科学朝日の1980年10月号*1に載ってた、「コンピュータ関連の広告です。
ファミコンが世に出るよりもさらに3年前ですから、スペックと値段が(色々な意味で)物凄いことになってます。
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SHARP PC-3100S
- CRT含む標準価格:250,000円
- ROM:24Kバイト、RAM:16Kバイト
- オンボードで最大32Kバイトまで拡張可能
- 10インチCRTディスプレイ(白黒)
- データの外部記憶にテープレコーダ使用可能
- オーディオカセット、プリンタおよびビデオ(白黒)用のI/F内臓。
- 演算速度や、プリント速度より早くキー操作しても入力されるバッファ機能搭載
最後のはすごいというより、人間の入力より遅かったのかというのに吃驚。
横河・ヒューレット・パッカード株式会社 HP-85
- 本体価格:1,030,000円*2
- ROM:32Kバイト、RAM:16Kバイト
- 5インチCRTディスプレイ(白黒)、カセットテープドライブ、サーマルプリンタを内臓
これはオールインワン型。当時で言えば、新車で乗用車が買える位のお値段です。
横河・ヒューレット・パッカード株式会社 41C マイクロカリキュレーター
- 定価:89,000円
- 基準で最大63レジスタまたは最大441プログラム・ライン
- 拡張機器もありまして
- プリンタ:126,000円
- 磁気カード・リーダ:70,000円
- 拡張メモリ・モジュール15,900円
- バーコード・リーダ41,000円。
所謂関数電卓。拡張機器はともかく、現在同等機能のものでも2,000〜3,000円くらいでしょうか。ノートPCとかあればいらない気もしますが。
マイコン通信講座
価格は書いてませんね。教材はRMC-1007と書いてあります。
- CPU:8080A
- ROM:1024バイト(1Kバイト)
- RAM:256バイト(1024バイトまで拡張可能)
- 入力:16進キーファンクションキー
- 出力:16進数表示6桁(アドレス4桁データ2桁)
- オーディオカセットインタフェース内臓、PHONOジャック付き、外部入出力コネクタ付き
絵を見る限り、基盤そのままにキーと液晶パネルが付いたものみたいですが、これが「入門者に最適」ってのはどうなんだろう。
#本来は特集記事1の方に興味があって買ったんですけどね。当時、「パーソナル」コンピューターを本当に個人で買ってた人ってどのくらい居たんでしょうね。