情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

ウルトラジャンプ編集部の言葉狩りから端を発したトラブルにより、木城ゆきと「銃夢Last Order」は当分休載、連載再開未定とのこと。



 古くからのネットユーザーの方は、木城ゆきとっつーとハンドルネーム事件を思い出される方も多いですかね。
 自分が知ったのが昨日今日だっただけで、ここ二ヶ月ほど色々起きてる(未解決)のようです。



 詳しくは作者本人のブログを見ていただくのが早いのですが、時系列順にいくつか引用。


     ※お知らせ※
次回ウルジャンの銃夢LOは休載します。
     再開は未定です。


新・きまぐれゆきと帳

 6月頃の日記から辿っていくと、(木城ゆきと側からの文章と編集者のメールだけしか見えないけど)これはひどい



 旧「銃夢/新装版」1巻について、「セリフの一部に問題があるので修正したい」とのこと。
 具体的には「“発狂”という言葉が統合失調症を連想させるので、別の言葉に直してほしい」という。

新・きまぐれゆきと帳: 読者の皆さんへ報告(1)


 ちなみに、銃夢は、ビジネスジャンプ連載、BJコミックス版、完全版と、雑誌掲載と2回の単行本化を経ていますので、今まではまったく問題の無い台詞であったということです。


 この3点のセリフを修正することに僕が同意しなければ、「発行権」という出版社の権利を行使して、新装版の出版は中止することになる、という事です。
 本来なら少し進行を止めて、時間をかけて協議するところですが、今回はその時間もない。
 24時間以内に決定して校了しなければ印刷にまにあわない、というのです。

新・きまぐれゆきと帳: 読者の皆さんへ報告(2)


 実際にこの台詞が使われた回が雑誌掲載されたのは1991年頃のはず。
 それを24時間以内って、なんですかね。



 僕が「話し合いの場を持ちたい」とメールしたのが7月16日。
 そのメールへの返事が来たのが一週間後の7月24日。
 その返信の中で向こうが指定してきた候補日が8月2日から4日。



 なぜ銃夢新装版でダメだったものが銃夢LOで大丈夫なのか…


新・きまぐれゆきと帳: 報告。


 月刊誌でよかったですね、と言うべきか、これ?


 で、集英社からのメールも公開されてるんですが


>まず大前提としてウルトラジャンプ編集部及び集英社は、
言葉狩りをしているわけではありません。


新・きまぐれゆきと帳: 報告2


 ・・・。
 新装版は最後まで出る事決定してるらしいですが、作品がどうなっちゃうのかはまだ不明。
 ちゃんと続き読みたいんですが、「皇国の守護者」って前例があるからなあ、ウルジャンは。



銃夢 新装版 1 銃夢 新装版 2