情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

サブちゃんのちょっといい話




 北島三郎の初舞台。
 その横浜の劇場で生れて初めての舞台で歌っていると客席のアチコチから「サブちゃん!」と声がかかり、アチコチからテープが飛んでくる。
 彼は自分にそんなファンがいるわけが無いと、客席をみすかすと、なんと彼の夫人が劇場内を駈けまわりながら、一人で声をかけ、テープを投げていたという。


 「だから私は絶対に別れません」と断言していた。


 永六輔「役者その世界」より。役者 その世界 (岩波現代文庫)






#原本は1971年のこれ、で、過去の文庫は文春から出てます。これも同じもの