情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

1969年の週刊少年サンデーはこんな感じ その4 他社・自社広告(切手・通販花盛り)




 ということで1969年の週刊少年サンデーはこんな感じシリーズ

 の続き。今回でこのサンデーに関してはおしまい。


 自社、他社広告ともにその2の方にもあるので、小学館ダイヤモンド版原色百科事典広告、集英社ジュニア版世界のSF広告、小学館の学習雑誌広告、アオシマのアポロシリーズなどについてはそちらをご覧ください。



 縮小画像は別ウィンドウで拡大表示(フォト蔵を使用)。画像をクリックするか「拡大画像へのリンク」でさらに大きい画像が開きます。
 フォト蔵は時々不安定なので、画像が表示されない場合は時間を置いてみるか、右クリックから画像を再度読み込むかしてみてください。



他社広告


 はがきで何かを買う・申し込むというのが多いです。支払いも切手でOK、とか。
 ちなみに、はがきの切手代は7円。

切手 太陽スタンプ(表3)


 週刊少年サンデー 1969年39号998
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 この切手屋さんは現在もあるみたいですね。
 数度あった切手収集ブームのうち、最後のブームにかかってた頃でしょうか。
 絵柄つき部分で一番高価なのは、「純金ケネディ兄弟」で4,800円、名前だけのだと「富士山20面」の28,000円かな。



アサヒ靴 ジュニアサッカー(表4)


 週刊少年サンデー 1969年39号999
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 生産サイズ:19.0→23.5cm
 販売価格:610→640円
 現在の【アサヒシューズ株式会社】健康・快適・信頼のアサヒシューズです。



各種通販「ゆうびんで手軽に楽しいお買い物!」(2P)


 合同広告というか、広信社という広告代理店がとりまとめを行って出してた模様。
 右上の方に

 この通信販売広告は安心してご利用ください。
 もし、ご注文の品が1ヵ月以上未着の場合は、事故等の原因を調査して御返事します。
 ハガキに注文した社名・月日・品名・金額を書き○○○○○○○ TEL××××××××へ問合せ下さい。

 と書かれています。ここも切手が多い。


週刊少年サンデー 1969年39号139
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  • 切手・古銭大特売 近代社
  • 中学生の勉強方 学友社
  • 日本切手大特価販売 コロナスタンプ社
  • サインでOK 5-10回ばらい 二光通販(株)

 週刊少年サンデー 1969年39号149
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  • 切手買入 伊藤切手商会
  • 日本切手カラーカタログ ケネディ・スタンプ・クラブ
  • ラジオ・カセットレコーダーなど ファースト電気サービスセンター
  • 雑貨というか色々 マノック産業株式会社
電波で友だちに差をつけよう ラジオ教育研究所


 週刊少年サンデー 1969年39号096
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 ラジオ技術ってことで、なんだか女の子にもモテモテみたいですよ。
 このイラストはどうかと思うけど。


 週刊少年サンデー 1969年39号096_cut



速記《スピード文字》 ワセダ速記

 週刊少年サンデー 1969年39号132


 これはカット広告。
 「だれにも読まれない速記で日記を書こう」ってなんか間違ってる気がする。
 速記出来る人は読めるんでしょ?



剛柔流空手通信教育


 週刊少年サンデー 1969年39号137

 これも後々長続きする広告ですね。
 「一日二十分のけい古で、みちがえるほどの強いカラダになってしまう!」、「オドロク程の破かい力がつくので、つまらぬケンカ等に使わないことです。」とか「さっそく自宅で空手の超秘技をおぼえよう!!」
 とかハッタリききまくりです。



ナショナル電気製品 タイアップ記事内広告


 「学校No1」内での景品告知兼広告。


 週刊少年サンデー 1969年39号150
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  • ナショナルゴールドメカカセット200 25,800円
    • 電灯線からでも、電池でも使える!!録音しながら検聴できる!!、って「電灯線」って言い方が微妙ですな。
  • ナショナル明視スタンド FS-556 2,250円
    • 寒暖計、ペンスタンド、豆電球つき、って余計なのが色々ついてるのがこの頃らしいか。

週刊少年サンデー 1969年39号151
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  • ナショナル電子オルガン 321,000円
    • 優勝校への商品。今の物価にすると100万円以上でしょうか。
  • ナショナルステレオフロンティア720M 89,900円
    • 準優勝校への商品。これも高い。上のもですが、1台づつとはいえ広告費としても高めだったんじゃないのかなー。
Oh!かっこいいヤングデパート

 週刊少年サンデー 1969年39号159週刊少年サンデー 1969年39号158
 拡大画像へのリンク 左/ 拡大画像へのリンク 右


 「ヤング」って言い方自体がもう古い。「キミを絶対満足させるサンデー特選のモーレツ製品ばかり!」のモーレツなんかに時代を感じます。
 ポスター、ステッカー、プレストン*1で、ポスターはF1などで300〜400円、プレストンは自動車柄で45〜200円、ステッカーは25〜90円、




自社広告。


 わかる範囲で価格や現在読めるかなど。


小学館ゴールデン・コミックス


 そのものは現在はプレミア付になってるのが殆どですが、一部は復刊されていて新品入手可能。
 丁度お金を持ってて時間の余裕も出来る世代向けだと思うんですが、どうでしょう。


 週刊少年サンデー 1969年39号085
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ビッグコミック


 週刊少年サンデー 1969年39号240
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 この時、創刊2年目。
 9月10日発売、ねだん100円。
 予告から分かる掲載作品は以下のとおり。

 作品名は挙げられていないが、連載陣として手塚治虫*8水木しげる*9
 また、「ナンセンスまんが」として「小島、園山、赤塚氏快調!!」とあり、これは小島功園山俊二赤塚不二夫のことであろう。
 「BIGパロディーバラエティー」というのは大人向け写真・イラスト企画記事。
 その他として「けいば、ニュース、艶談、穴場情報、プレイ特報」と現在とは随分毛色の異なる記事が載っていたのが解る。



DELUXE少年サンデー


 週刊少年サンデー 1969年39号128
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 サービスねだん140円。
 後の月刊別冊少年サンデー、サンデー超となる月刊増刊。
 マガジンから引き抜かれていた天才バカボンを始めとして、執筆陣はかなり豪華。
 週刊本誌よりは少し対象年齢高めでしょうか。




 といったところで今回はここまで。
 次は・・・大体予想はつくでしょうが一応未定で。


※当ブログの関連記事



#しかし、この頃から今まで活躍し続けてる漫画家が何人もいるってのが凄いですよね。また、掛け持ち連載の多いこと。

*1:アイロンプリント

*2:主人公の名前「サブタン」って「たん」か。そうだったっか。

*3:これは藤子不二雄Aの方

*4:デビルキング

*5:無用ノ介

*6:ゴルゴ13

*7:影狩り

*8:時期からして「IL」だと思われる。I.L(アイエル)(1) (手塚治虫漫画全集)I.L(アイエル)(2) (手塚治虫漫画全集)

*9:「水木氏のメルヘン」シリーズのうち「さびしい人」だと思われる。ISBN:4480030689

*10:これは藤子不二雄Aの方