情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
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「替歌百年 替歌と春歌のすべて」加太こうじ・柳田邦夫・吉田智恵男 編(1966年)



 替歌と春歌を収集した本。昭和四十一年コダマプレス発行、定価350円。
 各曲に対する解説がなかなか面白い。帯なし、帯アリ。
  


 


 付録つきで、封筒に入った形で3cmのソノラマ盤が2枚と中綴じの「よりぬき春歌傑作選」が付録。
 サイズ分かりにくいんでジャンプと比較するとこの位。


   

収録内容

 目次

  • まえがき
  1. 唱歌・童謡・軍歌その他
  2. 流行歌
  3. 俗謡・民謡・その他


 こういう分類で、様々な曲の、原曲歌詞・替え歌・原曲または替え歌の時局説明など、が書かれています。


 原曲は共通でも、春歌や替え歌は口伝が基本なので、伝承系統や地方によって大分違うんじゃあないでしょうか。
 つまり、この本に収蔵されているのはあくまでも参考例ということ。


 たとえば「まっくろけのけ」はこんなバージョンが収録されています。



〽おじょうさん ひざをくずしてかるたとり
ひざとひざとの あいだから
ちらりと見えます まっくろけのけ


おじょうさん ブランコ遊びは よいけれど
あがりさがりの そのたびに
ちらりと見えます まっくろけのけ


おじょうさん 奥で昼寝はよいけれど
寝返り打った そのひょうし
ちらりと見えます まっくろけのけ


まっくろけのけ まっくろけのけ


 しかし、ネット上にあるものや、私が知ってる口伝では別の歌詞もあります。
 例えば


札幌の ビール会社の煙突は
太くて丸くて大きくて 吐き出す煙も まっくろけのけ


おじょうさん ボウリング遊びもよいけれど
リリース動作の その時に
ちらりと見えます まっくろけのけ


おじょうさん スケート遊びもよいけれど
ころりころげた その時に
ちらりと見えます まっくろけのけ


お父さん わたしお嫁に行きたいの
お前何言う まだ早い
それなら見せましょ まっくろけのけ


 てな感じの。


 各替え歌は、原曲がわからんと微妙ですが、今ならYoutubeニコニコ動画で結構見つかるものだったりします。
 何週か廻って分かりやすくなったというべきかしらん。
 こういうのをボーカロイドに歌わせればいいんですかね。


 といった所で今回はここまで。


 替歌百年 (1966年) (Q collections)

読んだ本

  1. 週刊漫画サンデー
  • マンサン
    • 監視カメラつけて映像確認するとか、絶対に警察を呼ぶようにするとか、難しいんでしょうか。難しいか>任侠学園@今野敏×渡辺保裕
    • これもう只の人生相談じゃないのか>援護部長ウラマサ@渡辺獏人
    • シリーズ最終回。今回の震災ではどうだったんだろう。ちゃんと出たんだろうか。最終回で作者登場ってつい最近カンバラコントでもやってたよね。単行本は7月発売との事>旅する缶コーヒー@マキヒロチ。
    • 読切シリーズ。人数少ないところだと負荷大きくなるのはしゃあないが、それにしたってキッツイわな。広報だとオフシーズンも仕事多いだろうし>チーム広報の憂鬱@能田達規
    • 3月下旬に取材か。西の方は普通だったんだよなあ。>まんぷくB級グルメ旅@シーシー&ヨコイさん。
    • 「ビール会社だからビールしか飲めない」ってあるけど、今時本当にビールしか売ってない大規模酒造会社って無いよねえ、とも>お酒の神さまに乾杯!!@高倉あつこ