情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

登場人物多士済々。P.G.ウッドハウス×勝田文「プリーズ、ジーヴス」2巻。



 1巻発売から1年と9ヶ月、やっと出ました第2巻。


プリーズ、ジーヴス 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)
プリーズ、ジーヴス 2 (花とゆめCOMICSスペシャル)


 帯はこんな。

 
 


 服のセンスが玉にキズの、ゆるくてリッチな青年貴族
          &
 優秀過ぎるちょっと腹黒なカンペキ執事


 今巻では、後々までレギュラーとして活躍するメンバー含め色々と登場しております。


 まずは主人公、バートラム・ウースター。
 


 なんかトンチキなことを言い出したりもしますが、おおむね良き英国紳士。
 



 「善良な方」のおばさん、ダリアおばさんと、その夫*1トム叔父さん。
  



 バーディーの財政上の頼りにして、若いころは社交界で色々とあったウィルビー伯父さん。
 



 バーディーの天敵、サー・ロデリック・グロソップ。
 



 学友にして親友、心優しき粗忽者、チャールズ・エドワード・ビッフェン(ビッフィー)。
 なんか一人だけ世界観違います。
 



 ビンゴ・リトルとその妻にして作家のロージー・M・バンクス。
  



 そして、世界最高の紳士様お側つき紳士、ジーヴス。
  


 これらの登場人物たちが織り成す英国ドラマ、ご堪能あれ。


 で、今巻では例のあの、ジーヴス特製ドリンクを作るシーンもあったりします。
 


 これ、二日酔いをあっという間にふっ飛ばすという、飲んでみたいけど飲まざるをえないシチュエーションにはあんまなりたくないという代物。
 ネット上で検索するとレシピも分かったりします。


 さて、原作の翻訳者でもある森村たまきが文章を寄せているのですが、このキャラクター達の活躍を読んだ後でうんうん、と再度うなずいてしまいます。
 翻訳された文章の漫画としての翻訳、しかし、それは魅力を減ずるどころか何倍にも増幅しているのです。


 未だ読んだことの無い方、1巻プリーズ、ジーヴス 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)、原作本、どちらもお勧めです。
 年末年始に是非どうぞ。


 比類なきジーヴス (ウッドハウス・コレクション) よしきた、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション) それゆけ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション) ウースター家の掟 (ウッドハウス・コレクション) でかした、ジーヴス!―ウッドハウス・コレクション (ウッドハウス・コレクション) サンキュー、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション) ジーヴスと朝のよろこび (ウッドハウス・コレクション) ジーヴスと恋の季節 (ウッドハウス・コレクション) ジーヴスと封建精神 ジーヴスの帰還 (ウッドハウス・コレクション) がんばれ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)




1巻に対する英国での反応

 こちらのフォーラムで、1巻の紹介記事が取りげられてました。
 反応の抜粋ですが

  • 死ぬほど笑った
  • 一番気に入ったのは最後のヤツ、いや最初の、いや三番目、四番目・・・全部だな
  • 最後のコマいいな
  • ビンゴ「ちゃん」かわいいよ
  • Woodhouseをhouse of woodなんて訳してるのはなんじゃこりゃ
  • こいつはどこで買えるんだ、一冊手に入れたい
    • (フォーラムの人が、これまだ日本でも出たばっかりなんで無理すねー、と返信してる)
  • zipでくれ

 といった感じ。おおむね好評っぽい、ですよ。


 といったところで今回はここまで。

*1:今回は名前と顔だけですが、今後コレクター魂で色々絡んでくる