2018年度の週刊少年漫画誌の裏表紙広告は、Cygames関連だけで全体の97.9%、約98%を占めていました。
全194冊のうち、190冊がサイゲ関連の広告だったのです。
サイゲ本体の「グランブルーファンタジー」113回、「シャドウバース」27回、「プリンセスコネクト!Re:Dive」33回、「ウマ娘」5回。
そして、共同開発*1で12回。
週刊少年四誌の裏表紙広告はもうサイゲしか載ってねえ!状態。
円グラフにすると、こんなですわ。
2015年は31回、2016年は117回、2017年は159回、今年は190回。
多いとかなんとかじゃあなくて、他はどうなってるんだって話ですね。
どういう契約なんだろう。
昨年、一昨年、一昨々年の記事はこちら。
- Cygames多すぎぃ!2017年、週刊少年漫画雑誌の裏表紙広告の83%はサイゲームスで、ほぼ独占状態でした。
- グラブルとシャドバで埋め尽くされて、Cygames占有率60.6%。2016年の週刊少年漫画雑誌の裏表紙広告をまとめてみた。
- 「グラブル」多すぎ!?2015年の週刊少年漫画雑誌の裏表紙広告をまとめてみた。
グラブルもシャドバも色々コラボしたり、キャンペーンやったりしてました。
ノーマル時はこういうのありつつ
ペルソナだけどグラブル。
グラブルだけどシャドバ。
ラーメンだけどグラブル。
わかりやすく図にすると、こう。曜日の関係で同じ号が同じ週じゃないのに注意。
J:ジャンプ、M:マガジン、S:サンデー、C:チャンピオンで、色付けるとこうなります。
サンデーとマガジンは、すべての号、1年通して全ての裏表紙広告がそうでした。
(ジャンプ:47/48冊、マガジン:48/48冊、サンデー:49/49冊、チャンピオン:46/49冊)
独占はギリギリ免れてるけど、寡占っても程があるだろうという状態。
回数順で見るとこうですね。
広告種類 | 回数 |
---|---|
グランブルーファンタジー | 113 |
プリンセスコネクト!Re:Dive | 33 |
シャドウバース | 27 |
ドラガリアロスト | 7 |
ウマ娘プリティーダービー | 5 |
THE IDOL M@STER シンデレラガールズ STARLIGHT STAGE | 3 |
ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS(ゲーム) | 2 |
MONSTER HUNTER WORLD(ゲーム) | 1 |
パパはわるものチャンピオン(映画) | 1 |
ファンタジーライフオンライン | 1 |
戦国炎舞-KIZNA-刃牙道コラボ | 1 |
総数 | 194 |
そりゃあ、気づいた人は、またグラブルかってなりますわ。。
各号の広告は以下の通り。ジャンプ・マガジンとサンデー・チャンピオンは1号発売週がずれてます。
また、サンデー・チャンピオンは53号まであって1冊多いです。
サイゲームス以外は全部で4回。しかもゲームじゃあないのは「パパはわるものチャンピオン」だけなんですよ。
- MONSTER HUNTER WORLD(ゲーム)
- ファンタジーライフオンライン(スマホゲーム)
- 戦国炎舞-KIZNA-刃牙道コラボ(スマホゲーム)
- パパはわるものチャンピオン(映画)
ジャンプは自社コラボとかあるから、と思ってたら、増刊の「キン肉マンジャンプ」「北斗の拳ジャンプ」とかではそれらのコラボだったけど、本誌ではまったくというありさま。
ちなみに、表4広告の料金は、ジャンプで350万円、マガジンで260万円、サンデーで150万円、チャンピオンで145万円。(いずれも基本定価)(参考:http://www.zasshi-ad.com/media/comic/boy/ )
(350*47)+(260*48)+(150*49)+(145*46)=42,950。四億二千九百五十万円。よんおくにせんきゅうひゃくごじゅうまんえん。
昨年が推定29,320万円、二億九千三百二十万円でしたから、一億三千万円ぐらい上積みされてますね。
料金は、昨年よりもちょっと値上がりで2016年と同じに戻ってるっぽい。ほぼ1社にしか請求行かないけど。
来年度、どうなるんだろう。完全独占になるのか、減らすのか、いやしかし。
といった所で今回はここまで。
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*1:ドラガリアロスト、THE IDOL M@STER シンデレラガールズ STARLIGHT STAGE、ANUBIS ZONE OF THE ENDERS : M∀RS