うか)の場合が多いかな?
 長期連載・続き物だと忘れちゃいそうな感じもするんだよなあ。



平綴じか中綴じか、あと版形の問題


 隔週までなら中綴じが多いけど、コンビニ流通に載ってるのだと少年・青年誌なら、月刊だと平綴じの方が多いですか。
 徳間書店リュウも最初は中綴じでしたが平綴じに変わっていますね。


 はて、そもそも現在の少女漫画・レディースコミックで中綴じって存在しませんよね?
 昔は存在してた記憶がある*6んですが、何時頃無くなったんだろう。隔週でも平綴じだし。


 中綴じ漫画雑誌は、大体B5ですか。10年位前までは成年向けなんかにB6中綴じもありましたけど、今は姿消してますね。
 レディコミだとB6平綴じのも結構売ってるの見かけるけど、少年・青年向けだとコロコロコミックくらい?


どこで売られているかと、発売日と販売期間の影響


 中綴じ雑誌の主戦場はコンビニおよび駅売店ですか、やっぱり。


 ということで、週刊や隔週にまぎれて置かれた場合に、より長期間置いてもらえるのか、それともすぐ撤去されてしまうのか、というのがポイントになるでしょう。
 週刊誌の場合、たとえ1〜2日程度で返品されてもその雑誌の売られていない空白期間は短いですが、月刊だと空白期間が長くなってしまい、販売機会のロスは大きいでしょうねえ。
 (実際、現在13誌ある週刊漫画雑誌中9誌が中綴じですが、長くて3日くらいしかコンビニ店頭には置かれない)


 書店売りがメインの雑誌の場合、12,19,26などの特異日に発売日を設定することで、次の特異日までに最低1回の週末を挟む事で購買機会が増えるようにされてる、というような話がありますが、コンビニだとそういう設定は難しそうな気がします。
 第〜何曜日、というような設定で本誌とのバッティングを避けるか(ヤングアニマル嵐なんかそうですね)、何日、として読者に覚えてもらうことを期待するかどっちかですかね。
 ただ、発売日固定だと設定によっては年末年始やGWで紛れた時に見つからなくなるのがきついんですよね。


結論


 そうねえ、定期的に発売してくれた方が買い逃しにくいんで良いんだけど、本誌で月イチとか隔週連載なんてのがゴロゴロある現状でそれを維持できるのか、というのに一抹の不安を覚えますね。
 月刊誌で隔月連載とかいうのが増えないことを祈ってます。




#現在、自分が注目してる増刊はBJ魂とOh!スーパージャンプですね。どちらも隔月ですが、基本的に読切なのと、もともと他社で描いてた人が集英社参入、やったるで!みたいな感じのチャレンジャブルな作品が多いんで。



*1:というか月刊化

*2:漫革

*3:別冊は隔月

*4:不定期増刊

*5:ネクスター休刊しちゃったし

*6:なんかの別冊で、ほら、ありましたよねエルティーンだったかなあ