今証拠を出せるので言えば、1985年以前。最初が何時頃かは知りません。
同人誌即売会に関して言えば、大きくなったのは第三期同人誌ブーム以降だから1975年頃にはあったかもしれないですね。
もっと古い証言を持ってる方がいらっしゃったらぜひ教えてください。
具体的に1985年って言えるのは、須藤真澄が竹書房版「電氣ブラン」のあとがき漫画で
ある日のこと 即売会の売り場で ぼーっと座っていましたところ 朝日ソノラマの人が来て
うちの本で描きましょう
となりに座ってた 木村千歌といっしょに まとめ買いしてくれました
と85年の年号付で描いているのですよ。
この「即売会」が何かまではちょっと分かりませんが。
実際この1985年にデビュー、最初の単行本も出てます。
このあとがき漫画が載ってる電氣ブラン (バンブー・コミックス)はその復刻版ですね。
なので、1988年の四季賞入選はデビュー・単行本出版よりも後の話になるんですよ。
ところで、ちょっと気になったのだけど
http://comic.coresv.com/archives/352
もちろん同人をプロになる前(そして今も)活動の場としていた人というのは、これら以前、そして他のジャンルでもありました。
古くはうたたねひろゆきさんやCLAMPさん、それから時代を進めれば角川書店のファンタジー系雑誌に連載を持っている人たちに多かったですね。
・・・古くは?あー、まあ、そうなるのかなあ。
ここでいう「同人」が漫画パロディ、所謂二次創作の同人のみに限定されるものならば。
同人出身の漫画家って話になると、大雑把に言えば、加藤芳郎も石森章太郎も佐藤まさあきもいしいひさいちもあおきてつおも高橋留美子もプロになる前に同人活動*1やってたじゃねーかって話になるんだけど、その辺のくくりは難しいですよねえ。
実際、現在において「同人出身ではない」って言い方が適用できるのって
- (同人活動を経ずに)持ち込みや投稿からデビュー
- 同じく、アシスタントなどを経てデビュー
くらいになるんじゃないのかとも。
- 同人活動と並行して持ち込みや投稿からデビュー
- 同人誌即売会でのスカウトと持込が前後
- 学漫では描いてたけどそれ以外経験なし、出版社に勤める先輩の口利きでデビュー
- インターネットのブログやHPからのスカウト
どこからどういう線引きなのかってよくわかりません。
ぐら・こん出身のあだち充や神保あつしはどこに属するんだろう、ってね。