情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明

情報中毒者、あるいは活字中毒者、もしくは物語中毒者の弁明


漫画、あるいは小説、もしくはエッセイなどの
印象、あるいは連想、もしくは感想を書いてるBlog。

物語

漫画などの「サブタイトル」についてダラダラ考えてみた

今週のジャンプ目次コメントで、冨樫義博が Sサブタイトルというシステムに疑問を感じ始めてる。 Sサブタイトルきっかけで漫画買った事は一度も てなことを言ってまして、これってどうなんだろうなあ、と。 用語の定義 一つの長編作品に対して、タイトルが付…

中央通りの秋葉原付近も舞台になってる落語「反対俥」と、物語の成立時期の関わりの話(歩行者天国再開に寄せて)

万世渡って、北へ真っ直ぐ行ってくれ 落語「反対俥」にこのような一節があります。 この噺、人力車の車夫とその客を扱った話で、もともとは上方で演じられた噺「いらち俥」が東京に輸入されたもの。 噺のスタート地点は神田今川橋と言われていまして、現在の…

「本とかに実在の土地を登場させてもらって盛り上げようぜ!」ってのが何時頃からあったか、という話

漫画やアニメの舞台になった土地を訪ねる、聖地探訪ってのが話題になったりしております。 作者が(勝手に)舞台に設定して描くというのが本来なんでしょうが、逆にその土地を盛り上げて欲しい方面から提案が出ることもままあるようです。 じゃあ、何時頃から…

最近出版される小説は傾向偏りすぎだろ、という話

近来の小説を類別せし統計表によれば、全部を十としてその半ば五は皆これ女学生に関しての恋、 その一分半は華族に関して男女の間に必ず何等かの秘密を蔵せざるもの、しかも多くは不思議に伯爵以下なりという、 残る三分半のうち一分半は家庭の看板を掲げ、…