情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

先週今週読んだ本

  • クリスティーズの内幕
    • 内幕というよりは歴史かな。これは絵画部門の話がメインなのと、原書が1990年*1なので、少し古め。ただ、日本の高度経済成長期〜バブル頃の話題もちらほら。物価指数表と通貨換算表を手元に置きながら読んだほうが良いかもしれません。
  • オークションこそわが人生
    • で、こっちは↑と同じオークションハウスでもライバル会社のサザビーズで競売人をしていた人の自伝。著者はゲイで、エイズを発症した事がわかった後に書かれたせいか、内容的には派手なのに妙に静かな印象。
  • イシュタルの船
    • マンサンの孫子伝で思い出したのがこれ。っても本当の古代に投げ込まれるわけじゃないのですが。SFシリーズのは抄訳というか縮小版なんですな。
  • 明日を越える旅
    • 今読み返すと、1962年の時代感覚というか世界情勢が反映されすぎててちょっと笑う。現実が想像を超えちゃってますか。でも、それはそれとして傑作であることは間違いない。
  • 魔法の湖
    • 前週の続き。解説によると全4部作だそうな。そんなん書いてあったのすっかり忘れてた。これもほのぼの。残り2冊は未訳ですね。
  • あなたも落語家になれる
    • 筈が無い、んですけどね。「落語って難しいのか?」ということをいま少し考えていて、その参考に、と思ったけどあまり参考にはならなかった、けどやっぱりこの人は凄いよなあ。1985年だからもう20年以上前の本ですが、この本だけでなくさらに20年前の前作*2も新品でちゃあんと買える。

オークションこそわが人生




*1:内容的には1985年まで。宝石部門なんかは去年史上最高売り上げを記録してたり(http://www.christies.com/special_sites/jewellery_2006/growth.asp)しますので、これ以降も誰か書いてくれないもんかなー。

*2:

現代落語論 (三一新書 507)

現代落語論 (三一新書 507)