今回は、2020/05/04(月)、の評論島です、いや、でした。
コミケは中止ですが、委託と電子版でちゃんと新刊出します。
作っていたからにはもう出すしかないのです。
試読版(といってもマガジンの章は完全収録)はこちら→id:soorce booth支店 - BOOTH
今回の新刊
- タイトル:「週刊少年四誌 マガジン・サンデー・ジャンプ・チャンピオン 1959~2019表紙データ全まとめ」
1959年から2019年まで、四誌で延べ220年、11695冊。
週刊少年誌がが刊されて以降、現在まで、何が表紙になってきたのかというデータをまとめました。*1
メディア芸術DBにある情報と、自分が記録してたものと、そしてそれをチェックしてこういうことだなとまとめました。*2
どの漫画家が表紙を多く描いてきたか、どんなタレントが表紙になったのか。
そして傾向や、時代による変化を解析しています。
1. 概要
週刊少年四誌の、創刊から2019年末までの表紙を調査、解析してみた結果、下記のような点が分かった。
- 表紙の漫画作品と女性タレントへの集約は1970年代までに行われた
- 女性タレント表紙は、1970年代前半に席巻した後激減したが、その後漸増を続け、2010年代に漫画表紙よりも多くなった
- 特定の漫画家による表紙執筆回数の多さが判明した
- 年代・時期による人気漫画家の変遷を観測できた
- 年代・時期による人気タレントの変遷を観測できた
という結論なのですが、それをグラフなどを使って示しています。
表紙
目次
内容の一部
頒布価格
- 紙版
- イベント直接販売価格:コミケが中止になって実績も何もないので書けない。つらい。
- 委託書店価格:1400円
- デジタル版
- DL版価格:600円
とにかくもうデータが多いので、ページ数も多い。210ページもあります。データ部分だけで140P以上ある。
でも。紙の分はいつもお願いしてる印刷所さんにいつもの部数で頼みました。恩があるし。とはいえ、全部売れても赤字って価格でこんなもんです。
付録として、データ部分をダウンロード出来るURLと解凍パスワードが書いてあるので、csvデータを自分でいじくりまわすことが可能。
DL版では、PDFの添付ファイルとして内蔵済み。
上にも書きましたが、試読版をBOOTHで無料公開してます。
- 週刊少年マガジンに関するまとめ部分全て
- データ部分は1989年・2009年分を収録
委託先
いずれも、販売開始日はコミックマーケット98の初日の、2020/05/02です。
C98が中止なので、紙版は委託でお願いしています。そのうち、いつか、即売会が再開された時用に自宅分もありますが、何時になるんだろうなあ。
- メロンブックスさん(既に予約受付中)
- Comic Zinさん
- COMIC ZIN 通信販売/商品一覧ページ (ここに追加されるはず)
また、BOOTHにてDL版(PDF)を販売します(5/2予定)
以上、よろしくお願いいたします。
配置はここだった
- 日程:2020年05月04日(月)、コミックマーケット98、三日目。
- サークル名:id:soorce
- 配置:「ホ-34a」(南4ホール)
既刊
BOOTHで、PDF販売中
- id:soorce booth支店 - BOOTH
- 『戦後女性漫画の歴史 黎明編1945〜1979』
- 『さよなら「漫画サンデー」 五十四年の歴史を振り返る』
これらは、紙で刷った分は完売してしまいました。
ということでBOOTHでPDFとして販売しています。
こっちの方が検索できる分便利かも?
- Comic Zinで委託中
追加情報がありましたら、またこのブログ上で告知させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。