情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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松本久志「亡装遺体ネクロマン」がおっさんホイホイすぎる。



  

亡装遺体ネクロマン(1) 「HXL ヒーロークロスライン」004(マガジンZKC)

亡装遺体ネクロマン(1) 「HXL ヒーロークロスライン」004(マガジンZKC)


 講談社Yahoo!JapanがやってるWebコミック企画「ヒーロークロスライン」(以下「HXL」)の第一期単行本4冊が出てるんですが、その中でも松本久志の「亡装遺体ネクロマン」は妙に想定読者年齢層が高いアニメ・特撮パロディネタが多くて(分かる人には)とても楽しい作品になっています。



 この「HXLYahooコミック ヒーロークロスラインは、基本コンセプトが「ヒーロー」*1ということで、変身能力をもつ異能力者が出てくる作品が殆どなので、当然既存の特撮・変身ヒーローアニメ作品の影響が大きいのですが、その中でも特にそのまんまなパロディやネタが多いのがこれ。


 こちらから、第一話と最新話が読めるんですが、
 ヒーロークロスライン > 亡装遺体ネクロマン


 一話イントロからこれですよ。
  



 他にも子供には分からないであろうコネタも色々と。(これらは単行本より)
  
  



 表紙などにも描かれてるチェーンソーの「テキサス魂」は最初意味不明だったけど、巻末の小ネタ劇場*2でやっと分かった。


 




 もちろん、「HXL」の特徴である、全作品同世界観であることを生かしたのもあります。


 

 



 分からないネタがあっても、今ならネットで調べれば大概分かるのが嬉しいところですか。いやどうだろう。
 現在公開中の最新話の「ワシトクトイス*3とか微妙に改変されてるとどうかな、という場合もありますな。



 とにかく、その辺に心当たりのある方には「ネクロマン」お勧めです。


作者について


 松本久志講談社フレッシュマガジンでデビュー後、


 といった感じで色々連載を持っていましたが、既に単行本はほぼ全て絶版か重版未定。
 ボンボンでの作品は最終巻が出なかったりそもそも単行本化されなかったりで、この作品が実に4年ぶりの単行本(オリジナル作品としては13年ぶり)となっています。




#しかし、なんで独自じゃなくてマガジンZレーベルなんでしょうね。そこが不思議。

*1:というとちょっと大雑把か。ヒーロークロスライン - Wikipediaを参照。

*2:案内役の「岸田森 進一」はやっぱり好きなんですなあ、という感じだ

*3:もちろん「タカ」ですね

*4:当時

*5:これの打ち切り決定後の展開も特撮ネタかなり多かったな、そういえば。あと、第一話が単行本未収録のままだ

*6:これも休刊。越智善彦の「さいばーふぉーす」なんかの載ってた雑誌です