情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

雑誌やWEBよりも先に単行本に最新話・最終回が載るという、HXLの大英断


 本日、ヒーロークロスラインシリーズの最新単行本5冊が発売されました。
 ジエンド炎人 4―The last hero comes alive (4) (マガジンZコミックス) レイズマン・ゼロ 2 (2) (マガジンZコミックス) ALCBANE 3 (3) (マガジンZコミックス) 童子装甲BEE 2 (2) (マガジンZコミックス) 青の橘花 2 (2) (マガジンZコミックス)


 「HXL第一期」の完結に伴って、ジエンド以外は最終巻、ということになっています。



 が、そのうち3冊
 ジエンド炎人 4―The last hero comes alive (4) (マガジンZコミックス) ALCBANE 3 (3) (マガジンZコミックス) 童子装甲BEE 2 (2) (マガジンZコミックス)


 では、なんとWEB連載分よりも先の話が掲載されているんですよ。


 のどちらでも未発表、もしくはその1話先の分まで掲載されている(アルクベインに至っては、次シリーズ「審問官編」の序章まで収録されている)*1というサービスっぷり。


 こう。
  



 これまでの通例として、漫画の単行本というのは

  • 雑誌に掲載されたもののまとめ
  • 単行本描き下ろし
  • 描きなおし・またはサービス分


 などが収録されていたのですが、「今後、(WEB/雑誌)媒体に掲載予定」の話を先に単行本に掲載するというのは前代未聞の出来事といっていいと思います。
 これはWEB掲載という無料媒体と、単行本という有料媒体のバランスのある種新しいポイントになりえるかもしれません。
 (もちろん、雑誌休刊などの都合上単行本追加書き下ろしというのはありましたが、この後掲載される予定話が先に単行本に載るというのは滅多にあるもんじゃありません)


 この種の試み、他にも出て来てるんでしょうか。
 「雑誌読者」というのが居ないWEB媒体での発表作品における読者サービスとしては定着して欲しい形態かもしれません。
 次回、3月期発売分でも、同様の展開はあると思いますので、実に楽しみです。


 といった所で今回はここまで。

*1:っていうか、これはまだ続くってことだよね?嬉しいんですけど!!