少女漫画から少年漫画、青年漫画に転向した漫画家というのは結構沢山居りまして。*1
古いところで、弓月光、和田慎二、最近だと、山下和美、佐々木倫子、竹本泉なんかそうですかね。
どれも少女・女性誌>少年・青年誌という流れですか。両方で描く人はあんまり無いのかな。
高橋葉介、千之ナイフあたりは後になって少女向け雑誌に描き始めた稀有な例かもしれませんが、ただ、ホラー系というのはどうも境界があいまいというか、少年・青年向けにそういうのを描く場所が存在しないからなのか、御茶漬海苔や三家本礼みたいに何処で描いても自分の路線、という人が多いような。
閑話休題。
そういう転向組のなかでも立原あゆみという人はよく分からない漫画家でして。
少女漫画でデビューして、チャンピオンを経由して漫画ゴラクにまでヤクザ漫画描くようになった人なんて、この人以外居ませんよ。
原作者としても積木爆名義で「タイマン張ったらダチ!」の名台詞を生んだLet'sダチ公の原作をやってたり。
なにこのパンク・ポンク。いや、おはようスパンク。
でも、そんなに今と絵柄変わって無い?。*3
併録の中で最も古い「ひとりぼっちのラブ」*4の表紙。
これは流石に違うなあ。この頃の読者に、この人が将来ヤクザ漫画描く様になるよ、と言っても絶対信じてもらえなかったろうなあ・・・。
以上、本気!サンダーナ完結記念特別企画でした。