おはこんばんちは。
海外旅行のお土産にもらったタイ版Dr.スランプ@鳥山明の3巻なんですが、これはすごい。
のタイ語翻訳版。(ってこれジャンプコミックスが現役商品なんですね)
色とかは違いますが絵はそのまんま。(よく見ると「3」って数字が入ってますね)
左右反転はされておらず、日本版と同じく右開き。
アラレちゃん、となっているようで、これは多分アニメの方が輸出が早かった影響じゃないかと思います。
幅、高さとも少しづつ長め。背表紙で比較するとかなり薄いです。
定価45バーツなので本日のレートで165円くらい。結構安いか。
裏表紙には「SHONEN JUMP」のロゴ。
ジャンプコミックスはバーコードなんかがまだ無かった頃ですか(1980年12月だから、消費税も当然ありません)
台詞・擬音文字は基本的に全てタイ語になっています。が、それだけに止まりません。
幾つか比較をしてみますと、
アルファベットの場合、それが日本語でなければ*1残しているようです。
おまけページも完訳。そんなとこまで、ってくらいの徹底ぶり。
コーヒーはまだしも、やきそばってどう訳してるんでしょう。
サンデー・マガジン・チャンピオン・キングはそのまま残ってます。これはしょうがないか。
これは多分訳抜け。「ひすゎし」が抜けてますね
ここは元々1980年の物価なんですけどそれでも「1400円」って訳す意味があるのかどうか。
特にすごいと思ったのがこういう訳。「おつかいアラレちゃん」の扉。
タイトルから名前から、アラレちゃんが下手な字で書いた、かつ、誤字をバツで消してあるというのまでそれっぽく書き文字で再現。
「地球SOS!の巻 Part2」のニコちゃん大王のサインなんかもこういう風になっています。(大王と大玉をどう訳してるかまでは分かりませんが・・・)
そして往年のジャンプコミックス名物、読者コメントも完訳。
でもこれはどうなんだろうか。この14歳と17歳のお二方は現在もう40歳過ぎてるわけで。
(ふと疑問に思ったんですが、こんな写真があるってことはファンレターを出した時点で写真を同封してたってことか?それとも、コミックスに使いたいから写真送ってね、というやりとりがあったのか?)
この巻末コメントやニコちゃん大王の名古屋弁はどうしてるんでしょうか?
タイ版の巻末広告は3作品分。
ドラゴンボール完全版、アイシールド21、死刑囚042。前者二つはまだしも、死刑囚はちょっと謎。
ついでに、ジャンプコミックスの巻末広告(初版)はこんな感じ。こち亀がまだ16巻ですよ。
あと、見返してみるとパロディがかなり沢山ありますね。
仮面ライダー、ウルトラマン、スターウォーズ、ドラゴンズなど。
上記のひすゎしもウルトラ警備隊の服だし、アラレちゃんも作中でそういう格好してる場面かなりありますよね。
といったところで今回はここまで。ばいちゃ!
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#今回一番時間が掛かったのは、ジャンプコミックスの方を自分の蔵書から探し出すことだったり。アマゾンで買うかどうかした方が速かったに違いない。
*1:「OMAKE」なんてのは訳されてるが、「COFFEE POT」とかはそのまま