「漫画家マンガ」に永井豪が殴り込み!
週刊漫画ゴラク次号(5月21日発売)より、「激マン!」が新連載です。
漫画ゴラクでは、小池一夫回顧録「劇画大噴火」もシリーズ連載中(?)なので、故・梶原一騎の「男の星座」(未完)を含めると、原作者、劇画原作者、漫画家の自伝的作品を掲載するということになります。
この予告画像に出てくる作品をざっと見ただけでも、デビルマンレディー、花平バズーカ、ゲッターロボ、手天童子、マジンガーZ、キューティーハニー、デビルマン、バイオレンスジャック、あばしり一家、ドロロンえん魔くん、ハレンチ学園、イヤハヤ南友、と誰しも一度は聞いたことがある、読んだ事のあるであろう作品が目白押し。
永井豪の描く作品群は、ギャグ、コメディ、シリアス、ホラー、ヒーロー、ヒロイン、エロス、バイオレンス、時代劇、現代、未来SF、異次元、とその範囲の広さのみならず破天荒さ、過激さもすさまじいのです。
社会問題とまで言われた「ハレンチ学園」、今なお読者にその答えを問い続ける「デビルマン」、すさまじいトラウマを植えつけたであろう「ススムちゃん大ショック」、おっぴろげ「けっこう仮面」、汚く下品で明るく元気「オモライくん」、その収束の仕方に感動した「手天童子」、etcetc....
他作家によるリメイクも結構な数があります。
現在チャンピオンREDで連載中の「真マジンガーZERO」、ヤンチャンの「キューティーハニーSEED、特撮エースの「キューティーハニー a GO GO」、マガジンZの「AMON デビルマン黙示録」、BJの「ハレンチ学園 ザ・カンパニー」などなど。
逆に、永井豪が手塚治虫作品をリメイクしてたりも。「魔人王ガロン」、「ブラック・ジャックALIVE」
とにかく仕事幅が多く広く、最大時には月400ページ以上(600ページ、という記述も)もの原稿を描いていたそうです。
そのすさまじい仕事・創作の事が漫画として描かれるのは、もちろん初めて。
2006年に亡くなった、盟友石川賢のことやダイナミックプロの事等も描かれて行くのでしょうか。
今から楽しみでなりません。
さあ、読もう!週刊漫画ゴラク!
豆知識
永井豪は、最も多くの週刊少年漫画雑誌に作品が掲載された事がある漫画家。
- 週刊少年マガジン
- 週刊少年サンデー
- 週刊少年ジャンプ
- 週刊少年チャンピオン
- 週刊少年アクション
- 週刊少年宝島
- 週刊少年キング
- 週刊ぼくらマガジン
日本国内で創刊された事のある全ての週刊少年漫画雑誌、でもいいのか?*1
また、現在発行されている*2週刊漫画雑誌12誌では、週刊漫画TIMESを除く全ての雑誌に作品が掲載された事があり、これも最多のはず。*3
現在の所、全ての漫画家の中で最も多くの「週刊漫画雑誌掲載経験」記録のはず。(総合週刊誌を入れなければ、手塚治虫や赤塚不二夫や石森章太郎よりも多い)。