当時がゆる過ぎた、とも思えるんですが、今でも「紳士録」的なものが存在することを考えるとどうなんだろう。
古書店で、さいとう・プロ「影狩り」第7集『影死すべし』(1972年4月号)を買ったんですが、そこに(多分広告スペースの穴埋めみたいなもの)として「まんが家・劇画家住所録」なんてのが掲載されていました。
目次ではこうなってて、各ページ19人(ただし、望月三起也・望月かおりは連名で1住所)総勢134人分。
掲載されているのは
- 赤塚不二夫、秋竜山、東田健二、旭丘光志、飯田光昭、池内誠一、池上遼一、池田弘志、石井いさみ、石川球太、イシグロ・カオル、石森章太郎、泉ゆきを、板井れんたろう、井出清隆、今村ゆたか、今村洋子、岩本久則、梅本さちお
- 楳図かずお、江口まひろ、江波譲二、榎本有也、大倉元則、岡部幸一、岡部冬彦、荻原賢次、貝塚ひろし、影丸譲也、笠間しろう、一峯大二、加藤芳郎、川崎のぼる、北野英明、北見健一*1、北山竜、くらもと勝巳、九里一平
- 桑田次郎、小島功、小島剛夕、さいとう・たかを、サトウ・サンペイ、佐川美代太朗、佐々木ドン、佐藤まさあき、佐藤六郎、篠原とおる、東海林さだお、荘司としお、白土三平、杉浦幸雄、鈴木勝利、鈴木義司、砂川しげひさ、関谷ひさし、園田光慶
- 園山俊二、高井研一郎、竹宮恵子、滝田ゆう、武内つなよし、多々良圭、辰己ヨシヒロ、棚下照生、谷岡ヤスジ、ちばてつや、佃公彦、佃竜次、辻なおき、つのだ・じろう、手塚治虫、寺田ヒロオ、富永一朗、臣新蔵、直野祥子
- 中城けんたろう、永井豪、ながやす巧、永島慎二、長谷邦夫、南波健二、新岡勲、西沢周平、沼田清、長谷川町子、浜慎二、はらたいら、馬場のぼる、久松文雄、平田弘史、福地泡介、藤子不二雄、細川知栄子、細野みち子
- 前川かずお、牧美也子、政岡としや、真崎守、松下井知夫、松本零士、松本正彦、水木しげる、水島健一郎、水島新司、水野英子、みなもと太郎、宮谷一彦、みやわき心太郎、村野守美、ムロタニ・ツネ象、望月あきら、望月三起也・望月かおり
- 本宮ひろ志、森田拳次、モンキー・パンチ、山上たつひこ、山口勝義、山口太一、山根青鬼、山根赤鬼、山根一二三、よこたとくお、横山泰三、横山まさみち、横山光輝、横山隆一、吉田竜夫、吉田ゆたか、芳谷圭児、わたなべまさこ、わち・さんぺい
大人漫画家が多いかなー。
とはいえ、40年も前のものなんで、物故者も多いですね・・・・。
それぞれのページはこんな感じ。40年前だとこういう感じで平気だったのか。いやしかし、自宅兼仕事場なんてのも多かったろうと考えるとやっぱり怖いです。
「漫画家」の数は今の方が多いだろうけど、しかしアレな読者数というか、そういうの考えるとどうなんですかね・・・。
といったところで今回はここまで。