情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

1976年の週刊少年マガジンと2005年の週刊少年マガジンを比べてみよう その4 雑多比較編

 その1 1976年基礎データ編:http://d.hatena.ne.jp/soorce/20050602/p3
 その2 2005年基礎データ編:http://d.hatena.ne.jp/soorce/20050603/p3
 その3 広告編:http://d.hatena.ne.jp/soorce/20050603#p4

製本技術の進化

 現在発行されてる雑誌は「平綴じ」でも、「無線綴じ」なのですが、1976年時点では「有線綴じ」でした。
 ノド側でこのようなホッチキスでとめてあって、その上で接着剤、さらに表紙が付いてたわけですね。

   

価格はどう変化したか

 定価だけで考えると、1976年の150円から現在の240円で160%の値上げ、と思われるかもしれません。
 しかし、1ページあたりの単価で考えると全頁で計算した場合
 1976年:150円/300ページ=0.5円/ページ
 2005年:240円/480ページ=0.5円/ページ
 と、29年経ってるにも関わらず、同じ価格であると言えてしまうのです。


単行本価格は

 1976年時点ではKCコミックスは1冊350円。現在は410円ですので、17%程度値上げされています。
 しかし、当時の封書50円、はがき20円という価格からすると、現在はそれぞれ80円・50円で160%、250%になっていることを考えれば、あまり物価とそぐわない値上げなのではないかなあ、とか。

 コミックス広告より定価表示部分
 1976年  2005年 

女性キャラが出てこない漫画

 一コマも出てこないのが
 1976年:おれは鉄平、蒼きパンサー、海商王、その他くん、空手バカ一代 の5/12作品。41%。
 2005年:トッキュー、魁!クロマティ高校 の2/26作品。7%


 この辺はもう少し後の所謂「ラブコメ全盛期」連載作からの傾向が強いような感じもします。

連載の長期化

 とはいっても、釣りキチ三平もあるからなんとも言えないのですが。
 このときの連載作の総単行本数はKCコミックス版でカウントすると

 と、今ほどの長期連載は多くないような、と言ったところ*2
 今の連載作は「はじめの一歩」が既に70巻以上出ていますし、なんとも。

ショートギャグは無かった

 ありませんでした。
 この頃には「天才バカボン」がサンデーに移籍してそのあとまた戻ってきたけど月刊マガジンに島流し、などとあった時期で、切れ目だったのかな?




#ここで疑問が一つ。マガジン誌上最長連載は、一応「コータローまかりとおる」なんでしょうか?それとも、一応は切れてるから「はじめの一歩」なんでしょうか?

*1:これは未収録が多く、カウントするなら全集版の全13巻とすべき?

*2:釣りキチ三平月刊少年マガジンとの掛け持ちだったのですが