古書好きの楽しみは「探す楽しみ」「騙し騙される楽しみ」「買う楽しみ」「持って帰る楽しみ」「並べる楽しみ」である。
(最初の動機であったはずの「読む楽しみ」は途中からどんどん順位が下がっていくからおかしい)
本棚探偵の冒険 (双葉文庫) P304-305より
買う・積むのが目的化してしまうのは古本に限らず、ゲームでも音楽CDでも、うなずいてしまう方多いんじゃあないでしょうか。
昨日の話(本というものがいかに特殊な商品であるか(by山田風太郎))とは真逆ですが、「同じ本の些細なバージョン違いまで揃える」というコレクター(喜国雅彦自身)の話も書かれてまして、いや、違いは必要だからやっぱり「要らない本は要らない。同じ本は二冊は要らない。」なのかもしれません。
私自身はあんまり正しいコレクターではなく、図書館でもなんでも読めれば良い派なので、わかる部分半分、そうでないの半分といったあたり。
踏み込みすぎると危険な世界。
続刊も出ています。面白いですよー。