情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

台湾版週刊少年マガジンはこんな感じ

 今年の年頭のなんで一寸古いですが、台湾版の週刊少年マガジン「新少年快報」はこんな感じ。
 中国語がちゃんと出来るわけじゃないんで、台湾語から日本語に訳している場合、かなりの意訳のこともあります。

表紙と目次


 ■表紙■ 魔法老師 監製*1/張勝雄 封面繪圖/赤松健 封面設計*2/陳俊男 標準字設計*3/張賢吉

 
 

 12月31日発売号なので(?)HAPPY NEW YEARの文字が*4
 また、同じ絵柄でポスターカレンダーが付録として折り込まれてました*5
 作品毎のアオリは、TSUBASA 翼が「感謝支持!彩頁3P+内頁29P!大増32P!」、校園迷糊大王が「一次2回!趣味満點登場!」とあります。



 ■目次■ 


 


 巻末コメントもちゃんと載ってます、が掲載されてる話数とコメントはズレてるみたいです。


 例1)CLAMPのコメントはマガジンとヤンマガとの掲載時期にズレがあるせいか、逆転してるのか、ツバサの方では「仕事場のお引っ越し。さらに着々と進行中です。」*6なのがXXXHOLicの方では「ようやく新しい仕事場にも慣れました」*7ってなってて、時期がずれてるみたい。

  

 例2)赤松健のコメントは「昔、マガジンの漫画家がバーチャ2勝負をやる企画があったそうですが、またやりませんか?古い? 」*8ってなってるんで、やっぱり違うみたい。

 

データ

週刊少年マガジン台湾版2005年第06号 *9


奥付より

  • 1992年9月17日創刊(毎週五發行)*10
  • 總編號:Vol.594
  • 定価:NTS80元
  • 発行所:東立出版社有限公司


連載作品:14作品


総ページ数:280+1(付録ポスター)ページ*11

  • 漫画作品ページ数:253ページ
  • 記事ページ:18+1ページ*12
  • 広告:0ページ(広告はすべて自社広告)
  • 自社広告:9ページ*13

連載作品*14

まずは台湾語での一覧。表記は目次に拠ったけど、一部異字体が出ないのは変わってます。


大体分かるでしょうけど、一応日本語でのタイトル。


 CLAMPの2作品が同時連載なのが驚き。日本ではヤングマガジンとの並行連載なので、こっちのほうがお得なのかも?
 台湾の作家による作品も2作品連載していて、火鳳燎原は三国志*17、滾球王はスポーツ漫画。*18
 あとは、ひらがなやカタカナ表記の作者名が漢字に置き換えられてる。その字で良いよっていう本人の了承とか取ってるんだろうか?
 

日本とのタイムラグ

 作品によって結構タイムラグがあるのと、殆ど無いのがあるみたいです。
 長くて5ヶ月、短いのは4週間くらいしか差が無いみたいです。結構翻訳とかしっかりしてる(というか台湾語化が徹底されている)のになあ。
  日本での連載開始時期と台湾での連載開始時期がそのままズレになっているのかな?(それとも、スクールランブルは2話同時掲載してるから縮まりつつあるところ?)



 日本での掲載時期は

 話から掲載号がネットで調べられたのがこんなもんなので。*19
 ネット上にデータが多い作品とそうじゃない作品があるのを再確認。

 
 

日本での連載作品と向こうで連載されている作品いない作品

 時期的に前後したりもしますが、日本でのラインナップはこんなもんですか。赤字が台湾版で連載されていた作品です。
 覇王の剣は、既に三国志やってる作品が在る以上、まあ仕方ないかな。
 また、ギャグ漫画は翻訳しづらい場合も出てくるから*20クロ高濱中アイなんかが無いのは分かります。*21
 長期連載のわりに、RAVEやゴッドハンド輝が無いのは意外かも。

*1:意味がわからない

*2:デザイン

*3:意味がわからない

*4:でも、背景は秋ですよね、コレ。この絵って日本では何時、何に使われた絵なのでしょう?情報求む。

*5:これ>

*6:の訳だと思うんだけど。「搬到新的工作室、正在陸続進行中。」って書いてある

*7:こっちは「終於逐漸習慣了新工作室」

*8:「聴説以前曽經擧辧過MAGAZINE作家Vr快打2的企畫、要不要再擧辧×(×は口偏に尼)?」

*9:発売・発行日は2004年12月31日

*10:「五」は金曜日のこと ポスターカレンダーより>

*11:表紙・裏表紙を含む

*12:表紙・目次・付録を含む

*13:次号予告を含む

*14:この号での掲載順で

*15:この号休載

*16:この号休載

*17:日本語訳版がメディアファクトリーの「三国志マガジン」に「三国志群雄伝火鳳燎原」として掲載されている

*18:日本語訳版が茜新社から「ボウリングキング」の邦題で発売されている

*19:伝説の頭 翔は、何話目なのかすら分からなかったのですが

*20:地口や日本人にとっての常識を下敷きにしたネタは難しい

*21:じゃあ"翔"はどうなんですかね・・・?