週刊少年サンデー1982年12号(三月十日号)。1982/2/24発売。
特大号定価180円、平綴じ336ページ。
創刊23周年直前特別企画として、綴じ込みで「うる星やつら★すぺしゃるカード」が付録。(カードっても、厚紙に印刷してあるのを自分で切り取る方式)
なめ猫的センスを感じる。
巻頭グラビアは堀ちえみ。髪型が時代です。(15歳、レコードデビュー直前との事)
目次から作家陣見てみると、現在も週刊少年サンデーで描いてるのは高橋留美子のみ。
小学館系で描いてる作家は結構多く、(原作あわせて20人中)9人かな。
「ラブコメのサンデー」と言われる時期だけど、バイク含めスポーツ漫画も多い。
どの作品も話数表示は無く、サブタイトルも無い作品が多い。あっても「・・・の巻」が殆ど。
漫画感想は掲載順どおり。
- サンデー
- 小学四年生の冬。スキー買って貰う話。今って出稼ぎってどの位の数居るんだろうな>六三四の剣@村上もとか。
- 扉で「桑田さん原由子さん、結婚おめでとうございまーす!!」とか言ってる。時代だなあ>さよなら三角@原秀則
- 「釣り堀勝負!!・・・の巻」そうか、釣り漫画だから魚描いてる>おれはナマズ者@やまさき十三×はしもとみつる。
- レースバトル漫画だけど、斧振る時の逆手アクセルって実際可能なのか?>スーパーライダー@石渡治。
- 大学入学後、ロングツーリングの話。この辺はまだレースとかなんだよな。シリーズによって全然色違うからなあ、この作品>ふたり鷹@新谷かおる。
- 「原田くんは色男?・・・の巻」単行本がまだ2巻。カッちゃんも普通に元気。安定してんなー>タッチ@あだち充。
- 「面堂兄妹!!・・・の巻・その1」単行本は10巻、アニメ放映中。妹初登場。この頃もうラムも学校に居るんだよな。>うる星やつら@高橋留美子。
- アイドルのパンチラを撮影しようとする話、としか書き様が無い>ピントぴったし!@石田まさよし。
- 「拳法による伝言」*1。「暗黒拳法」ってすげーネーミングセンスだな。というか、中国拳法って名乗っていいのかこれ。>男大空@雁屋哲×池上遼一。
- アニメ放送中、増刊号でも並行連載中。フェンシング部に入部するあたり。これも「チビの主人公が色んなスポーツに挑戦する」漫画の系譜だよね。>ダッシュ勝平@六田登。
- 「男の友情!?・・・の巻」高校受験の合格発表とか。こういう学園コメディーって今なんかあるかね>ただいま授業中!@岡崎つぐお。
- 四コマ。(絶チルのさぷりめんとみたいなのじゃなしに)サンデーで最後に載った四コマって何になるんだろう。>ダメッ子ユキちゃん@さとうしんまる。
- ボクシングラブコメ?金井たつおはジャンプ・サンデー・チャンピオンで連載経験あるのよね。この回もサービスシーンあり>天まであがれ@史村翔×金井たつお。
- この作品終了直後にマガジンで同じ野球漫画「バツ&テリー」が大ヒットしたのよね。サンデーとしては悔しかったろうなあ>勇太やないか@大島やすいち。
- 「夢の英雄!タイガーマスク」8回目。テーマソングの「お前は虎になれ!」って糸井重里作詞なんだ。ギミックっぷりが「プロレス」だよな>プロレススーパースター列伝@梶原一騎×原田久仁信。
- 「知桜会の逆襲」オヤジ出てこないし・・・。>ダメおやじ@古谷三敏。
- 「勇猛海賊船団その4」虎と日本刀で戦ってる。どういう話なんだこれ>特救GO!@さいとう・たかを。
目次で「カラー」とあるのは赤黒の2色カラー。両方バイクネタだ。
4色カラーになるのはもうちょっと後だと思う。
記事ページには、あだち充「ナイン」が100万部突破、というお知らせ。
今にしたら5巻で100万部ってあだち充にしては少なすぎる感じだが、この後も増刷されまくったろうから通過点でしかなかったのかな、とも。
マガジンで連載されたタイガーマスクの話をサンデーでやってるってのも変な感じがするもんですね。
ちなみに、表4広告は自転車。
少年誌の表4は、歴史的に自転車広告が多いんですよね。これ、年代別に頻度調べたら面白そう。
といったところで今回はここまで。
*1:第2部“愛”の章No.12