意外な人選と作品の組み合わせで、ちょっと驚きました。
猪熊しのぶはこれまで主に小学館・講談社などで連載を持ってたんで、集英社での仕事は2回目か3回目くらいかな?
ちなみに、第一弾は1年近く前(2010/07/07発売号)に掲載された、せがわまさきによる「炎魔VS-ドロロンえん魔くん外伝-」で、えん魔くんVSキューティーハニーでした。
その時は第一弾ともなんとも表記されてませんでしたけどね。
(参考記事>せがわまさきが、永井豪作品リメイクで集英社初登場。)
作品数増えて行ったら単行本化されるんでしょうか。
「けっこう仮面」について
♪どこの誰かは知らないけれど カラダはみんな知っている、でおなじみのこの作品、月刊少年ジャンプ連載作品なので、同じジャンプ系であるビジネスジャンプには久々の里帰り、と言えるかもしれません。(リメイク版の「けっこう仮面P」はヤングマガジンで連載)
エロバカコメディ的作品としては元祖、といってもいいと思います。
パロディネタは今だと分かりにくいの多いかも。
単行本は一時期入手困難でしたが、現在はリイド社から新装版が発刊されてます。
何回か実写化もされていまして、DVDなんかも比較的簡単に手に入るんじゃあないかな。
色物AVなんかもこの作品からの影響って大きそう。
余談 永井豪作品の広がりについて
永井豪作品は、自身によるリメイク、他作家によるスピンオフ、他作家によるリメイク、トリビュート、と色んな形で展開されてるので、同じ作品がパラレル的に結末を持ってて全貌がなかなかつかめない。
自身の作品集大成は一度「バイオレンスジャック」でやってますが、それも完結後に「新バイオレンスジャック」をやってたり。
「激マン!」ではデビルマンのリメイクをやってますね。
マジンガーZは、ヤンジャンでやってた「マジンサーガ」*1、マガジンZでやってた「Zマジンガー」*2など、セルフリメイクと、現在チャンピオンZで連載してる「真マジンガーZERO」や「マジンガー乙女大戦」のようなスピンオフも。
他作家によるリメイクは、古くは「真・魔王ダンテ」なんかがそうでしょうか。
トリビュート企画としては講談社のモーニング増刊などに掲載された「ネオ・デビルマン」など。
スーパーロボット大戦系のも含めると、どこからどう繋がったのが「正史」なのかもわからない。
デビルマン的解釈ならば、創造能力を持つ存在の数だけ世界が分枝して繰り返したり巻き戻されたりするからいいのかもしれませんが・・・。
といったところで今回はここまで。