情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

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漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

「パクリ」という言葉の使い方に違和感を覚えた例




 それから、料理人の高い水準をも、こちらの陣営にとりこむだろう。
 シェフを名乗る人たちは、思い切り実験的で、好きなだけ独創的になることができるものなのだ(目に見える斬新さが、結局はパクリでしかないとわかっても)。
 シェフは、自分が誇りをもって出す一品が、ほとんど失敗の許されない、恐ろしく正確な方法で調理されることを承知している。

 ジュリアン・バーンズ文士厨房に入る文士厨房に入る P23より。


 



 ニュアンスはあってるのかもしれませんんが、翻訳として「パクリ」ってどうなんでしょう。
 原文に当たってないけど、文語としては「模倣」「亜流」「焼き直し」なんかを使うのでは、と思うんですが。


 とはいえ、現代においては既に辞典にも掲載されてる言葉だし、アリなのかなあ。
 うーん。バーンズが今65歳だってのを考えるとやっぱりおかしいかも。


テニスに関する名言


 同書、P157より。


 レストラン経営者、ケネス・ロー(一九三〇年代にデヴィスカップに出場したこともある)が七十代後半に言った言葉。


 彼は、六十代に入ってからテニスがうまくなったとわたしに語った。
 そこでわたしは、どんなふうに、またどうしてなのかとたずねた。


 「もっとリラックスできるようになったから」と、彼はこたえた。


 この後、ジュリアン・バーンズがさらに深くこの言葉の意味を追っていくのですが、なるほど、と思わせてくれました。
 自分はその境地に至るのは難しいだろうなあ、とも。



文士厨房に入る
文士厨房に入る

読んだ本

  1. 週刊少年ジャンプ
  2. 週刊ヤングマガジン
  3. 週刊ビッグコミックスピリッツ
  • ジャンプ
  • ヤンマガ
    • 3本休載。なんか今週はビーチクやら見せあいやら多い気がする。
    • 一方的に言葉でイメージを押しつけられて、ここから信頼を取り戻すってもなあ。どうすんだ>賭博堕天録カイジ-和也編-@福本伸行
    • シーズン終了。一応謎を残しつつ引き。主人公はポジティブなだけに真相知ったらダメージ大きそう>みんな!エスパーだよ!@若杉公徳
    • 全面対決、ってもケツモチとか考えるに暴力で戦ったんじゃあ駄目なんじゃあないの>新宿スワン@和久井健
    • なにわ友あれとかぶるのはどうなんでしょう。ヤンマガらしいってことなんだろうか。>ケッチン@きらたかし
    • これはなんだ、伝奇展開なのか!?>七匹の侍@鈴木マサカズ
    • 脱いでも色気も何も無いな>COPPELION@井上智徳
  • スピリッツ
    • 連載100回記念巻頭カラー。習字で無くとも、漢字の書き取り帳とかもこういう風に教えればいいのになあ>とめはねっ!-鈴里高校書道部-@河合克敏
    • 身元チェックったって難しいわな。ブランデーそうめんは不味そうですが。>土竜の唄@高橋のぼる
    • それでも、昔に比べると映像・画像を撮る機器すげー軽く・長時間使えるからなあ。そういや、今回の震災って、関連映像が歴史上最も多く撮影されたものかもしれないなあ、とか>チャンネルはそのまま!@佐々木倫子
    • なんだこの最終ページ。おかしいだろ。原作・作画・担当編集、全員が納得して出してきてんだよな、これ。やっぱりおかしいだろ。>美味しんぼ@雁屋哲×花咲アキラ
    • 問答無用の衛星軌道攻撃は・・・、皇帝が居るからなんらかの防御手段あるのかもだが、周辺はダメだろこれ>鉄腕バーディー EVOLUTION@ゆうきまさみ