あんままとまってない。
まず「女子街歩き漫画」ってのはどんなものかって言うと、私が勝手にそう呼んでるだけなんですが
- 主人公は女性(若め)
- 現代の実在する街が毎回のテーマ
- 街歩き+αが題材
そして、
- 各話に舞台マップが載ってる
てな感じの作品。具体例は
週刊漫画TIMESの「東京旅さんぽ」(山口よしのぶ)
で、昨日発売の隔週漫画サンデーでは「浅草グルメ散歩」(大谷じろう)
が掲載されていました。
マップはこんな感じ。
その昔「Hanako族」なんて言葉がありましたが、あれの実践版を何故かオヤジ漫画雑誌でやっている、のかしら。
マップが付いてるってのもなんかその辺に近いものを感じる。
なんでオヤジ雑誌なのに女子が主人公なのか
これは幾つか考えられるんですが、
- おっさんが街歩きしても華がない
女子の街歩きって、見せる・見られる事を多分に意識してると思います。はい。
- おっさんがやったら職務質問うけそうなことでも女子になら作中でやらせる事が出来る
「東京シャッターガール」なんかそうなんですけど、他人の家や子供やらにカメラ向けるのが女子高生じゃなくておっさんだったら捕まりますよね。
- おっさんが主人公だと、どっかの街でなど「その目的を実行する為の旅」になっちゃう
もちろん、おっさん主人公のグルメ食べ歩き作品ってのも色々ありますよ。
「孤独のグルメ」「駅前の歩き方」「まんぷくB級グルメ旅」「駅弁ひとり旅」などなど。
しかし、それらの作品は目的・目標を絞ってある事が多いと思います。
例えば、「食う」以外でも「飲む・打つ・買う」のどれかがゴールで、途中の旅自体が目的には成り難いというか。
仮に、ヤクザが同じコースで同じ事をやったらギャグになるのだし・・・いや、それはそれで面白い気もする。
閑話休題。
女性の場合は「食う・買う*1・見る」になるのかなあ。
色々甘味を食べて、ショッピングもして、観光地を巡って、と多層的に目的設定がなされてる様にも思えるのです。
この辺は女性誌に載ったりする旅レポート・紹介系記事と、男性誌のそういうのの差を考えるとわかりやすい、かも。
- 実は女性読者向けなのかも
オヤジ雑誌、と言ってますが、女性読者も結構な割合で居るらしいです。
だからそう、女子高で漫画ゴラクを回し読みしてるかもしれないじゃあないですか。
「今週も『SとM』面白かったよね〜」って会話してるかもしれないじゃあないですか。
まあそういうことで、「女子街歩き漫画」今後も色々出てくるかも知れませんね。
東京以外も舞台にしてほしいもんです。
といった所で今回はここまで。
当ブログの関連記事
*1:雑貨とかなんとか