ということで、昨年10月から続いてきたシリーズも終了。
ブラック・ジャックマガジン、チャンピオンREDに掲載されたのを合わせて全部で21本*1でした。
Mの方と違って原作のプロットを使わなくて良い、としたある意味バーリ・トゥードだったわけですが、本当に好き勝手というかなんというか。
サブタイトルと作者は以下の通り。
- 指輪物語 (青池保子)
- 心眼 (田口雅之)
- 命の連鎖 (たがみよしひさ)
- 幽霊をオペした男 (井荻寿一)
- 教えられたこと (高倉あつこ)
- 当たり屋 (近藤佳文)
- 守るも進むも (立原あゆみ)
- 生命の力 (芹沢直樹)
- 小さなドクター (葉月京)
- 星を継ぐ者 (乾良彦)
- ピノコの恋 (佐藤マコト)
- さくら咲け (北見けんいち)
- ブラック・ジャック的典座教訓 (きくち正太)
- The last acting (高口里純)
- 幸福なドナー (やまだないと)
- わすれんぼ (八神健)
- 代理執刀 (柴田昌弘)
- 秘密の顔 (村生ミオ)
- 与えられた命 (手塚眞×岡崎能士)
各漫画家にどういう依頼の仕方をしたのかは分かりませんが、ギャグあり、シリアスあり、完全に自分の世界でとりあえずブラック・ジャックを入れてみたものあり、ブラック・ジャックである必要すら無かったものあり、デッドコピーを自分の絵柄で描いたものあり、(ある種の)名作あり、駄作あり、・・・。
なんとも珍妙かつ怪奇的な企画でしたが、中々楽しめたので良かったんじゃないですかね。
しかし、手塚治虫本人が生きてたら「オレにも1話描かせろ。どれよりも面白いのを描いてやる」と言ったかもしれません。
・・・ということで、ブラック・ジャックマガジン2が出るんなら、田中圭一に是非。
(2005/07/12 23:20追記)
http://blackjack.jp/info/info.html
ここに絵まで全部載ってるじゃない。わざわざ引っ張り出した手間全部無駄。