今回のでは
- 作者: スコットリンチ,Scott Lynch,原島文世
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/06
- メディア: 単行本
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- ロック・ラモーラの優雅なたくらみ (スコット・リンチ) ISBN:4152088303
- これは面白かった。ファンタジー世界で、コン・ゲームと主人公達の成長(過去話)と犯罪組織の抗争が複雑に絡まりながら最期までぐいぐい引っ張られる。うわもったいない、と思うようなキャラクターの最期もあるけど、それがまた緊張感と先の読めなさを増している。多分、普段ライトノベルなんかが好きな人*1に薦めると良いと思うんだが、二段組600ページでは手に取ってもらうという時点で駄目かもね。何時か分冊で文庫化されたときにはもう一度書こう。作者はロールプレイングゲームが好きで、この主人公の「LOCKE」はファイナルファンタジー6のトレジャーハンター、ロック・コールから採ったそうな。
- 壁抜け男 (マルセル・エイメ) ISBN:4152087862
- パリ仕込みお料理ノート (石井好子) ISBN:4167307014
- 銀座四百年-都市空間の歴史- (岡本哲志) ISBN:4062583771
- イワシ予報官の海辺の食卓 (平本紀久雄) ISBN:4845510839
- 嘲笑う男 (レイ・ラッセル) ISBN:4152087668
- チョコレートの本 (ティータイム・ブックス編集部) ISBN:4794928815
- ウォー・サーフ (M・M・バックナー) ISBN:4150116261,ISBN:415011627X
- 惑星の恋人たち (ジェイムズ・F・ボイラン) ISBN:4309202381
- 黒いカクテル (ジョナサン・キャロル) ISBN:4488547109
- ザ・ホークス-世界を騙した世紀の詐欺事件- (クリフォード・アーヴィング) ISBN:4150503257,ISBN:4150503265
- インドカレー伝 (リジー・コリンガム) ISBN:4309224571
- パンプルムース氏とホテルの秘密 (マイケル・ボンド) ISBN:4488215092
- 壁抜け男
- 異色作家短編集の17。id:b_say_soさんの記事より、オチ確認も兼ねて。やっぱりこれだ。子供向けのでも同じはず。この人は異色というか、無茶な前提を立ててそれを具現化とでも言う作風か。
- パリ仕込み
- ↑の解説に「モンマルトル界隈の〜」とあったのでそこから。地味に美味しそうなのが多いのです。なんとこれ現役商品ですよ。(1983年初版)
- 銀座四百年
- 私は田舎者なんで銀座って殆ど行ったことないんですよ。仕事関連で昼間数回、夜はかなり昔に東京に出たときに銀座ライオンに連れて行ってもらった時くらいかな。それでも映像やら写真やら本で持ってたイメージがこういう風に書かれると面白いもんですわ。
- イワシ予報官の海辺の食卓
- 嘲笑う男
- 異色作家短編集の16。「マッド・サイエンティスト」収録の「サルドニクス」が面白かったのもあり。オチが上手い系が多いかね。
- チョコレート
- 「ホットチョコレート」と「ココア」が同じものだと認識したのは何時だっただろうか。これは「カカオの本」でも良いかも。日本のチョコレート菓子に慣れてると海外土産とかのはザラザラで甘すぎるように感じます。
- ウォー・サーフ
- スリルジャンキーなメトセライゼーション済老人の話がなんだかおかしな方向に・・・。スピリチュアル(笑)とか言い出さないで欲しいものです。
- 惑星の恋人たち
- コメディなんだか病んでるんだか。ああ、これがヤンデレ？違うか。微妙に時代を感じる。
- 黒いカクテル
- 短編集。なんというか、悪意を持っては居なかったけど結果的に嫌がらせになったとでもいうような。いい趣味してるよなあ、とでも言うか。
- ザ・ホークス
- インドカレー伝
- これはすごい本。如何にしてインドにおいて「スパイスを使った料理」が宗教や民族の下で発展したか、イギリスに「カレー」が伝わったか等が詳しく纏まっている。また、インドにおける紅茶(チャイ)事情にも一章が割かれてるのでその辺興味がある人にも良いかも。最終章では、美味しんぼのカレー対決までもが参考資料に入ってます。
- パンプルムース氏とホテルの秘密
#毎度の事ながら、必ずしも読んだ順ではありません。
