昭和天皇のご朝食は三百六十五日、洋食でした。
(中略)
毎朝、オートミールかコーンフレークスを交互に召し上がり、火を通した野菜料理を一品、そしてサラド、つまりサラダの盛り合わせを一品というのが変わらぬメニューでした。
(中略)
ご昼食とご夕食は、基本的には和食と洋食*1をほぼ毎日、交互に組み合わせます。昼が洋食であれば、夜は和食という具合です。
昭和天皇日々の食 P38〜P39より。
ずいぶんと「地域の偏りが」あるお食事をなさってたのだなあ、と思ってしまいましたよ。*2
それは冗談としても、(当然ではあるのですが)料理に関するこだわり方が特殊かつ徹底されているのはすごいですね。
料理の完成型をあらわす名前は普通でも、そこに掛けられる手間と心配りとが並大抵ではない。
一度ご相伴してみたいような、畏れ多い様な。
*1:soorce註:ここでは大膳洋食部門の料理人が作っているフランス料理のこと